ダサすぎワロタ
関連記事:CLベスト8ユベントス対レアルマドリード1st Leg~歴史を上書きしたロナウド、リーガエスパニョーラ第31節レアルマドリード対アトレティコマドリード~近場の町娘よりカルチョの老貴婦人
ファーーーーーww。まさか今の凡庸なユーベにホームで負けるとは(笑)。
正直スタメンを見た瞬間、嫌な予感はしていたが…。
マドリーのスタメン。何故か最高の10番ことベンゼマがベンチ。怪我では?という噂もあるが真相は定かではない。攻撃の時は4-3-1-2っぽい。守る時は右サイドにベイルが入り、イスコが真ん中。クリスティアーノは苦手な1トップに据えられた。この時点で攻撃が機能しないのは素人でもわかる。というかこの布陣が機能しているのを私は観た事が無い。あまりマドリーの事を知らない人もために解り易く言うと、この布陣はホームでビジャレアルに負けたクソ布陣である。ビジャレアル戦はCBにラモスがいたが、この試合ではそこにバジェホが入ったので、そのビジャレアルに負けた布陣よりもパワーダウンしているスタメンという事になる。ユーベは勿論ビジャレアルよりも強いので、マドリーが苦しむのは当然と言える。
コチラがユーベのスタメン。ピアニッチが復帰。ディバラは出場停止。まぁ妥当なのでは。カルバハルの所をマンジュキッチで狙い撃ちするのは予想通り。
予想出来た苦戦
正直苦戦には驚いていない。
1st Legの記事で、
実際、全試合観てるマドリディスタですらジダンの考えは意味不明である。現役時代は人間離れした超絶技巧から「宇宙人」と呼ばれていたが、監督になっても別の意味で宇宙人。尽くアッレグリの戦前の予想が外れた可能性がある。なので1st Legは全て上手く行ったが、2nd Legはジダンの采配が全外れする可能性もある(笑)加えていつぞやのシャルケ戦のように伝統の舐めプが炸裂する可能性もある。なので予断は全く許さない。2nd Legではユーベは決死のプレスをかけて来る事が予想される。15-16シーズンにアッレグリは同じようなシチュエーションでペップバイエルンを面食らわせている。カゼミーロが狙われるのは間違いないだろう。加えてラモスも出場停止。アッレグリはここを逆転の糸口にしようとしてくるだろう。ジダンが無策だと何が起きても不思議ではない。実際シャルケに4点獲られた事を忘れてはいけない。
と書いた。
実際14-15シーズンのシャルケ戦を彷彿とさせる弱腰チキンサッカーであった。そういう意味ではマドリーが負けたというより、ジダンが様々なプレッシャーに負けたと言った方が正しい。
ジダンがこの試合の先発を決めるまでの過程を推測すると、
ジダン「ローマ対バルセロナ戦を観る限り、やっぱり最低でも2トップの片方は守備をしてもらわないと厳しいなこりゃ…」
↓
ジダン「ロナウドは外せないからベンゼマを外すか….」
↓
ジダン「じゃあロナウドの相方をベイルにしよう!ベイルをベンチに置くとメディアが騒ぐから丁度ええわwwそしてベイルが活躍してベイル不要論も払拭で良い事だらけや!」
↓
ジダン「ついでにベイルと同じく今夏退団の噂があるイスコも先発や!この二人が先発で勝てば、チームの雰囲気も良くなって、3連覇間違いなしや!」
みたいな感じと予想(笑)ジダンなら本当に有り得そうで困る。
てな感じでジダンがチキンハートと忖度采配を炸裂させ、チームが機能せずに窮地に追い込まれたという試合であった。アッレグリが「勝利」を追求した采配を揮ったのに対して、ジダンは「選手のご機嫌」を追求した采配を揮うんだから、そりゃこんな酷い試合になりますわ。「お前はルシェンブルゴか!」(ルシェンブルゴとはジダンが現役の時に、ユーベ相手に守備的にプレーしてリードを守ろうとして、延長戦で敗退した超絶無能ブラジル人監督の事。そういやルシェンブルゴもダイヤモンドの中盤だったわww)
最後のPKゲットのシーンを観ればわかるが、ベンゼマがいないとロナウドがチャンスメイクの仕事もしなければいけないので、世界最高のフィニッシャーであるロナウド神の決定力を活かせないのだ。
本来ならロナウドに中で待っていてもらって、折り返したボールを決めてもらいたい。だがこの試合は大正義最高の10番ことベンゼマがいないので、ロナウドの決定機はほぼなかった。
ベンゼマがいる時、いない時(いない時編)
ベンゼマがいる時といない時で、どれくらいロナウドのプレーが変わるか御覧いただこう。
写真はベンゼマが不在で、ホームで敗れたビジャレアル戦のもの。バスケスが右サイドから切り込むが….。
結局、ロナウドには出せずに、モドリッチへのマイナスのクロスを選択。そしてモドリッチが宇宙開発で得点にはならなかった。
ベンゼマがいる時、いない時(いる時編)
次にベンゼマがいる時のロナウド。つまり本来のロナウドのプレー。
