舐められすぎワロタ
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ついに3連覇を狙うマドリーのCWCが開幕。
相手はアジア王者の鹿島。世間にはマドリーの最近の不調も相俟って「今のマドリーなら鹿島勝てる!」と言われ、挙句の果てには「レアルとの試合は通過点」なんて言われる始末(笑)
前回の日本での鹿島戦が、メンタル面&フィジカル面で酷すぎたのは事実なので仕方ないのだが、マドリディスタとしてはこういう大舞台でマドリーの真の実力を見せてもらいたい所。
スタメンは予想通り。サプライズ要素は無し。手堅く来たソラーリ。3連覇に貢献したナバスを外して、クルトワを起用した非情な決断にソラーリの本気度が伺える。
GK 1 クォン スンテ
DF 3 昌子 源 16 山本 脩斗 22 西 大伍 35 チョン スンヒョン
MF 4 レオ シルバ 6 永木 亮太 30 安部 裕葵 25 遠藤 康
FW 8 土居 聖真 18 セルジーニョ
これが鹿島のスタメン。鈴木と三竿が負傷で出場できず。
序盤普通に負けそうでワロタ
マドリーは決勝を見据えているのか、省エネモードの戦い方を選択。序盤は消費エネルギーを抑えながら、鹿島アントラーズというチームを、マドリーの選手がピッチ上でスカウティングしているような印象を受けた。
だが間抜けでお茶目な我らがマドリーはエネルギーの配分を見誤ったのか、ガバガバ守備からいきなりセルジーニョに際どいシュートを撃たれる。このシュートはクルトワが指先でCKに弾き出す。
そのCKからのボールで鹿島が超絶決定機を迎えたのだが、鹿島の選手が合わせられず、マドリーはなんとか失点を免れた。マジでこれ決まってたらヤバかったと思うわ(笑)
大体前半20分過ぎだったか、クロースのサイドチェンジが決まり始めた辺りからマドリーが徐々にギアを上げ、ベイルの左サイドを起点に鹿島を押し込み始める。そして前半終了間際にベイルがマルセロとの壁パスからゴール。
正直マルセロとベイルの相性ってあんまり良い印象が無かったので、マドリディスタの方が驚いたのではないだろうか?あと鹿島の守備にどういう決まり事があるのか知らんが、チョン・スンヒョンの判断の悪さが印象に残った。
この後、鹿島のお笑いパスミスからベイルが追加点。「世界のトップチームはこういうミスは絶対しない。これが世界との差!」みたいに言われているけど、同じ様なクロースのお笑いパスミスで、CL3連覇のレアルマドリーがCSKAモスクワに負けてて草。
いつも思うけど、日本のサッカーマスコミって「世界」っていう言葉使いすぎ。「とてつもなく巨大な敵に立ち向かっている自分達カッケー」感が滲み出てて、個人的に好きじゃない。
いや、日本も世界もクソもねぇーよ。上手けりゃ日本人だろうがマレーシア人だろうが勝てるし、ミスすりゃブラジル人だろうがスペイン人だろうが負けるんだよ(笑)
試合前「世界を驚かせる」→試合後「世界との差ガー、世界の壁ガー」 |
取りあえず日本サッカーはこのパターンは止めてもらいたい(笑)世界の壁なんて無いから。自分の脳内で無意識に壁を作っている内は日本サッカーは勝てん。
3-1でマドリーが決勝に。3連覇を狙う
試合に話を戻すと、バスケスのクロスをモドリッチが豪快に空振りし、ベイルが何故かトップ下みたいな位置にいたマルセロからのパスを受けて、豪快に決めてハットトリックを達成。
その後、当然の如くギアを落としたマドリーは、マルセロの弱点である空中戦から失点。ペレスがもみ消そうとするが、VARがそれをセーブ。鹿島は当然2点目を狙うが、マドリーが的を絞らせないパス回しで試合をクローズした。
戦力差を冷静に鑑みれば勝って当たり前なのだが、ウエスカ戦、エイバル戦、CSKA戦を観てたら何が起きても不思議じゃないので、まあ勝ってほっとしている。
リーベルの敗退、前回苦戦した鹿島が対戦相手、今シーズンの低調な自分達のパフォーマンス、それらの要因もあって、選手達も「それなりに」気を引き締めてやっていた印象。
