西野よ。お前は何がしたいんだ？
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ガーナ戦は「人気者大集合！」のエキシビジョンマッチみたいな感じで当然の如くホームで敗戦。
言うまでもなくヨーロッパ予選を勝ち抜いたスイスはガーナより強い。負けても仕方ないが、ポジティブな発見を期待したい一戦である。
で、スタメン。
3バックをあっさり諦めた？西野監督。もう何なの？この監督（笑）本番まで3週間しか時間ないんだから、試行錯誤している時間などないはずなのに、この迷走っぷりである。じゃあ最初から4-2-3-1でやっとけよ。
ほんで選手交代後のメンバー
まぁ予想通りの交代策。酒井高徳のプレーはもう二度と観たくない。マジでスパイレベルの守備。どうせ「忖度ジャパン」と揶揄されるんだからウッチー（内田）を入れた方が有益だったのは間違いない。
結局試合は2-0で完敗。決定機と言えるのは序盤の原口のシュートぐらい。「どっかでこういう試合観たような…」って思いながら試合を観てたのだが、これザックジャパンがベラルーシとセルビアに2連敗した時とソックリだわ。そしてあの時よりもチームは機能していない。なぜなら主力選手も劣化していて、連携も希薄だからだ。
個人的に気になった点
試合を観てて気になったのは、大迫と本田の相性の悪さ。この二人はどちらも下がって受けたがる。ようはタスク被り。どっちか一人で良い。
個人的には本田も大迫とポジションを争うCFW枠で良いと思うけどね（個人的にはボランチで試して欲しいが西野じゃ無理か）。ほんで裏抜けできる武藤辺りと組ませるのがベストなのでは。レベルは全然違うが、ベンゼマが受けたらロナウドが裏を狙う。それだけの事。ベンゼマは二人はいらん。
あと本田さんコンディション悪すぎ（笑）何アレ？衰え？だとしても悪すぎる。本番にトップコンディションになるように調整しているのだと信じたい。
本田が叩かれまくってて、話題にならないが宇佐美も酷い。本田と香川の代表入りが不当だと叩いている人が多いが、個人的には宇佐美の代表入りの方が不当だと思う。打開力皆無。後半投入された乾のプレーと見比べれば違いは明らか。攻撃も守備も代表入りに値しない。原口も攻撃はワロス連発だが、彼は守備をある程度するのでまだわかる。
ザッケローニジャパンのリバイバルだから仕方ないのだが、ピッチの幅を使えなさ過ぎる。なんでそんなに中央突破に拘るのか？結局、サイドバックが幅を取るために高い位置にいなければいけないので、カウンターに対する脆弱性も復活（笑）
ハリルの「縦に速いサッカー」を拒絶して「俺たちのパスサッカー」を復活させたのに、プレスかけられて出し所が無くなると結局ロングボール蹴ったりしてるし、もう何がしたいんだかわからん（笑）
ただ後半に入った乾が
「（攻撃の組み立てが）狭くなっていたので、右で作ってもらって逆サイドに振ってもらえればフリーというのはいっぱいあったので、そういうシーンが増えればいいかなと思って張ってました」
とマトモな事を言っているので、この意見が採用される事を願いたい。
西野ジャパンが勝つためには…
良かった点を敢えて挙げるとすれば、怪我明けの酒井宏樹と乾のプレーは良かった。あと大島と柴崎もまぁまぁの出来だった。この二人の共存も観てみたい。
勘の良い人は気付いたかもしれないが、この４選手は 「ザックジャパンの主力じゃなかった選手で、モダンなサッカーを志向するクラブチームに所属」している選手である。
つまり「俺たちのサッカー」という毒素に侵されていない選手達だ。
西野ジャパンが奇跡を起こすとしたらこの4人を中心に据えたチームを構築するしかないのでは。本田と香川は使いようによっては「使える駒」ではあるがコンディションが悪い上に、西野監督の「フリーダム野放しサッカー」では悪い部分の方が強調されてしまっている。
となると上のようになる。
無得点が続く攻撃に関しては、乾がやってたが、ペナルティエリアの深い位置に侵入してグラウンダーのクロスで合わせるぐらいしか思いつかん。まぁでもモイーズクロス戦法よりはマシだし、乾はスペインでそのプレーを出来ているわけで、コチラの方が得点に繋がる確率は高いのではないだろうか。
だが日本が勝つ確率よりも、西野監督が香川と本田を同時にベンチに置く確率の方が低いという…。アカン、詰んだわ（笑）
