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リーガエスパニョーラ17-18第37節レアルマドリード対セルタ~ジダン続投決定ってマジ?!

レアルマドリード
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今シーズンベルナベウ最終戦

 

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セビージャ戦では悉くジダンの采配が外れて敗れたマドリー。今日は今シーズン最後となるホームでのリーグ戦。セルタとのアウェーゲームは引き分けだったので、しっかり勝ちたい。

 

まずスタメン。

 

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まぁ特に驚く所は無いかな。疲労が蓄積しているラモス兄貴は休養。ナチョがCBで先発。右サイドバックはアクラフ。システムはイスコを左ウイングに置いた4-3-3。まぁベイルの2トップ起用を止めた事、4-3-1-2を諦めた所は評価したい。

 

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セルタの先発。イアゴ・アスパスはベンチ。

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セルタの心を砕いたベイルの2点目と浮かび上がる問題点

 

試合は6-0でマドリーの快勝。久しぶりの無失点での大勝という結果という点ではパーフェクトな試合となった。まぁセルタのモチベーションの低さと、両チームの選手の能力差を考えれば、この結果は妥当だろう。本来レアルマドリードというチームはホームではこういう試合が当たり前なんですけどね、ジダンさん。

 

6-0での快勝だがジダンの采配で特筆すべき所は無かった。ただ2点目のシーンは良かった。

 

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まずモドリッチが右サイドでボールを回収。この時ベイルはまだ自陣の低い位置にいる。

 

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ほんでクロースへ。ベイルが走り出す。セルタはここでボールを奪い返してショートカウンターを発動させたい。

 

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プレスを掻い潜りボールは最終的に左サイドのイスコへ。ここから右サイドの裏へ走るベイルへ。そしてベイルの2点目が決まった。

 

このシーンはボールが右サイド→左サイド→右サイドと動いている。つまりピッチを幅広く使えており、CL決勝で戦うリバープール相手にも通用する攻撃であった。リバプールも基本的には前でボールを奪いたいチームなので、最初は「ジダンのリバプール対策か?」と思ったのだが、ジダンに限ってそんなわけないわな(笑)マドリーの選手が優秀だったというだけだろう。もしCL決勝でこの攻撃パターンでゴールしたらジダンに土下座不可避(笑)

ただリバプール戦に向けて一つ問題がある。それについて次の項で説明したい。

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アンチェロッティがイジャラメンディを使わずにクロースをアンカーにした理由

 

このゴールの一連の流れに関わった選手はモドリッチ、クロース、カゼミーロ、マルセロ、イスコ、ベイルである。ここにCL決勝で先発確実なロナウドが入ったとしよう。ロナウドが入ればおそらくポジション的に今日のイスコのポジションで先発だろう。そうなるとロナウドがカウンター時にイスコのように低い位置にいる事はほぼ無い。おそらくもっと前方のスペースに向けて走り出しているだろう。となるとこのカウンターでのゴールは生まれなかった可能性が高い。

 

仮にベイルの所にロナウドが入ったとしても、イスコとロナウドは2人共左サイドを好むのでカウンターは上手く行かなかった可能性が高い。

 

つまり現状BBCを先発させるためには中盤のカゼミーロを外して、もう一人攻撃的なMFを入れる必要があるという事だ。モドリッチ、クロース、カゼミーロの中盤だとプレスを回避するために十分ではない。それが理由で昨シーズン終盤にジダンはイスコを先発で使うようになった。それが4-3-1-2の始まりである。

だが皆さん御存知のように4-3-1-2の布陣はリーガの前半戦で、前線のリソース不足で機能不全である事を露呈。その後も何度か4-3-1-2の布陣で臨んだがどれも試合内容は芳しくなかった。
つまり

BBC先発 相手を押し込んだ時の破壊力は魅力的だが、前線のプレスに苦しんで前線にボールが届かない事が多い。
イスコ先発の4-3-1-2 プレス耐性はあるが、前線の数が減ってロナウド依存が強まる。
カゼミーロ外してクロースアンカー プレス耐性最強。前線の数も足りている。だが守備時のバイタルスッカスカ
ベイル、ロナウドの2トップで4-3-1-2 ベンゼマの不在で機能せず。ベルナベウで凡庸なユーベ相手に何もできないぐらいのクソ布陣。

となる。

 

アンチェロッティはBBCを機能させるためには、クロースアンカーじゃないと攻撃MFの数が足りなくて、攻撃が上手く行かないという事を知っていたのだろう。振り返ってみれば15-16シーズンのCLは「BBC+カゼミーロアンカー」の布陣だったが、一度も前プレをかけてくる相手と対戦しなかった。BBCで戦ったウォルフスブルグもアトレティコもカウンターのチームであった。仮にペップバイエルン相手だとどうなっていた事か…。そしてリバプールはプレッシングからのカウンターを得意とするチームだ。

どの布陣を選らんでも一長一短なのは明白。さてジダンはどの選手をキエフのピッチに立たせるのか?

