吉田孝行前監督が可哀想過ぎてワロタ
ヴィッセル神戸は17日、新体制に関する発表を行った。新監督には、スペイン人のフアン・マヌエル・リージョ氏が就任する。神戸は、17日午前に吉田孝行監督の退任と林健太郎アシスタントコーチの暫定的な監督就任を発表していたが、同日中に新監督が決定した。 リージョ監督は「日本のサッカーに前から興味を持っていました」と語り、特に日本代表チームに興味を持っていたことを明かした。その中で「日本人選手の技術の高さと、関係性のある基準に基づいて行われていると感じました。モデルがすでに存在している中で、クオリティーのある選手がいる。前提条件があるからこそ、私が導入したいと感じているフットボール観が導入しやすいと感じました」と神戸の監督を引きうけた理由を説明した。スポーツ報知より引用 |
このニュースにはワロタ。降格請負人の異名を持つリージョを途中就任させるとかリスク高すぎてワロタ。
神戸が「バルサ化」を進めているのは勿論知っているが、なぜリージョなのか?ペップ・グアルディオラが影響を受けたと公言しているから?正直リージョ程、評価と実績が乖離している監督も珍しい。
ペップが影響を受けただけなら、ファン・ハールとかも当てはまる。CL獲っててリージョよりどう見ても優秀なのに、日本ではクソ監督扱いされるファン・ハール不憫過ぎてワロタ。
サッカー観がペップに近いってだけで、リージョはバルセロナ内部の人間ではない。バルセロナのメソッドを知っているわけではない。元バルセロナの監督他におらんかったのかね?
例えばヴィッセルとバルセロナ、両クラブのOBであるミカエル・ラウドルップなんて、マジョルカとヘタフェで戦力に見合う結果出しているし、アジアのクラブを指揮した経験もあるから適任だと思うだけどな。(ちなみにイニエスタの憧れのプレーヤーでもあった)オファーしたけど断られたのかな?
マドリーがCWCで死闘を繰り広げた(笑)アルジャジーラで監督していて、今フリーのヘンク・テン・カテとか、プレミアで瞬殺されたフランク・デブールとかでもリージョよりはマシだと思うし。
リージョの評価
正直リーガ時代のリージョのチームは、マドリディスタの私にとっては守備がスッカスカでいいカモでしかなかった。
リージョは基本的に理想と共に爆死するタイプの監督である。使用するシステムは自身が考案したとされている4-2-3-1とか3-3-3-1とか色々。神戸だと今まで通り4-3-3かな。
ペップが影響を受けたからといって、ペップと同じくらい優秀ではない。ハッキリ言って、毛髪の量以外はペップが全て上回っている。
ペップがリージョに影響を受けたのは、戦術的な部分というより、自分の追求するフットボールに関しては妥協を許さない「理想の高さ・気高さ」の部分じゃないかと予想しているのだが…。
私はリージョが彼の志向するフットボールに見合うレベルのスカッドを率いた事を見たことが無い。Jリーグでポドルスキーとイニエスタがチームにいるのは戦力的に異常な事なので、正直どんな結果になるか興味深い。
イニエスタのようなスーパースターがチームにいても、新米監督の元で残留争いを繰り広げるガンバにホームで負けてるわけだから、今後のヴィッセルがどちらに転んでもおかしくない。Jリーグは各チームの力が拮抗した非常に難しいリーグだ。
思えばヴィッセル神戸は、レアルマドリードでかつて監督をした戦術家であるベニート・フローロ(92-93シーズンにヨハン・クライフ率いるバルセロナと激戦を繰り広げたが、最終節でテネリフェ相手にやらかして2位だった。国王杯は優勝。)で1stステージ18クラブ中17位という大失敗をしている。(2ndステージ途中に解任された)
ちなみにフローロもリージョと同じくプロサッカー選手としての経験が無かったという事も付け加えておく。