メッシとかいう戦術破壊兵器
CLグループリーグの試合はほとんど観れてないのだが、この試合は興味があったので観た。
というのもバルセロナは4-3-3でインテルは3-5-2。これは前日に行われたレアルマドリー(4-3-3)vsブルージュ(3-5-2)と同じ組み合わせなのだ。それで「これは観ないわけにはいかない!」と思ったのだが…正直マドリーとは全くレベルが違った。
だってマドリーの右ウイングはルーカス・バスケスでバルセロナの右ウイングは大正義メッシだからな。何の参考にもなりませんわ(笑)
しかしメッシはまだトップフォームではなかったが、相変わらずの戦術破壊兵器っぷり。
フラフラ歩いてるように見えるんだが、必ずインテル側が「誰がメッシを見るか」で迷うような嫌らしいポジショニング。そして外でボールを持とうが中でボールを持とうが必ず決定的な仕事をしてみせる。
コンテ的にはこんな感じのマッチアップを予想してたんだろうが、フラフラ徘徊するメッシをインテルは最後まで捕まえきれなかった。まあゾーンディフェンスの天敵だな、メッシは。
クラシコ展望
他に気になった点としては、逆サイドのグリーズマンのサイド起用はかなり微妙。だがエリア内で仕事が出来るんでまだマシか。1点目はグリーズマンがニアでスアレスがファーに流れての得点だったからね。
スアレスはダイブとゴール以外何にもしてなかったが、それでもチームを勝たせてるんだからたいしたもんだ。衰えたのかもしれないが、怖い選手である事には変わりない。
正直バルセロナは勝つには勝ったが、そこまでの強さは感じなかった。(勿論マドリーよりは上だが)
オフェンスはメッシの状態と共にもっと上がってくると思うが、守備が酷い。特に被カウンターの守備。仮にインテルに強烈なドリブラーがいたら、負けててもおかしくなかったのではないだろうか?
10節にカンプノウでクラシコがあるわけだが、このバルサなら意外に絶賛苦悩中のアザールが活躍出来るチャンスがあるのでは?と思ったりもする。
基本的にアザールには2枚で対応するのがデフォで、それを上回る策をジダンが用意出来てないのでアザールは苦しんでるわけだが、バルサがそこまでしてくるかは未知数。
仮にアザール&ベイルと相手SBが1対1になるシチュエーションを作れれば、チャンスは作れるだろう。まあクラシコだといきなりメッシ&スアレスが守備したりするかもしれないんで予想通りになるかはわからんのだが…。
まあ現時点では「勝てない相手ではない」って感じかな。ジダンの采配次第でしょうな。そう言えばジダンってバルベルデに一回も勝ってなかったな。そろそろ勝てよ。
昨今のクラシコは低レベルでしょうもない試合が多いが、今年こそは良い試合が観たい。(勿論マドリーに勝って欲しい)