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リーガエスパニョーラ19-20第15節アラベス対レアルマドリード~リーガはリーガ、CLはCL

レアルマドリード
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わかりやすい男・ジダン

 

関連記事:19-20CLグループリーグ第5節レアルマドリード対PSG~ジダン放り込み止めたってよ

 

PSG戦ではイスコ中心のローリスクポゼッションが一定の効果を発揮するなど、久しぶりにマトモな手を打ったジダン。

今節戦うアラベスは今季ホームで2失点しかしてないDFの固いチーム。PSG戦とは全く違う要素が求められる試合なわけだが…

 

 

案の定、怪我のアザールの代わりにイスコ先発(笑)そこはヴィニシウスかロドリゴ使ってやれよ…。アザールが怪我している状況で使われんかったらヴィニシウスの存在意義とは一体?

 

 

GK  1 フェルナンド・パチェコ

DF  3 ルーベン・ドゥアルテ  5 ビクトル・ラガルディア  21 マルティン・アギレガビリア  23 シモ・ナヴァーロ

MF  8 トマス・ピナ・イスラ  22 ムバラク・ワカソ  11 ルイス・リオハ 18 アレイクス・ビダル

FW  7 ルーカス・ペレス  9 ホセル

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1-2で辛勝

 

グッダグダだな。なんで勝てたんかわからん(笑)まあ悪くても勝てるようになってきた事をポジティブに受け止めよう。

 

前述した通り、ジダンはPSG戦の結果と内容を受けて、イスコを先発にしてきたわけだが、この試合でイスコを起用したメリットが全く出てなかった。(イスコが2得点に絡んだのを承知した上で言っている)

そもそも私はイスコを起用するメリットは相手のボール保持率の低下トランジション合戦(攻守が目まぐるしく動く展開)の回避だと思っていて、それが凶悪なカウンターを持つPSG相手だと一定の効果があったと見ているのだが、アラベスのように「どうぞどうぞボールをお持ちください」としてくるチームだとあんまり効果がないように思えた。

 

しかもリードしてから、イスコを中心としたポゼッションで相手の攻撃を受け流すと思いきや、しっかりアラベスに押し込まれて蹴るだけになってたし、正直ジダンがどういうプレーをイスコに期待しているのか全く分からなかった。(2点目のようにクロスに飛び込むプレー?それならヨビッチとかベイルの方が良いだろう)

最初はジダンがバルセロナ、PSG、リバプールといった凶悪なカウンターを持つチームとの戦いを見据えてイスコを使ってるのかと思ったのだが、今日のジダンの采配と試合内容に整合性が無さすぎて「取り敢えずビッグネーム並べとけ」感があって、あんまりピンと来なかった。

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リーガとCLは全く異なるコンペティション

 

そもそもリーガは「下位から勝ち点3をしっかり回収しましょうゲー」なので「引き籠り守備を壊す力」が問われるコンペティションだが、CLはほぼ初見の相手と戦う事から「あらゆる局面での対応力」が求められるコンペティションである。(これがリーガチャンピオンのバルセロナがCLで2年連続でやらかしている原因でもある)

PSG戦でのイスコ起用が良かったのは、ローリスクポゼッションで相手からボールを取り上げ、不測の事態が起こらないようにゲームをコントロール出来ていた点にある。

 

ただ、このローリスク・ローリターンのポゼッションを「壊す力」が問われるリーガでやってしまうと、今日のマドリーのように攻めあぐねるのは自明の理。

リーガを勝つことに徹するなら、中盤重視の選手選考ではなく前線の火力を重視したメンツにすべきだったし、逆に強豪仕様の戦いをテストするなら、もっとゲームをコントロールした状態で試合を終わらせるべきだったように思う。

まあ簡単に言うと、相手との噛み合わせよりも好きな選手を並べる事を優先する傾向があるジダンの闇鍋サッカーの悪い所が出たなっていう印象。

 

個人的には火力重視のメンツでリードを奪ってから、イスコ中心のローリスクポゼッションで時間を有効に使って対強豪の戦いをテストして行くってのがベストだと思ってるんだが…。

今後もこんな感じだと、イスコ中心のCL仕様の戦いをリーガでして失敗した17-18シーズンのようになるのでは…と不安になった。

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選手評

 

アレオラ なぜか先発。ぶっちゃけレンタル返却が濃厚なんだから、そこまで積極的に使う必要ないと思うが。ましてや今日なんか絶対負けられない試合なわけだし。プレー自体は及第点。

 

マルセロ コンディションは良さそうだ。上がり過ぎだと思ったが、アザールがいなくて攻撃力が落ちてるので致し方ないか。

 

カルバハル 決勝点を決める。過労死不可避。

 

ラモス 得点を決めた直後に肘打ちでPKを献上。腕を上げるクセはデビュー当時からだから、もう治らんわな。

 

ミリタオ 良かったと思う。なんでこんなに干されてたのかわからん。冷静に考えたら5000万ユーロ払ったんだから、もうちょい使わんと…。

 

カゼミーロ 一度強烈なミドルを放った。この試合展開だとやはりクロースとタスクが被ったりして、攻撃面での貢献度の低さが目に付く。試合終盤にロドリゴに向かって放り込んでたが、それは無理やろ(笑)

 

クロース 前がイスコだから、ひたすら配球に徹する無味無臭のプレー。ロペテギ時代を思い出した。

 

モドリッチ 2点目の起点に。耳から謎の出血。雨のせいかコンディションのせいか知らんが、ボールコントロールをミスるなど、らしくない場面も。

 

ベイル 一回イスコからのクロスで決定機を迎えたが、それぐらい。イスコ中心になると攻撃の手数が増えるので、手数が少ない方が活きる彼は良さが出ない。

 

イスコ 2得点に絡む。運ぶドリブルができないからやっぱりアザールの代わりはキツイ。

 

ベンゼマ ベンゼマと絡む選手がモドリッチしかいなかったので微妙。

 

ロドリゴ 2点目に絡む。やはりこういう展開ならベイルよりも連携面で期待できるロドリゴか。

 

バルベルデ モドリッチと交代。イスコへのヒールキックは良かった。試合終盤に決定機を外す。

 

メンディ イスコと交代で投入。そしてマルセロが前に。おそらくパワープレー対策だと思われる。

 

ジダン 相手がリーガ下位のチームだから逃げ切れたが、ラモスが衰え始めている事を考えると、カンプノウやアンフィールドだったら耐えられなかっただろう。時間を使うポゼッションをチームに実装するのは必須だろう。