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国王杯ベスト32レアルマドリード対フエンラブラダ2nd Leg~それぞれの生き残りを賭けて

レアルマドリード

 

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とりあえず突破、ベスト16へ

ホームで3部のチームに2-2で引き分け。トータルスコア4-2で勝ち上がり。

結局、1st LegのPK2本が決め手になったので、次の試合が非常に心配になる試合であった。

先発も色々と謎だらけの布陣であった。

特に天才MFのオスカル・ロドリゲスを左ウイングで起用したのは謎であった。今日の彼を観て「コイツ微妙だな」と思った方は、グティが監督をしているUEFAユースリーグを観ていただきたい。(あっちなみにソラーリが監督をしているカスティージャは駄目です。クソ試合が確定しているので。)本来はインサイドハーフが適正ポジションなので、今日は才能の半分も出せなかったのではないだろうか?まぁベイルへのサイドチェンジなどキック精度の高さは見せたていたが…。グティのチームについては別の記事で書こうと思ってますので、また今度。

私が一番気になったのは、イスコ、ルーカス・バスケスの暗黒コンビが召集すらされなかったという事。この試合で召集されなかったという事は、ジダンはビルバオ戦で使うつもりかもしれない。そうなってくると今週末のビルバオ戦もクソ試合になりそうで、今からウンザリである。

いつからイスコやバスケスはこういう試合で温存されるぐらい重要な選手になったのか?たいして良いプレーをしていないこの二人が主力扱いで温存されている現状が、ジダン采配の頓珍漢さとマドリーの停滞を象徴していると言えるだろう。

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本拠地でチグハグな試合内容

 

試合の内容自体に話を移すと、コバチッチのような復帰初戦の選手や、プチ干され状態にあった試合勘の無い選手で構成されたチームなので、連動性が無く、コンディションも悪いという事で、非常に退屈なゲームであった。

怪我人は仕方ないとして、若手達をここまで腐らせたのはジダンの責任である。

特にセバージョスなどは1st Legは良いプレーを見せていたのだが、その試合からずっと干されていたので、今日はパスミスが多く、ボールも足につかない感じであった。こういう感覚でプレーする天才タイプの選手は定期的に出場機会を与えないと、コンディションを維持できないので、ジダンには選手起用の基準を考え直してもらいたい。セバージョスに限らず若手選手に対してほとんど試合に出てないのに、いきなり試合に出て良いプレーをしろと言われても無理があるだろう。

加えて途中からベイルが出場するまでは、チャンスがほとんど創れなかったという事もジダンには責任を感じてもらいたい。

普段はサイドバックとウイングの攻撃力で何とかなっているが、選手の個の力が落ちると全くチャンスが創れないといのは、チームとしての攻撃のデザインをジダンが選手に依存しているという事を証明している。
アンチェロッティの頃は、メンバーを落としてもそれなりに攻撃の形が出来ていたが、ジダンになってからは選手への個の依存度が増しているのは明らかである。

この試合を観てジダン本人が「若手ショボイから使えねー」とか思っているなら、無能ここに極まれりである。確かにテヘロ、テオ、セオアネ辺りのプレーは酷かったが、「戦術」という保険があれば若手達はもう少し良さを出せたハズだ。まぁジダンがここからいきなり戦術的に完璧なチームを作れるとは思っていないので、期待するだけ無駄なのだが….。

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選手評

 

ナバス 一点目はマドリーの正GKなら止めてもらいたいところ。冬の移籍市場で何らかの動きがあるかもしれないと思わせるには十分なミスだった。

ナチョ 完璧だった。相手のレベルを考えれば当然だが。

テヘロ はっきり言って対人の弱さからCBでは厳しいと思った。守備の出来るSBとしてやって行くのがベストなのではないだろうか。

アクラフ 久しぶりの登場だが、まずまずだったのでは。守備は安定しているし、後は攻撃面での貢献が出来れば良いのだが、カルバハルが凄すぎてどうしても見劣りしてしまう。

テオ 酷いプレーのオンパレードで本拠地でブーイングを喰らう。守備はそこそこ出来るので、勝利が確定した試合展開の時はマルセロを休ませて経験を積ませたい。テオのお笑いプレー連発を受けて、コエントランの方が良かったと言っている人もいるようだが、コエントランはCL連覇の優勝パレードを体調不良で休むような男なので私はイマイチ賛同できない。(コエントランがテオより良い選手なのは間違いないが…..)

ジョレンテ 個人的にMVP。攻撃でも守備でも効いていた。もっと主力達とプレーさせて、成長を促したいところなのだが、ジダンはカゼミーロを使わなくてもいい試合でも使うので難しいか。

セバージョス 試合勘不足からかミスを連発。ただ後半は良くなっていた。ただプレッシャーの激しいエリアでボールを受けて、ゲームを動かそうとするパーソナリティは評価したい。

コバチッチ この試合で怪我から復帰。クロース、モドリッチがいないので自ずと司令塔に格上げ。割と伸び伸びやっていたのではないだろうか。セバージョスがミスだらけだったのを鑑みると、いかにコバチッチが凄いかわかる。

オスカル・ロドリゲス なぜか左ウイングで起用される。クロースがウイングでプレーしているようなモノなんですけど…。ただベイルへのサイドチェンジなどキック精度の高さは見せた。そろそろ一部のチームにレンタルで武者修行をしてもいいかもしれない。

フランチュ 右ウイングで起用された。どうやら周りの選手と連携して崩すタイプのようで、連携が希薄で良さを出せなかった。ただ無闇矢鱈にクロスを上げるバスケスよりはマシである。外のクラブに出て武者修行して、個の力を磨いた方がいいかもしれない。

マジョラル 2回のチャンスで2点と決定力の高さを魅せ付ける。ベンゼマなら確実にどちらかは外していたハズで、彼の決定力は確実にベンゼマより上である。試合終盤の2失点目のシーンもセンターフォワードのポジションから自陣ゴール前まで走って戻るなど、意欲的にジダンの凝り固まった脳内ヒエラルキーを崩すために努力している。これでもジダンがベンゼマを優遇し続けるなら、彼にはどうしようもないだろう。

ベイル ファーストタッチでレベルの違いを魅せ付ける。あのアウトサイドのクロスは限られた人間にしかできない代物で、彼のキック精度は素晴らしい。後はケガをせずに定期的に出場できるかが問題である。

セオアネ コバチッチと交代で出場。酷いミスで2失点目の原因に。それ以外印象に残らなかった。

ケサダ オスカルと交代で出場。特に印象に残らなかった。