スポンサーリンク
スポンサーリンク

リーガエスパニョーラ17-18第12節アトレティコマドリード対レアルマドリード~ジダンの頭の中の消しゴム

レアルマドリード
スポンサーリンク

白熱と暴力的は同じ意味ではない

 

ワンダメトロポリターノでの初めてのダービーは0-0で終了。

試合を振り返ると、どちらも勝てたと思っていそうな試合。

特にアトレティコ側やシメオネは強く思っているだろう。なぜなら
この日の審判、フェルナンデス・ボルバランがこの上なくアトレティコ寄りだったからだ。

長い間リーガの試合を観てきて、スペインの審判の質の低さは知っているつもりだったが、今日の試合はワースト3に入るくらい酷かった。こんなに審判の判定が酷いのはいつぞやのぺぺが退場したCLバルセロナ戦以来ではないだろうか。(まぁバルセロナ戦は大体毎回判定がおかしいし、ベルナベウでも優遇されたりするので、レベルが違うかもしないが。)

 

アンヘル・コレアのベンゼマへの明らかな故意のラフプレーにはカードが出ず。リュカ・エルナンデスのラモスへの顔面キックもノーファウル。(ラモスは骨折)サビッチのクロースへのスライディングはレッドカードに値するものだった。

コレアとリュカのプレーでカードが出ないなら、一体どんなプレーをすればファウルになるというのか?はっきり言って、選手生命が危険にさらされてもおかしくないぐらいのラフプレーの品評会であった。

 

昨シーズンクラシコでのラモスのメッシへのスライディングは、まったく触れていないのにも関わらずレッドカードだった。その時は「当たったら危険だったからラモス退場は妥当」とかほざいてた自称サッカー通のアンチマドリーさんは、この試合を観て「審判は公平だった」「マドリーは審判に優遇されている」とか言い出すのだから、まったくおかしな話である。

アトレティコは3人は退場してもおかしくなかったのに、今日のアトレティコがお咎め無しで、何の罪もないロナウドが5試合出場停止なのだから、不公平にも程がある。

 

それに加えてシメオネアトレティコはハイインテンシティでアグレッシブなチームという人間もいるが、この意見にも疑問を呈したい。シメオネのチームはハッキリ言って戦術的にまったく進歩しておらず、経年劣化をラフプレーと審判の手助けで覆い隠して、勝ち点を拾っただけにすぎない。

逆にマドリーの選手が同じ事をすればまるで犯罪者のように扱うクセに、メディアとアンチマドリーのご都合主義には呆れるしかない。

メディアには選手生命に危険を及ぼすレベルのラフプレーを、「ファイター」・「情熱的」・「白熱」・「ライバルとのダービー」などの耳障りの良い言葉で覆い隠すのはやめてもらいたい。今日のアトレティコのラフプレーは2002年日韓ワールドカップの韓国並みに汚かった。それが真実である。

 

別に「マドリーに有利な判定をしろ」などとは思っていないが、自分が応援しているチームの選手がここまで危険に晒されて、お咎め無しなのはさすがに腹が立った。来シーズンからVARが導入されるので、アトレティコの様な暴力的なクラブが根絶される事を願いながら、次の項で本題に入りたい。

スポンサーリンク

ラスパルマス戦の実験結果を無駄にしたジダン

 

「じゃあ審判のせいで勝てなかったのか?」と言われると答えは「NO」である。

アトレティコが審判に助けられていたのは事実だが、それでも以前ほど強いチームではない。マドリーの選手のクオリティを考えれば勝ってしかるべき相手である。

原因を考えればそれは監督である「ジネディーヌ・ジダン」と言わざるをえない。

 

私はラスパルマス戦の記事で、ポジティブな実験結果について書いたが、ジダンは代表ウィークの間に忘れてしまったようだ。

このブログを読んでいただいている方達にはもう理解していただいてると思うが、ラスパルマス戦で1ゴール、1アシスト、1起点になったアセンシオをジダンは先発から外したのである。アセンシオは獅子奮迅の活躍でチームを救ったというのに、なぜ彼がスタメンではないのか?全く私には理解できない。

しかも実験結果で「失敗」とわかっているイスコトップ下のダイヤモンドを採用するなんて、ジダンの脳内は一体どうなっているのか?

