グループバイでTape Machine Collection購入
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今年のIKのグループバイも大盛況のうちに幕を閉じた…。最初は「もうほとんど持ってるから要らねぇよ」って感じで参戦するつもりもなかったのだが、「1個買うだけで10個無料」と言われれば参戦しないわけには行かない。
持ってなかったamplitubeのバンドル(メサブギー、オレンジ、ダイムバックダレルモデル、レスリー、アンペグ2など)とT-Racksの新作であるテープコレクションなどを無事無料でゲットできた。まああんま使わんのだろうが。
というわけで今回はT-RackS Tape Machine Collectionのレビューを。
まずT-RackS Tape Machine Collectionという製品について説明すると、今の所4つのテープシュミレーターが発表されている。
Ampex 440Bを再現した「Tape Machine 440」、Studer A80 Mk IIを再現した「Tape Machine 80」、MCI JH24を再現した「Tape Machine 24」、Studer Revox PR99を再現した「Tape Machine 99」という4種類のプラグインで構成され、さらにはこれらのレコーダーで使用する“テープ”も、3M/Scotch 250を再現した『250』、Ampex 456を再現した『456』、Quantegy GP9を再現した『GP9』、Ampex 499を再現した『499』の4種類の中から選択できるようになっています。IKのサイトより引用。 |
との事。
「Tape Machine 80」の比較音源
今回はStuder A80 Mk IIをシミュレートしたTape Machine 80の比較音源を作成してみた。
まずは何も掛けてない音源。(ヘッドフォン推奨)
次にTape Machine 80をインサートした音源。設定はプリセットの「15 lps overbias warm」を使っている。onにしただけで音量が上がるのでoutputを-3.5に設定してボリュームを合わせている。
個人的な見解だが、音の重心が下がるというか、アコギの低音源の響きがより豊かになった。これはEQ処理では再現するのは難しいだろう。
テープシミュレーターはWaves社のも持っているが、Wavesのはインサートしただけでノイズが微かになり続ける仕様になっていて「そんなリアルさ要らねぇよ(笑)」って感じだったのだが、IKのはそういう事もなく、現代的にチューンアップされていて、とても使いやすいプラグインだと思った。
欠点としてはとてもCPUの負荷が重いという事。
corei7 4790という数世代前のCPUでは気軽には使えないレベルの重さ。最新のCPUでもガンガン使う事は難しいのではないだろうか?マスタートラックに使うか、生楽器系のトラックに隠し味的に使うのが良いのかな。