選手生命が危ぶまれる世界最高の右サイドバック
察しのいい人はタイトルだけでわかっていただけると思いますが….
ヤバイ。カルバハルがここにきて長期離脱はヤバすぎる。
せっかくベンゼマ、マルセロ、テオと怪我人が復帰してきて、これからチーム状態が上向いてくるという時に…。
しかもあまり前例がない病気なので、アスリートのように心肺機能を酷使する職業は万全を期す必要があるようです。
絶対安静(この間はトレーニング出来ない)で治療→完全に回復してからリハビリ開始ということで復帰まで相当な時間を要すると見られます。
どんなに時間がかかっても完全に回復してくれるならまだいいが、最悪の場合は引退の可能性もあると言われている。
サルガドが退団してから、サイドバックに対する要求が高いレアルマドリーにやっと現れた世界最高の右サイドバックなのに….(しかも生粋のカンテラーノ)
悲劇の天才MFデラレッドのケースと酷似している
こういうことがあると否が応にも悲劇の天才MFルベン・デラレッドを思い出す。
彼もカンテラーノで将来を嘱望されていて、レアルマドリーのレジェンドになることが約束されていた選手だった。
クロースやシャビ・アロンソに匹敵する才能の持ち主だった彼は原因不明の心臓疾患で引退を余儀なくされた。それは彼が25才の時だ。奇しくもカルバハルも現在25才である。ヘセといい何故マドリーの期待のカンテラーノはこうも不運に見舞われるのか……。
まぁこれはあくまでも最悪のケースの話だが…。閑話休題。
カルバハルがいつか復帰することを信じて待つとしても、それまではナチョ、アクラフ、バスケスの誰かを右サイドバックに使うことになりそうだ。
思い切ってここはアクラフの可能性に賭けてもいいかもしれない。はっきり言って現在18才のアクラフは同年齢の時のカルバハルより上だと私は考えている。サイズ、フィジカル的にも悪くない。世界最高のプレーヤー達と多くの時間を共にすることによって急激に成長する可能性は多分にある。
ポジティブに考えれば最高レベルのサイドバックを2人抱えるチャンスとも言えるかもしれない。
災い転じて福となす….。この言葉を今ほど強く信じたいと思ったことはない。