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ジダン続投?ネイマールは来る?

 

観てて気になったのはwowowの実況が「ジダンは来期も続投が濃厚になったという報道が~」的な事を言ってたのだが、そんな報道あったっけ?最近はネイマール関係ばっかだった気がするが。リバプールに負けたら普通にクビだと思うのだが…。リバプールに負けてもジダン続投ならペレスどんだけジダンの事好きなんだよ(笑)

 

ジダンは以前の会見で

自分で決められるのであれば監督を続けたい。ただ、18年マドリードにいて、ここでは、(契約を更新するには)どのようなことをしないといけないかは、わかっている

って言ってたから、まだ何も決まってないと思うのだが。wowowの解説はバルサ寄りやし誤報流すし、ホンマ無能やわ。

 

個人的な見解を言わしてもらうと、ケパのような若手ですら「ロッカールームの雰囲気ガー」と拒絶したチキンジダンが、超特大の不満分子になる可能性があるネイマールを欲しがるとは思えない。

それにジダンにプレーエリア丸被りのロナウドとネイマールを共存させる引き出しがあるとも思えない(笑)というわけでジダンの続投すら決まっていないのに来シーズンの獲得など決まっているはずもない。最近のネイマール報道は紙面のスペースを埋めるための「賑やかし」だろう。

リーガは残すはビジャレアルとのアウェーゲームのみとなった。ビジャレアルは弱くは無いので良いテストになるだろう。ホームではベイル、ロナウド2トップの4-3-1-2によるクソ試合で負けているのでしっかり勝ってもらいたい。

この試合の先発メンバーが大きな意味を持つのは言うまでもない。

 

今日の試合後のジダンのコメント

「決勝の先発11人を選ぶのは、頭が痛いね。今日は素晴らしい試合をして、それは重要な事だった。まだ(11人は)わからないよ」

「何かとんでもない布陣を選びそうで怖すぎワロタ」

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選手評

 

ナバス ヴァスのヘディングを弾き無失点に貢献。

マルセロ 若干省エネプレーだったが、W杯もあるしそれは仕方ない。CL決勝はやってくれるはず。

アクラフ 前も言ったが、スピードに乗った時のプレーは中々良い。なので今日のようにオープンスペースのある展開だと活きる。問題は相手に引かれてスピードが出せない状態でのプレーである。レンタルで経験を積んでそこら辺を改善させたい。

ヴァラン 不安定さが消えて成長を感じた。「ペペの放出ガー」というマドリディスタの意見も理解できるが、彼にとっては良かったのではないだろうか。

ナチョ やっぱCBの方が良いよ。ほぼ完璧だった。

カゼミーロ 攻撃は凡庸。だが後半22分のマイナスのクロスをケアした所は良かった。あれが出来るならピッチに立つ価値はある。

クロース 1ゴールを記録。まぁ普通。

モドリッチ ベイルの1点目をアシスト。2点目も彼の守備から。実質MVP。怪我するのだけは勘弁。

イスコ ゴールはお見事。だが前半はそれ以外はミスだらけ。後半はマシになったがまだ本調子ではないように見えた。

ベイル 爆発的なスピードで前掛かりになったセルタDF陣を破壊。何だかんだでリーグ戦15ゴールを達成。プレミアでサラーがヤバイ!とか言われてるけどベイルがプレミアで年間MVP獲った時のパフォーマンスの方が全然ヤバイよね。ベイルは良い選手だよ。使い方次第。

ベンゼマ またもや「10番としては最高、9番としては最低」モードに入った模様。だが現状欠かせない選手。

マジョラル ようやくジダンはマジョラルの有能さに気付いた模様。遅すぎワロタ。

アセンシオ またもや左のワイドで起用。本人が自主的に中央や右サイドにポジションチェンジしているのが全てを物語っている。

バスケス 何で使われたのかマジで意味不明。しかもまたもや中央の狭いスペースで受けようとしてロストしているし。頼むから4-3-3の時は守備と攻撃の幅取りだけに専念してくれ。

ジダン 今日の采配は特に不満は無い。敢えて言うならベイル→バスケスの交代は意味不明。守備職人のバスケスにあんなにリスクを侵してポジションチェンジさせるなら、セバージョスとかでも良いと思うのだが。ベンゼマを早めにマジョラルに代えたが、マジョラルを攻撃カードの一つとして数え始めたならそれは良い兆候だと言える。まぁ今更何を言っても無意味だ。CL3連覇たのんます。