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リーガエスパニョーラ17-18第25節レアルマドリード対アラベス~戦術ルーカス・バスケス

レアルマドリード
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「なんなんすかこのスタメンは?」(by松木安太郎)

 

リーガエスパニョーラ17-18第16節レガネス対レアルマドリード~無能な監督、そして凡庸な試合。

 

先発見てお茶吹き出しそうになったわ(笑)

まーたセバージョスとマルコス・ジョレンテを外したジダン。当然のようにマジョラルとアクラフはシカト。

前日会見でのセバージョスについてのジダンのコメント

 

「セバージョスには申し訳なく思っている。あの後彼には謝ったよ。」

 

ワイ「うむ、さすがのジダンもアラベス戦はセバージョスを使うつもりだな。よしよし。」と思ってたのに蓋を開けてみると、またまた機能しているとは言い難いカゼミーロとコバチッチのダブルボランチ。

 

クロース、モドリッチが怪我で不在の状況で、ミッドウィークに試合があった今週。しかもホームで格下のアラベスとのゲーム。この状況で使わないのであればレンタルで出してあげるべきだったと思うのだが、何を期待して残留させたのかジダンには説明してもらいたい気分だ。公で話す必要は無いかもしれないが、セバージョス、マルコス、マジョラル辺りにはそこらへんをしっかり説明してあげてほしいと思う。

 

この試合はアセンシオが「親知らずを抜歯した」とかいうお笑い離脱でメンバー外。色々と試すチャンスがあった試合だと思うのだが…。

個人的にはマルコス・ジョレンテ、セバージョス、コバチッチの3センターとBBCが見てみたかった。そして試合が決まったらカルバハルとBBCの誰かを休ませるというのがベストだったと思うのだが…。

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バスケスのプレーの変化

 

まぁ文句言っても仕方ないので、試合に話を戻すと、試合自体は前線の活躍で4-0の圧勝であった。

ただアラベスのレベルは予想以上に低く、そこまで評価できないというのが偽らざる本音だ。

スウェーデンのエド・シーランことグイデッティにもうちょい決定力があればもっと苦しんだかもしれないし、後半最初の2点目でアラベスの気持ちが切れてしまったようにも見えた。

 

そんな中で目についたのはルーカス・バスケスのプレーの変化だ。

 

この変化がジダンの指示なのか本人の判断なのかはわかりかねるが、確実に今までのプレーとは違っていた。

 

cap148.jpg

 

具体的に言うとプレーエリアが今までのバスケスとは変わっていた。今までのバスケスは大外のレーンからフンワリクロスを上げて、DFにブチ当てるor跳ね返されるの2択だったわけだが、今日は上の図のようにペナルティエリアの幅の中の右側でプレーするシーンが目立った。

 

cap149.jpg

 

写真のシーンはベンゼマがゴールするもオフサイドで取り消されたシーン。このようにペナルティエリアの幅の中でプレーしており、大外のレーンはカルバハルに任せている。得点は取り消されたが、今までは見られなかったシーンだと言えるだろう。

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バスケスを覚醒させたプレーエリアと選択肢

 

このシーンのバスケスの選択肢を可視化すると。

 

cap149改.jpg

オーバーラップするカルバハルへパス
ベンゼマへスルーパス
ベンゼマに楔を入れてワンツー
ファーへクロス

まぁざっとこんな感じか。

 

逆に大外レーンでプレーしている時。

 

cap156.jpg

 

意気揚々とドリブルスタート。

 

cap157.jpg

 

そしてフンワリクロスをDFにブチ当てる。マドリディスタにはお馴染みの光景。まぁ選択肢と言ってもカルバハルに出すぐらいしかない。

このようにプレーするエリアによって選択肢の数がまったく違うという事がわかる。バスケスに大外でプレーさせるのであれば個の力がどうしても足りない。それこそエムバペ級の馬力が無いとジダンの要求は満たせないだろう。(エムバペは守備しないけどww)この役割ならベイルとかの方が適している。だがペナルティエリアの幅の中でプレーすれば、カルバハルが大外レーンのタスクを受け持ってくれるので、バスケスの馬力不足は目立たなくなる。

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バスケスは流川だった?!