鹿島ファンの方もいらっしゃるかもしれないから言っておくが、今日のマドリーは舐めプはしてなかったと思う。準決勝と決勝の180分を一つの試合と捉えて、エネルギーを無駄にしないようにプレーする節はあったが、鹿島を過小評価してはいなかった。
その証拠に守備的なマルコス・ジョレンテとカゼミーロのダブルボランチは、今シーズンでは初めての采配で、ソラーリも選手も勝つ事に徹していた印象。
クルトワも
最初は相手のリズムに合わせてプレーし、その後ラインを上げ、得点を奪うことができた。そして後半に試合を決めることができた。 ボールを持った時のスピードに対して、相手はついてくることができていなかったので、僕らはリズムを上げる必要があった。彼らは僕がセービングしたが、良いチャンスを先に作り、その後僕らが良いゲームを展開していった。失点は残念だった。なぜなら100%ディフェンダーの足下を抜けていったゴールだったからね |
と言っている。
というわけで、鹿島はリーベル戦頑張って下さい。
そしてレアルマドリードは決勝で開催国王者のアルアインと対戦する事に。前も思ったけど、大陸王者が集うクラブワールドカップなのに開催国王者が相手って(笑)
アルアインは前線のパンチ力は鹿島よりは上で侮れない相手。ホームの声援を背に、失う物が無いメンタルで臨んで来るだろう。今日より厳しい試合になると予想している。
マドリーはたぶん今年最後の試合なので、流石にフルパワーで行ってくれると思うんだが、如何せんマドリーだからな…。
マドリーの選手達「えっ?!ソラーリが解任されたら、代わりの監督がモウリーニョ?!それはアカン。絶対勝つ!」
みたいになる事を願いたい(笑)
選手評
クルトワ セルジーニョのゴールを指先で弾いて、チームを救う。正直ナバス先発だったらヤバかった。
マルセロ 2アシストを記録。左サイドでずっと鹿島の悩みの種に。ベイルとの関係が良くなってきたのは朗報。空中戦で競り負けて失点の原因に。ていうかあのシーン、オフサイドにできたやろ。
カルバハル 右サイドの前にいるのがバスケスなので、あまり攻撃面で出番は無かった。マルセロの上がりを意識したのか、守備面では利いていた。
ラモス 前半25分ぐらいの土居に裏に抜けられた守備は酷すぎてワロタ。それ以外はまあ普通かな。後半得点を狙って上がろうとするのはイカン。
ヴァラン たまにしょうもないロストもあったが、それが原因で失点してないからまあ良し。
ジョレンテ ビルドアップ面では相変わらず貢献度皆無だが、守備では利いていた。流石に後半は疲れているように見えた。
モドリッチ ベイルのサイドが優勢と見抜くと、左に流れて先制点の起点に。疲れているが、及第点のプレーを見せた。アセンシオの怪我が無ければ休ませられたんだが。
クロース マルセロとのコンビで鹿島の右サイドをパニックに。守備はラージョ戦に比べると緩い。決勝はもうちょいやってくれる事を期待。
バスケス 相変わらず攻撃面で凡庸過ぎる(笑)しかも守備でもいつもより緩いし。クロースとかマルセロが抜くのはまだわかるが、お前は守備で手抜くなや。
ベイル 強行出場でハットトリックを記録。攻撃面では勿論だが、守備面でもしっかり仕事をしてくれた印象。ロナウドよりも守備のタスクをしっかりこなしているという事は評価されるべきだ。
ベンゼマ 中盤を助ける9.5番として最高だったが、2度の得点機を決めきれず。
アセンシオ ベイルと交代で入るが、ハムストリングスの怪我で負傷退場。シュートを撃とうという意識があったのは良かった。だが守備が緩すぎる。もうちょい頑張らんとスタメンは厳しい。
イスコ 最初は左サイドだったが、カゼミーロが入ってからトップ下に。逃げ切りたい時は彼のキープ力は有り難い。ソラーリの使い方は間違ってないと思うが、本人は不満だろうな。
カゼミーロ 怪我から復帰。アセンシオと交代で出場し、ジョレンテとのダブルボランチでプレー。失点シーンの守備が適当すぎるし、クソみたいなパスミスで鹿島に決定機をプレゼントする有り様。この調子ならおそらく決勝はベンチだろう。
ソラーリ まあ勝ったんで文句は無いよ。怪我明けのアセンシオを出場させて怪我させたのは痛いし、力の差を考えればもうちょいローテーションしても良かった。だがモウリーニョ就任は嫌なので、全力で応援(笑)