 

私はラスパルマス戦でようやくジダンもアセンシオの才能を理解して、アトレティコ戦から前線ABCが揃い踏みする事を期待していたので、先発メンバーを見た時には頭を抱えた。たしかにカルバハルが復帰したことによって若干内容は改善したが、マドリーの選手のクオリティを考えれば、マドリーはもっとやれるチームである。もし右サイドにアセンシオがいればカルバハル、モドリッチとのコンビネーションでアトレティコの守備を破壊できただろう。

ましてや、バルセロナとの勝ち点差を考えれば勝たなくてはいけない試合である。なぜジダンが停滞気味の現状維持布陣で臨んだのかは私にはよくわからない。

カルバハルが戻れば、チームが復活するとでも思っていたのだろうか?
いつからレアルマドリーは今のアトレティコと引き分けて満足するレベルのチームに成り下がったのか?

カルバハルが復帰初戦とは思えないプレーを披露したのは事実だが、このチームには抜本的な改革が必要な時期が来ているのだ。その改革の旗手になれるのがアセンシオだったのだが…。

スポンサーリンク

ジダンは若手の才能を過小評価するのはやめるべきだ

 

今シーズンのマドリーの不調に対する指摘で最も多いのが、「若手中心の補強方針によるスカッドのクオリティ低下」であるが、私はこれには異を唱えたい。

確かにモラタ、ハメス、ぺぺは良い選手達だが、今チームにいるアセンシオ、セバージョス、テオ、マジョラル、ジョレンテ、バジェホも良い選手達である。

 

TVゲーム厨には弱体化したように見えるかもしれないが、彼らはヨーロッパ中のクラブが欲しがるレベルの将来有望な選手達である。問題はたいしてチャンスを与えられていないのにも関わらず、「重要な試合では使えない」と思い込んでいるジダンの采配にある。

マジョラルはポゼッションサッカーとの親和性とCR7との相性という点ではモラタより上である。セバージョスはインサイドハーフ・サイドハーフで使われるのならハメスよりも上である。バジェホもヴァランを上回るプレーをラスパルマス戦では見せた。ジョレンテもボールプレーに関してはカゼミーロよりも上である。

その最たる例が、前述したアセンシオである。

ジダンはアセンシオをどこでもこなせる前線の控えとして扱っているが、彼はそんなレベルの選手ではない。彼には確固たるポジションを与えて、チームの運命を任せるべきだ。彼にはその任務を全うするだけの能力もパーソナリティもあるのだ。仮にそれで結果が出なかったとしても、私はジダンを責めるつもりはない。

もうすでに「リーガは終わった」と言っても良い状況である。今シーズンのリーガはCLストレートインを目標に若手達にもっとチャンスを与えるべきだろう。

 

これまでのジダンのローテーションは重要な試合は 「Aチーム」、下位相手には「Bチーム」といったモノだったが、この考えも改めるべきだろう。「Aチーム」が勝てていないのに、この役割分担を続ける効果は低い。チームに不協和音が鳴り響くのは目に見えている。今は全ポジションの序列をリセットして、チームに緊張感を与えた方が相乗効果でチームの状態が上向きになるのではないだろうか?

スポンサーリンク

ロナウドの限界説に一言

 

この試合に関する批判で「ロナウドが決めていれば」と言っている人もいるが、私はそうは思わない。彼のフィジカルコンディションは昨年よりも良い。

たしかに前半マルセロからのクロスに対してニアに走り込まなかったり、いつものロナウドでは考えられないようなプレーもあった。

 

しかしそれは本当にロナウドが衰えたからなのだろうか?

