Onda Cero(オンダ・セロ)での発言
ジダンはラファ・べテニスが率いてたレアル・マドリーを修正したが、今度は自分自身を修正しなくてはならない。責任の一端は彼にある。監督が統制すべき部分で問題が生じている。今のマドリーは、どうプレーすべきかという定義が不明瞭になっている。エネルギーと野心に溢れる選手たちは前線からプレッシングを仕掛け、そのほかは後方で待ち構えようとしている。戦術的な規律が欠けているように思えるよ。
ジダンが現役時代にSDを務めたバルダーノの発言。私がこのブログで書いてきた事とほぼ同じである。ちなみに今シーズンのイスコに対してもバルダーノは「独善的なプレーが多い」と言っている。まぁ簡単に言うと「ジダン無能」で済むのだが、同じ釜の飯を食った仲間だから、表現が若干マイルドにはなってると思う。遂に身内や地元紙からも手腕が疑問視され始めたジダン。
このコメントを見て思ったが、やっぱりバルダーノは有能である。監督時代10代のラウールとグティをトップチームデビューさせ、ベルナベウクラシコでも5-0でクライフのバルサを粉砕した事もあった。その時はミカエル・ラウドルップをボランチにコンバートし、レドンドと共に中盤の舵をとらせた。何の役にも立ってないイスコとカゼミーロを使い続け、若手を干し続けるジダンとは対照的である。
そもそもバルダーノはテネリフェみたいな小さなチームをUEFAカップ出場に導いているわけで、選手頼りのジダンとはモノが違う。(この時、テネリフェの中心選手だったのがレドンド。後にバルダーノと共にマドリーへ。そしてマドリーの黄金時代が幕を開けた)ていうかもうバルダーノが監督やってくれよ。(SDでもいいけど)本当はアンチェロッティ、グティ、ラウドルップのどれかがいいけど。
今後の注目ポイントはベルナベウのリアクション
そのバルダーノがここまで言っているのに、ビジャレアル戦で同じメンツ(セルタ戦のスタメン&アクラフの所にカルバハル)で臨んだら、その時は今シーズン終了かもしれない(笑) いや負ければまだ可能性は残るが、下手に勝ちでもすりゃジダンは「よしやっぱこの布陣や!これでこっから快進撃や!」とか思いそうだから悩ましい。最近マドリーが勝っても喜べない自分がいるのだ、勝ったらクソ布陣が続くし、負ければ勿論ファンとして悲しい。
ていうかベルナベウの観客がジダンに「dimisión ディミシオン(辞任)」コールをしないのが不思議でならない。確かにジダンは英雄だが、もはやそんな事を気にしている場合ではない。ジダンの無能&ポジティブシンキングは異常であり、あの手この手でプレッシャーをかけて、事の重大さをジダンに気付かせる必要がある。(それでも望みは薄いが)
ちなみにジダンのコメント「責任は皆が抱えていて、その第1人者が私だ」
「はっ?!いやいや責任を抱えるべきははお前だけやろが、選手は真面目にやっとるわ!使いもしないで腐らせている若手達にも責任押し付けるなや!」
バルダーノも直接ジダンに言ってやってくれ、あんたの方が監督として優秀なんだから。何ならアシスタントコーチとしてベンチに入ってくれてもいい。ペレスもジダンをクビにできないのなら、アシスタントのベットーニをクビにしてくれ。あのアレックス・ファーガソンだって練習はほとんどコーチがやって、本人は見てるだけだって聞くし。(この時に選手のコンディションを見極めるらしい。)有能な戦術コーチがいれば若干マシになるだろう。
とりあえずヌマンシア戦とビジャレアル戦のベルナベウのリアクションに注目したい。あと一応ジダンの采配も…。(期待するだけ無駄だろうが)