 

安西ジダン先生「2本のパスは布石・・・ あれでアラベスDFの頭にパスもあると入った。一つに絞れないから考える。ディフェンスは後手になる。今度は抜ける。」ってジダンが思って修正したのかはわからんが、今日のバスケスはこのシステムの恩恵を受けてプレーしていた。

 

実際他にも

 

cap154.jpg

 

ベンゼマからパスを受けて

 

 

cap155.jpg

 

エリア内に侵入してシュート。写真には写ってないがベイル、ロナウドがファーから突っ込んで来ててそれが選択肢になっている。

というわけでこのシステムは今日の試合では機能していたと言えるだろう。

だが前述したようにアラベスのレベルの低さ、2失点目以降のモチベーションの低さも手伝っての話なのであまりアテには出来ないと個人的には思う。(笑)

 

その理由がこのシーン。

 

cap152.jpg

 

中盤でボール持つバスケス。

 

cap153.jpg

 

あっさり奪われてカウンターを受ける(笑)

というわけでもっと相手のレベルが上がれば通用しない可能性もあるので、現時点では何とも言えない。ただ下位相手のオプションとしてはアリだと思う。ていうかこの役割ならアセンシオでもセバージョスでもイスコでも良いのではと思うのだが。なんでバスケスじゃないと駄目なのかはジダンのみぞ知る(笑)

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選手評

 

ナバス クリーンシートなので文句なし。

テオ マルセロ的なカットインを見せるなど、本人もPSG戦の出場に意欲を見せているように思える。マルセロに勝つには最後の精度を改善する必要がある。

カルバハル おそらくジダンがアクラフを信用しておらず、自分は休ませてもらえないという事を悟っていると思われる(笑)ちょっと抑え気味だったが、PSG戦ではギアを上げてくれるはず。でも本音を言えばヘタフェ戦かエスパニョール戦のどちらかで休ませてほしい。怪我は勘弁。

ナチョ 文句なし。

ヴァラン 今日は安定してたと思う。

カゼミーロ 若干上がるのを抑えていたように思えるが気のせいか?そもそも上がっちゃイカンのだが(笑)

コバチッチ 今日もヌルヌルドリブルでボールを運ぶ。最近の試合みたいにアンカー的に使うなら、モドリッチ、クロース、コバチッチの3センターで良いのでは。

ベイル オープンな展開になってからは無敵。

バスケス 前述した通り、システムの恩恵を受けている。別に急激に上手くなったわけじゃないので期待しすぎるのは禁物だ。彼はマドリーの流川楓ではない(笑)

ベンゼマ チャンスでズッコケる、同胞のテオにシカトされてパス貰えず、PKを恵んでもらうなどネタキャラ要素が強調されがちだが、一点目のロナウドへのアシストはスペシャルだ。結局マドリーの10番はベンゼマなのだと思わされた。

ロナウド 一点目はコンディションの良さの証明。2点目も彼のポジショニングセンスの良さが出た。

セバージョス センスと技術を持っているのは短い時間でもわかった。ほとんど主力組とプレーしていないのでもっとプレーさせるべき。ヘタフェ戦かエスパニョール戦で先発で見てみたい。

マルコス・ジョレンテ ボールを失って色々と言われている。ただカゼミーロと代わりに入ったので、「えっ?!カゼミーロ先輩と交代?俺もカゼミーロ先輩みたいに前に上がらないといけないの?どうすればいいんだー!あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!」みたいな感じだと予想(笑)個人的には試合勘と連携の問題だと思うので、まぁ監督次第だろう。守備のポジショニングは問題ないと思う。

ジダン 前述した通り保守的なスタメンには失望。あとエスパニョール戦かヘタフェ戦でカルバハルを休ませるという事を忘れないでもらいたい。そろそろモドリッチ、クロース、マルセロが間に合わなかった場合のPSG戦の布陣を試運転してもいいと思うのだが、ちゃんと考えてんのかな?100%間に合うと思ってて、何も考えてなさそうで不安になるわ(笑)