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17-18CLベスト8ユベントス対レアルマドリード1st Leg~歴史を上書きしたロナウド

レアルマドリード
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なぜか快勝でワロタ

 

関連記事:CLベスト16レアルマドリード対PSG 2nd Leg~世紀の凡戦、犯人はエメリリーガエスパニョーラ第30節ラスパルマス対レアルマドリード~カナリア諸島への慰安旅行ワロタ

 

試合はクリスティアーノ・ロナウドが2ゴール1アシストと大暴れ。08-09シーズンにデルピエロがベルナベウで喝采を浴びたが、今日ユベンティーノから喝采を浴び、それに匹敵するインパクトを残した。加えてユベントスホームでマドリーが勝ったのは過去に一回だけで、その時決めたのが御大ディ・ステファノ。まさに歴史を上書きしたロナウド

 

結果的にアウェーゴール3つと無失点でベルナベウへ帰還。正直なんでこんなに簡単な試合になったのか無能のワイにはよくわからん(笑)カナリア諸島への慰安旅行でリフレッシュしたのが良かったのか?

取り敢えず両チームのスタメンを。

 

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これがマドリーのスタメン。ラスパルマス戦の記事で予想した通り、イスコ先発の布陣を敷いて来たジダン。イスコの代表での活躍を受けて、スペインメディアはイスコ起用をプッシュ。「まぁジダンならそうでしょうね」という感じで驚きはなかった。まさに忖度采配(笑)正直この時点では「激戦不可避ww」と思っていた。アセンシオ先発を望んでいた私はちょっと落胆。

 

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ほんでこれがユベントスのスタメン。ピアニッチの所にはベンタンクールが入った。サイドの守備を気にしてなのか、アレックス・サンドロを中盤に配置。ユーベファンには申し訳ないが、正直ビッククラブの余り物で作った感が半端ない(笑)スカッドのクオリティの差は一目瞭然。

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狂ったアッレグリのプラン

 

試合を振り返ると、ユーベの誤算は開始早々の失点が全てだったのかなと。アッレグリは「マドリー相手にはどのみち点は取られる。ならば攻撃力を追求したかった。キリッ」とか試合後の会見で言ってたようだが、攻撃的に振る舞うならサンドロの2列目起用は謎だし、デシリオとリヒトシュタイナーの2択でデシリオを選ぶのも個人的には謎。デシリオとアサモアは攻撃でも守備でもイマイチであった。まぁ私はユーベの試合を全て観ているわけではないので、ユーベファンからすると「無能乙」なのかもしれないが。

先発メンバーを見る限り試合後のコメントは建前で、アッレグリは「0-0の状態を長く続けて、マドリーの集中が切れた時間に得点を狙う」プランだったのではと予想。

だがそのプランはジダンの起用の期待に応えたイスコ、異次元の決定力のロナウド、スクリーンでロナウドをフリーにしたベンゼマ、この3人によって潰えてしまった。(あの角度から右足アウトサイドでサイドネットを揺らすロナウドは意味不明ww)

あとアッレグリのもう一つの誤算はセリエAでは最強コンビであるイグアイン&ディバラのコンビが、マドリーのCBに全く通用しなかった事だろう。セリエAではこの2人を中心に相手DFを殴り続けていれば得点になるが、ビッグマッチ時のラモスとヴァランは人間辞めているレベルなので、やはり戦術では埋め切れないぐらい選手のクオリティに差があったなという印象。

 

なのでマドリーの勝因を要約すると、

①ロナウドの決定力が異次元
②ラモス&ヴァランのコンビが人外
③ディバラの退場(ディバラのイライラは主に②が原因)
④祈祷師ナバスが体内にデヘア神を降ろす事に成功(ついでに髪型もデヘア)

こんな感じになる。

 

正直ジダンの采配が当たったって感じもしないのだが(笑)まぁ勝ったから良いとしよう。強いて言うなら現在のケイラー・ナバスの好パフォーマンスは、ジダンがケパの獲得を見送った事が要因になっている可能性は否めない。ナバスが「自分を信じてくれたジダンのために」という心理的状況である事は間違いない。なのでこの点に関してはジダンの人徳というか功績と言えるかもしれない。

あとふと思ったのだが、アッレグリみたいな策士タイプにはジダンの「野放しフリーダムサッカー」はやり難いのかもしれない。

実際、全試合観てるマドリディスタですらジダンの考えは意味不明である。現役時代は人間離れした超絶技巧から「宇宙人」と呼ばれていたが、監督になっても別の意味で宇宙人。尽くアッレグリの戦前の予想が外れた可能性がある。なので1st Legは全て上手く行ったが、2nd Legはジダンの采配が全外れする可能性もある(笑)加えていつぞやのシャルケ戦のように伝統の舐めプが炸裂する可能性もある。なので予断は全く許さない。