これはベンゼマが先発して、ホームで大勝したアラベス戦。まず同じ様に、バスケスが切り込む。ベンゼマが深さを創って、クリスティアーノは自由に動けている。
スペースを見つけて走り込むクリスティアーノ。
フリーで合わせて余裕で得点。
このようにベンゼマがいるかいないかで、クリスティアーノのプレーは全く変わってくる。百歩譲ってベンゼマがコンディション不良だったとしたら、マジョラルを先発させるべきだった。「マジョラル先発とかお前正気かよww」と言われそうだが、マジョラルはデポルティーボ戦で先発して大勝に貢献している。まだベンゼマのレベルにはないが、深さを創ってクリスティアーノを解放するプレーは出来る。加えてマジョラルは守備も献身的にする。なのでこの試合ジダンがマジョラルを先発させる勇気があれば、マドリーは凡庸なユーベ相手にここまで醜態を世間に晒す事はなかっただろう。
アトレティコ戦の記事でも書かせてもらったが、ジダンは自分の理想を追求するという概念が無い。ベンゼマを重用するのはいいが、彼がいない時を想定して、ベンゼマの役割をこなせる選手を用意すべきだった。マジョラルをシーズン当初から育てる意識があれば、ベンゼマの不在でチームが急激にパワーダウンする事は無かった。いつも通り試合の戦術を誤ったジダンだが、シーズンを通しての戦略も誤った事が明るみになった試合であった。それは例えCL3連覇を達成したとしても変わらない事実だ。
選手評
ナバス 最近はデヘア神を体内に降臨させていて良かったのだが、もう抜け出てデヘアと同じヘアスタイルのおじさんになってしまった模様。今夏のGK補強にも影響を及ぼしそうだ。
マルセロ 疲れで精彩を欠く。まったくブラジル代表でも休めず、マドリーでも休ませてもらえないのだから、これ以上は求められないだろう。
カルバハル マンジュキッチの対応に苦労するも、それ以外のプレーはハイクオリティ。空中戦の不利は予想出来た事なので、ジダンの責任が大きいと思うが。
ヴァラン 経験不足のバジェホを上手くフォローしていた印象。ちなみにラモス兄貴は次も出場停止かもしれないので、頑張ってくれ。
バジェホ 久しぶりの出場、初めてのビッグマッチという事を鑑みれば良くやったと思う。彼のポテンシャルの高さはわかっているので、この経験を糧にしてほしい。
カゼミーロ ジダン政権初のハーフタイム明け交代に選ばれる。つまり凡庸。
モドリッチ アトレティコ戦は良かったのだが、この試合はいまいち。4-3-1-2システムの負担が蓄積しているのかもしれない。つまりジダン無能。
クロース 異次元のプレーを披露。クロースがユーベの選手で、ケディラがマドリーの選手だったら間違いなく負けていただろう。
イスコ ネットを揺らすも、誤審で取り消される。ジダンの使い方は疑問だが、彼は良くやっていたと思う。だが効果的なプレーは少なかった。やはり勝っている時に投入するスーパーサブが妥当だと思うが。
ベイル この布陣では活躍できないのは誰もがわかっているはず。アトレティコ戦のアシストのように、彼は大外レーンで単純なタスクを与えられて輝く。2トップだとその場その場で適応するサッカーIQが必要となる。ジダンがこの使い方を続けるなら正直厳しいかなと思う。
ロナウド ある意味ジダン采配の最大の被害者なのでは。それでも「今日は自分の日では無い」と悟って、チャンスメイクに奔走。PK獲得シーンも彼の功績。PKを落ち着いて決めれるメンタリティに脱帽。
バスケス 決勝点となるPKをゲット。エリア内に人がいない時はエリア内に入ったり、気の利いたプレーをしてくれた印象。
アセンシオ ベンゼマがいないのでいつもと勝手が違って、単調なプレーに終始する。今日のメンツだとシュート撃って欲しいんだよな。
コバチッチ うーんまぁ普通。アトレティコ戦でも書いた通り、DFラインのカバーはまだ不安なのだが、アッレグリが3点獲ってから引き篭もってくれたので、欠点が露になる事はなかった。
ジダン チキン忖度采配を炸裂させる。まず先発のチョイスは最悪。アトレティコ戦の記事で「ジダン4-3-1-2に味を占めている説」を書かせてもらったが、それが事実であるという事がハッキリした。1st Legも選手の能力で勝ったのであって、4-3-1-2のおかげで勝ったのでは無い。加えて1月にこの布陣で散々勝ち点を落としたにも関わらず、同じ過ちを繰り返す学習能力の無さには呆れるしかない。なぜこのメンツでリーガで4位なのかを考えれば、答えは出ると思うが。マドリーは選手の能力で勝つチームで、フォーメーションを弄って勝つチームではない。怪我人が出れば、そこに代替選手を入れればいいだけの事。なのにメディアの反応を気にして、忖度采配でビッグネームを無理矢理空いたポジションに入れる。つまりジダンは無能。