守備酷すぎワロタ
ジローナをベルナベウに迎えたこの一戦。前半戦ではジローナ相手に、イスコシステムの4-3-1-2と誤審で爆死したマドリー。3位争いの相手であるバレンシアがしっかり勝ち星を重ねているので、色んな意味で重要な試合と言える。
マドリーのスタメン。前線ABCでカゼミーロを外して来た。そして怪我明けのモドリッチもベンチ。この試合のジダンのスタメンに関しては異論は無い。セバージョス、ジョレンテ、マジョラルの中から一人もベンチにも入れないのはどうかと思うが…。この試合ぐらいカゼミーロ、モドリッチ辺りをベンチ外にして、彼らを入れても良かったのでは。まぁジダンは保守的だから仕方ないか。
ジローナは5バック。現在7位なので弱くは無い。むしろ昇格組としては大健闘と言える。
試合はエースであるクリスティアーノ・ロナウドが4ゴール1アシストという大暴れ。レアルマドリードが6-3で勝利したのだが…。セットプレーの守備が酷すぎる(笑)
1失点目 カルバハルの不用意なファウル&守備
2失点目 カルバハルがマーク外して失点
3失点目 CKからナチョがマーク外して失点
「舐めプだからビッグマッチでは大丈夫」みたいな意見もあるかもしれないが、個人的にはかなり不安である。ジダンが今日の結果を受けて「カゼミーロがいないと失点したから、やっぱ僕の可愛いカゼミーロちゃんは毎回スタメンで決定!」みたいに思いかねない。
あとCLでぶつかるユーベのアッレグリは、相手の弱点をネチネチ突っついてくるのを得意としている。そういう意味では次の試合でしっかり修正してもらいたいのだが、このタイミングで代表ウィーク。代表ウィーク明けのラス・パルマス戦の頃にはジダンも選手達もすっかり忘れているだろう(笑)お願いだからこの問題は有耶無耶にしないで修正してもらいたい。
ユーベにはピアニッチというFKの名手がいる(1st Legは出場停止)今日の守備では失点は避けられない。まじで6得点獲って浮かれている場合ではない。頼むぞジダン。
アセンシオVSベイル アセンシオ編
今日の試合の大きなトピックはアセンシオとベイルのポジション争いかなと。ジダンも競争意識を煽るように同じポジション、同じ役割を与えていたように見えた。
まずアセンシオから。
この時は左サイドにいる。
クロースにボールが入った瞬間に中央に向かって走り出す。
縦パスを受けて。
ドリブルで運ぶ。まさに左サイドハーフ→トップ下の一人二役。このシーンは得点にはならなかったが、この試合チームを動かしていたのは間違いなくアセンシオであった。
アセンシオVSベイル ベイル編
次にベイル。
さっきと同じようなシチュエーション。クロースが持った瞬間ベイルはまだ動こうとはしていない。
クロースはベイルが感じていないので、諦めてモドリッチにパス。
ここからベイルは裏に向かってダッシュ。このシーンも得点には繋がらなかったが、ベイルらしいプレーと選択だったと言える。これはこれで相手からすると脅威なのでOK。
別にどっちのプレーが正解とかは無い。ただ同じポジションでも人が代わればこれだけ変わるという事。アセンシオは自分が受けて、前線のフィニッシャーを活かそうとする意識が強かった。逆にベイルは自分がフィニッシャーになって、試合を決めようという意識があったのがよくわかる。ジダンには試合が求める要素を分析して、誰を先発にするかを決める事が求められる。アセンシオ&ベイルの同時先発も観てみたいがジダンは守備面の強度を気にするので、同時起用は無さそう。
アセンシオの凄さ、才能
もう一つアセンシオの良い部分が出たシーンがあった。
この時点では左サイドの高い位置にいる。
ボールを受けに来て….。
一回はたいて..。
そのまま右サイドの高い位置へ移動。
カルバハルからのボールに合わせて一気にスピードアップ。
そのまま右サイドからドリブルを仕掛けて…。
ベンゼマに優しいパス。そしてベンゼマの優しいシュート。GKが弾いたボールをロナウドがしっかり決めた。
まさに戦術アセンシオ。ここまでゲームに影響力のある22才の選手はそういない。
これでユーベ戦アセンシオがベンチスタートで、イスコスタメンの4-3-1-2だったらズッコけるわ(笑)でもジダンだったら「去年のCL決勝は4-3-1-2で勝てたから変える必要は無い!キリッ」とか言いそうで今から心配(笑)
選手評
ナバス 失点はどれもノーチャンス…だと思う。キックが不安定すぎてワロタ。
カルバハル 今日は何かプレーが粗かった。守備でも2失点に絡むなど良いとこなし。有休を取得してラスパルマス戦はお休み。
マルセロ 至って普通。FIFAウィルスは勘弁。マルセロを4月の連戦のどこで休ませるか?が重要になりそう。個人的にリーガは休ませてもいいかなと思うのだが。
ヴァラン 前半のロナウドへ出したロングパスは良かった。ただ後半はお笑いパスであわや失点というシーンを創り出す。
ナチョ CKの際にマーク外して失点。正直今日はイマイチかな。
コバチッチ 攻撃、守備、どちらでも高いパフォーマンスを見せる。レギュラーに相応しいプレーを見せていると思うが、モドリッチが復帰した時どうするか?うーむ悩ましい。個人的にクロース、モドリッチとの3センターも試して欲しいが。
クロース エイバル戦は低調だったが、今日はしっかりコンディションを上げてきた。控えめに言ってもサッカー上手すぎワロタ。
ルーカス・バスケス 運動量補填枠として及第点のプレー。誤審で得点を取り消される不運もあったが1ゴールを記録。
アセンシオ チームに不可欠なピースである事を証明。ロナウド、ベンゼマとの補完性も良い。まさに世界最強の3トップ。シーズンの最初から試していれば…。
ベンゼマ 今日も前線の司令塔として異次元のプレーを見せた。「ベンゼマを外すべき」とか言っているマドリディスタは見る目が無いと言わざるをえない。ゴールは知らん(笑)
ロナウド 4ゴール1アシストで文句無しのMOM。ただチーム全体が良いプレーをした結果だという事も付け加えておきたい。
ベイル アセンシオとは違うプレーで得点を記録し、アピール。彼には彼の良さがあるし、駒としては必要だと思う。
モドリッチ ベイルにアシスト。正直今日は休ませても良かったのでは。
イスコ そこまでコネコネはしていなかったが、アセンシオに比べると見劣りする。現状起用するなら勝っている時のスーパーサブがベストか。
ジダン 今日の采配に関しては特に文句は無い。だがセットプレーの守備は酷すぎる。本当に練習してんのか?っていうレベル。あとアセンシオ先発に異論は無いが、今日のバスケスの所にモドリッチ、セバージョス辺りも試してみて欲しい。さらにチーム力が上がる可能性もあるのでは。4月はラスパルマス戦、ユーベ戦1st Leg、マドリードダービー、ユーベ戦2nd Legという鬼畜日程。ジダンが若手を信用してローテーションしなければ乗り切れないだろう。ジダンの英断に期待したい。