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トニ・クロースの凄さ

 

別に今始まった事じゃないのだが、この日もクロースがスーパーだった。そらクロース、モドリッチ対ベンタンクール、ケディラじゃジダンが無能でアッレグリが名将でも勝てんわな。そのクロースの凄さを端的に表したシーンがあった。

 

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まずボールを貰いに降りて来る。しっかり首を振って周りを確認。

 

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右足でトラップ。

 

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ここで一回右足側に体重をかける。

 

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その体重移動でマテュイディとベンタンクールはクロースの右足側に誘導される。

 

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余裕で外して味方へパス。

 

たかが一本のパスだが、その一本が違いを生む。このクロースのプレーで、マドリーはまずショートカウンターや波状攻撃を受ける可能性が無くなる。そしてカウンター(得点)のチャンスが生まれる。そして最後の写真でベンタンクールが守備に奔走しているように相手は肉体的にも精神的にも疲弊する。まさに上手いは正義。MOMはロナウドで間違いないが、クロース無しでは今日の勝利は無かっただろう。

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カゼミーロの凡庸さ。マドリーの不安要素

 

 

クロースとカゼミーロの違いが如実に表れたシーンが。

 

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クロースと全く同じシチュエーション。味方からパスを受けるカゼミーロ。

 

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予想通りボールを奪われる。まさに様式美。おそらくクロースだったら一旦戻すか、相手の逆取ってモドリッチに出しているだろう。シャビ・エルナンデス大先生の言う「中盤の選手は360度体の向きを変えれるかどうかが重要説」が良くわかる。

2nd Legではユーベは決死のプレスをかけて来る事が予想される。15-16シーズンにアッレグリは同じようなシチュエーションでペップバイエルンを面食らわせている。カゼミーロが狙われるのは間違いないだろう。加えてラモスも出場停止。アッレグリはここを逆転の糸口にしようとしてくるだろう。ジダンが無策だと何が起きても不思議ではない。実際シャルケに4点獲られた事を忘れてはいけない。(ちなみにその時先発で凡庸なプレーを披露したのが現ユベントスMFのケディラww)

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選手評

 

ナバス デヘアの髪型にして覚醒。前半のイグアインのシュートが決まっていれば、全く違う試合になっていただろう。

カルバハル 伝説のゴールをアシスト。守備も安定してた。

マルセロ アレックス・サンドロに格の違いを魅せ付ける圧巻のプレー。守備でも集中を切らさなかった。

ラモス 予想通り有休取得しててワロタ。前半のディバラのシュートをブロックしたプレーを見る限り調子は良さそうだ。

ヴァラン イグアインとディバラに仕事させず。それはいいが、セットプレーが攻撃の時も守備の時も酷い。2nd Legはたぶんバジェホが相方だろうから、今日以上の仕事が求められる。

カゼミーロ 評価が難しい選手。守備面では信用できるが、前述した通りビルドアップの問題が。

クロース 前述した通りスーパーだった。ミドルシュートが決まっていれば完璧だった。

モドリッチ 今日はロストがいつもより多かったような気がする。このシステムだと負担が大きいんだよな。

イスコ 今日はコネコネが少なかった印象。加えて相性が悪いと言われていたロナウドへのアシストも決めた。守備でも精力的だった。

ベンゼマ 一応先制点のシーンでは仕事をした。だがそれ以外はイマイチで早めの交代は妥当だ。前から思っていたが、4-3-1-2でプレーしている時はイマイチな気がする。イスコとのタスクの棲み分けがあやふやなのが原因か。

ロナウド 規格外のパフォーマンスでチームを勝利に導く。

バスケス 一応ロナウドの歴史的ゴールに絡んだ(笑)まぁ守備固め的な使い方なら文句は無い。

アセンシオ モドリッチの決定機を演出。ダービーはスタメン?

コバチッチ 悪いプレーではなかったが、モドリッチとクロースにはまだ及ばないかな。一回パスミスがあったが、2人だったらそんなミスはしない。イエローカードももったいなかった。

ジダン 勝ったけど、4-3-1-2のメリットはイマイチわからなかった。ただスペースが無いと活きないベイルを外したのは正解だと思うし、ベンゼマを早目に諦めたのも正解だった。セットプレーの守備は改善しないとヤバイって。マジで。