スポンサーリンク
スポンサーリンク

WavesのAbbey Road TG Mastering Chainのレビュー(比較音源あり)

音楽・DTM
スポンサーリンク

Abbey Roadシリーズの新作プラグインを購入

 

関連記事:wavesプラグインのインストールについて~V9とV10の共存方法

 

サイバーマンデーセールでWavesが「プラグインを2個買うと1個が無料」のキャンペーンがやってたので、

  • Abbey Road TG Mastering Chain(39$)
  • Abbey Road chambers(29$)
  • API2500(無料プレゼント)

を購入した。sound grid101のクーポンを使ったので、本当は68$だけど51$ぐらいかな。

 

本当はTG Mastering Chainだけが欲しかったんだけど、Wavesの策略に乗せられて、またいらん買い物をしてしまった(笑)

 

まあchambersは今の所そんなに使い所が無いけど、出来は悪くない。飛び道具的に使ったら面白そう。

API2500は古いプラグインだからちょっと音が篭ってるかな。アナログ感が欲しい時には使えそう。

スポンサーリンク

使ってみた感想

 

それでは今回のセールの本命だったTG Mastering Chainのレビューに入りたい。

このプラグインは簡単に言うと、アビーロードのコンソール(EMI TG12410 Transfer Console)にあるチャンネルストリップを再現したプラグイン。最近流行のM/Sモードにも対応しているという優れもの。

 

ホームページによると

そのマジックは、ピンク・フロイド「狂気」、ニルヴァーナ「イン・ユーテロ」、レディオヘッド「キッドA」「OKコンピューター」そしてエド・シーラン「+」にまで及びます。

と書かれている。この謳い文句で心をくすぐられたのは私だけじゃないはず(笑)

 

マスタリング時にたくさん有名な人のプリセットが入っているので、それを使ってマスタートラックに使用してみたが、かなりアナログ感が強くブリティッシュロックの匂いがプンプンする。

 

ちょっと私的にはアナログ感が強すぎるので、最終的にはコンプセクション以外はオフにして、コンプのみをM/Sモードで使用したら良い感じになった。

このコンプは中低音にガッツが出る。ロック系にはもってこいって感じ。

スポンサーリンク

TG Mastering Chainのコンプレッサーを比較~コンプなしの音源

 

ていうわけで、今回はaddictive drumsのスネア音源でTG Mastering Chainのコンプレッサーの比較音源を作ってみた。

 

 

 

まずこちらがコンプ無しの状態。

 

 

スポンサーリンク

コンプレッサー有りの音源

 

そして次がTG Mastering Chainのコンプレッサーをかけたスネア音源。

 

 

設定はこんな感じ。MODERNモードで、効果がわかり易いようにRATIOはかなり高めに設定、大体MIXのノブは65%ぐらいにしている。

 

 

 

こんな感じで気持ちよく音を潰してくれる。MIXのノブを100にするともっと強く掛かる。

モードがORIGINALMODERNLIMITがあるのだが、MODERNが一番使い易いと思う。ORIGINALはヴィンテージ感が強すぎてモロ60年代の音(このコンソール自体は70年代のモノらしいが)になるので、私的にはちょっと使いにくい。あとリリースの設定は出来るが、アタックのノブは付いてないので出来ない。

スポンサーリンク

レイテンシー問題

 

実はこのプラグインは元々マスタリング用で、個別トラックに使うとレイテンシーでとんでもなく音が遅れる。

 

なので個別トラックにかけたい場合はAR TG Mastering Liveを使用する。

 

 

同時にLiveモードもインストールされるので、プラグインリストのすぐ下に書いてあるはず。

 

こちらだと音が遅れないので、個別トラックの処理にも問題なく使用出来る様になる。