ドライサウンドで音質比較
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前回、オヤイデと一般的なUSBケーブルで音質比較をやったが、その時の音源はコンプ、EQ、リバーブなどのエフェクトがかかった、いわゆるウェットな音源だった。
興味がある方は上のリンクから飛んでいただいて比較していただければと思うが、正直自分には「言われればたしかに違うかもな」ってレベルの差しか感じなかった。
なので今回はより違いがわかりやすいであろう、何にもエフェクトがかかってない、ドライなサウンドで録音した音源で比較してみる事にした。
一般的なUSBケーブル
まずは一般的なUSBケーブル(長さ2m)のサウンド。エレキギター(レスポールのフロントピックアップ)をRME UFX+のHi Z端子に接続して、指弾きでアルペジオを録音。
勿論、PCにはこのUSBケーブルで接続している。
pro toolsで録音して、コンプもEQもリバーブも何もかけていない。
その音源ファイルを16bit、44.1khzのWAVファイルでバウンスしている。
※音が出ます
oyaide(オヤイデ) class S
次にオヤイデのUSB(長さ1m・価格は約8000円)のサウンド。
勿論セッティングは全く同じで、オーディオインターフェイスからPCに接続するUSBケーブルだけが変わっている。
ではどうぞ。
オカルトと言われそうだが…
前回の3トラック重ねた音源よりも、こっちの方が違いがわかりやすい気がする。
なんかオヤイデの方が音の芯がシッカリしてるというか、高音がかなりしっかり出てる気がする。
実際アナライザーで見てみても…
上が一般的なUSBケーブルで録音したトラックのアナライザー。
上がオヤイデで録音したトラックのアナライザー。一般的なUSBケーブルと比較すると2000ヘルツ以上がかなりしっかり出ている。
最初、「USBケーブルで音質が変わる」と聞いた時は眉唾物だったが、実際使ってみると、ケーブルの材質・メーカー、長さなどによって音質は変わるようだ。
だが高いUSBケーブル=「良い音」とも言えないのが音楽の難しい所。
今回比較に使用したオヤイデのケーブルは高域がしっかり再現されるケーブルだったが、人によっては「高域が強調されててキンキンしてて嫌だな」と思う人もいるはずなので、「自分の納得できるサウンドが得られれば良い」というスタンスの人はどのグレードのケーブルでも自分が良いと思うケーブルを選べば良いのかなと思った。
一方で「データの損失を最小限に抑えたい」というスタンスの人は高いグレードのUSBケーブルを選べば良いのではないだろうか。
俺はこれ以上深入りするとオーディオ沼にハマりそうなので、ここら辺で止めておこうと思う(笑)