 

あくまでの私の考えだが、今の彼は迷いながらプレーしているように思える。

チームとしてどこのスペースを攻略し、どういったタイミングでボールが出てくるのかが曖昧になっているのではないだろうか?故に迷いが生まれて、以前のように思い切ったプレーが出来ていないのではないだろうか。

 

ウェンブリーでのトットナム戦では再三、裏のスペースに抜け出していたが、ほとんど有効なボールが出てこなかった。そんなこともあり、彼も色々と試行錯誤をしながらプレーをしているように見える。私は彼自体の調子はそれ程悪いとは思わない。一刻も早く彼が快適にプレーできるチーム状態に戻る事を期待したい。

 

イスコ中心のコネコネサッカーになって、彼までボールが届く回数が極端に減っているので、ゴール数が減ったからといって「ロナウドが衰えた」というのは短絡的すぎるのではないだろうか?

私が最近のイスコについて否定的なのはこのブログを呼んでいる方はご存知だと思うが、(イスコについての記事はコチラ)ジダンはそろそろこの部分にメスを入れないと、ジダン自身の立場も危うい。ジダンに残された選択肢はイスコを外すか、アンチェロッテイのようにイスコのプレーを矯正するかのどちらかだ。だが選手に甘いジダンにそれができるのかは私にはわからない。

スポンサーリンク

選手評

 

カシージャ 安定してた。キック精度はナバスよりも上。ナバスが戻ってきたらジダンはナバスを使うのだろうが、彼には頑張ってもらいたい。

 

カルバハル 超人。まさか復帰初戦でここまでのパフォーマンスが出来るとは…。

 

ラモス リュカのイ・チョンス級の殺人キックで途中退場。無事を祈る。

 

ヴァラン グリーズマンには仕事をさせなかった。やはりスピード系には強い。

 

マルセロ 若干マシになったが、ここ数試合ずっと酷い。ポジション争いが実質無風なので、テオにはそろそろ覚醒してもらわないと。

 

カゼミーロ 今日は良かった。今季で一番良かったかも。やっぱりフィジカルバトルには強い。ボール捌きもいつもより安定していた。

 

クロース まだ若干守備のインテンシティが低い。セバージョスが代表ウィークにアピールしたのだから、このポジションにも競争が求められる。サビッチの殺人スライディングで怪我しなくて良かった。

 

モドリッチ 前日まで別メニューだったが、フル出場で存在感を見せた。中盤をダイヤモンドにしてから右サイドの担当がずっと曖昧で彼への負担が大きすぎる。ジダンには修正してもらいたいが、残念ながら、あまり期待できない。

 

イスコ 今日もトップ下としては何も出来ず。結局左サイドでしかプレーできないのだから、使うなら左サイドで使ってもらいたい。そちらの方が守備も安定する。

 

ベンゼマ ノーインパクト。相手に恐怖を与えるプレーが少ない。イスコとの噛み合わせも悪い。コレアのDQNラフプレーは退場になるべきだった。

 

ロナウド 迷いながらのプレーで精彩を欠く。チームのチャンス自体が少なすぎて、リズムを掴めていない印象。ジダンが前線の組み合わせを変えるなど、変更を加えない限り彼の状態は上がらないだろう。

 

アセンシオ 先発ではない事が驚き。そして交代も遅すぎる。クリスティアーノが右サイドに流れていると見るや否や、しっかり彼にシュートを撃たせる方向に持っていった。もっと長い時間見たい。

 

ナチョ ラモスの負傷で急遽出場。無難にこなしてくれた。だが次節出場停止。

 

ジダン まず代わり映えの無いスタメンに失望。ラモスの負傷は不幸だったが、アセンシオ投入は遅すぎた。おそらくアセンシオを後半頭から使っていれば勝てていただろう。勝たなければいけないのに交代枠を残した事も疑問。良かった事はルーカス・バスケスを使わなかった事ぐらいか。(バスケスをアップさせていたことは驚きだが)この状況に対して何の手も打てないようなら、シーズンで途中解任されても不思議ではない。