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リーガエスパニョーラ19-20第13節エイバル対レアルマドリード~水を得たアザール

レアルマドリード
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勝って代表ウィークへ

 

関連記事:PSGを煽るジダン&エイバル戦招集メンバーリーガエスパニョーラ19-20第12節レアルマドリード対ベティス~ジダン自爆

 

ガラタサライ戦を6-0で大勝したマドリー。昨シーズンにソラーリマドリーが0-3で敗北を喫したイプルアの地に乗り込んだ。

 

 

これがマドリーのスタメン。まあ最小限のローテーション。アザール、ベンゼマ、カゼミーロ、ラモス、ヴァラン、カルバハルは4連勤。如何にジダンが信頼できる選手がベンチに少ないかよくわかる。ミリタオとかもっと使っても良いと個人的には思うんだが…。

 

 

GK  1 マルコ・ドミトロビッチ

DF  3 ペドロ・ビガス  15 ホセ・アンヘル  23 アナイツ・アリビラ

MF  5 ゴンザロ・エスカランテ  8 パパクリ・ディオプ  22 乾貴士 14 ファビアン・オレジャナ

FW  9 セルジ・エンリク 16 パブロ・デ・ブラシス  17 キケ・ガルシア

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4-0で勝利も首位浮上ならず。

 

試合はエイバルの脆弱なプレスを掻い潜ったマドリーが4-0で予想外の完勝。しかし首位のバルセロナもセルタ相手にメッシ無双を発動させて勝利。首位浮上はお預けとなった。

前述した通り、マドリーが勝てた最大の要因はエイバルのプレス強度の低さだろう。今シーズンのエイバルはほとんど観てないが、昨シーズンと比べると驚く程プレスの強度が落ちていた。

 

 

昨シーズン負けた試合の時は上の図のような感じで、マドリー陣内までマンツーマンで徹底的に潰しに来てたのだが、今日のエイバルはそこまで前からのプレスが徹底されておらず、なおかつバックラインも高かったので、マドリー側から観ると、サイドの裏のスペースを使うだけでチャンスが生まれるボーナスステージ状態。

結局、前からプレスの掛からないエイバルはマドリーの4-3-3を終始掴みきれなかった。(開幕戦のセルタ戦もそうだったが、前からのプレスが掛からない4-4-2は4-3-3にフルボッコにされる傾向が強い)

 

 

図にするとこんな感じ。1点目(青色)も2点目(オレンジ色)もこの形から生まれた。ハッキリ言って、アザールと最高のベンゼマがいるマドリーに対して、簡単にサイドの時間とスペースをプレゼントしたエイバルのやり方は悪手以外の何物でもなかった。まあマドリーが勝ったのは当然の帰結だろう。

 

あと気になった点としてはアザールの守備サボりから始まった前半30分ぐらいのクソみたいな守備。アザールの守備放棄が原因とはいえ、よく見ると守備の枚数は揃ってるので、ラモスとカゼミーロが同時につり出される状態になるのは避けたい。あそこは相手の攻撃を遅らせる事を第一にすべきだった。(この時、何故か右サイドのバスケスがカゼミーロのスペースを埋めようと走っている)

ここらへんの守備における場当たり的な対応は強豪との対戦時に確実に狙われるだろうから、しっかり修正しないとタイトル獲得は難しいとオモタ。

 

これから代表ウィークに入るわけだが、個人的に心配なのはウェールズ代表のベイル。前にちょっと触れたが、ウェールズは2連勝すればユーロ出場権を得られる可能性がある。

ベイルのユーロ出場に懸ける想いはわかるが、強行出場で怪我を悪化させるのは勘弁してもらいたい。監督のギグスもそこら辺は考えて采配を振ってもらいたい。特に1戦目のアゼルバイジャン戦(ぶっちぎりで最下位)なんかベイル抜きでも勝てるやろ。

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選手評

 

クルトワ クリーンシートで無失点試合を継続。試合後にイキり発言をカマす。

 

メンディ  エスカランテにリーグアン仕込みのハードタックルをかます。しかもノーカードで草。オーバラップのタイミングは段々良くなってきた。

 

カルバハル ジダンがオドリオソラを干している影響を受けて4試合連続出場。この感じだと代表ウィーク後も休めなそう。

 

ラモス pkを決める。本業のDFではセルジ・エンリクに競り負けるなど心配な場面も。ていうか年齢を考えれば酷使し過ぎ。

 

ヴァラン いつも通り。ビルドアップはやっぱり下手。

 

カゼミーロ 前半終了間際のクルトワへの殺人バックパスはワロタ。もっとプレスに苦しむと思ってたが、エイバルのプレスが味気なかったおかげで助かった。

 

バルベルデ 初ゴールを決める。悪くなかったが持ち上げられすぎな感じもする。ほとんどの試合でフル出場してない事からわかるように、ジダンも起用するシチュエーションを選んでいるように見える。ロドリゴと同じく過度の期待は禁物。前半終了間際のセットプレーでは完全にマーク外してて草。

 

モドリッチ バルベルデのゴールをアシスト。間違いなくベンゼマと並んでマドリーのベストプレイヤーだった。前半26分ぐらいの競り負けたヴァランをカバーをしたシーンは隠れた好プレーだった。現状ああいう気の利いたプレーをできるのはモドリッチしかいない。(本来ならカゼミーロに競り合ってもらって、足の速いヴァランにカバーリングしてもらいたいんだが…)

 

アザール キレのあるドリブルでpkをゲット。バスケスのPKに繋がるパスも良かった。守備緩すぎワロタと言いたい所だか、冷静に考えればこいつも4連勤だったわ。

 

バスケス 3点目のPKをゲット。攻撃面は相変わらずクソだが、前半30分ぐらいのつり出されたカゼミーロのスペースを埋めたシーンなど、守備面での貢献は良かった。

 

ベンゼマ 2ゴールを決めて、通算ゴール数でプスカシュを上回る。正確なポストプレーで攻撃を牽引。サイドに流れた時のドリブルも非常にキレていた。後半は流石にお疲れ気味。

 

ヴィニシウス 試合に入りきれなかった。毎回思うが、スターターの方がパフォーマンスが良いと思う。

 

イスコ バルベルデと交代。勝ってるから良いが、コネるだけであまり有効な動きは無かった。

 

ブラヒム バスケスと交代。試合勘の乏しさからか精細を欠く。正直ジダンがブラヒムをどうしたいのか全くわからない。放出したいのなら使わなくても良かったと思うが…。

 

ジダン まあ勝ったから良いんだが、もうちょい控え組を信用してあげないと、この先の日程を考えると厳しいと思うが…。あとブラヒムより、ベンゼマの交代要員としてマリアーノの方が必要だったのでは。