だとよソラーリ
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Asensio: "If I play more on the right or in the middle, I have more chances to be decisive and get more involved."
— Spectating Madrid (@spectatemadrid) November 21, 2018
ついにアセンシオが右サイドかトップ下の方がやり易いと発言した模様。ず~っとこのブログで「アセンシオは右ウイングで使えや。左だとクロス上げてるだけじゃねえか。」みたいな事言ってきたけど、ようやく本人から同じ主旨の発言が聞けてホッしている。
たしかにアセンシオは左サイドでも決定的な仕事をする事はあった。例えばPSG戦1st Legのマルセロへのアシスト(動画の27分以降)とか。だがこのプレーはクロースとマルセロとの連携で崩しているのであって、「左サイドだから」ってわけでは無いと思う。
ロナウドへのアシストもクロス上げてるだけだし、今のマドリーにはロナウドはいないわけだから、やはり本人が言っているように右か真ん中で得点に絡む仕事を期待したい。
しかし改めて見ると酷い試合だ。よくこの内容で勝ったよな(笑)サイドの守備ガッバガバじゃねぇーか。
ジダンとアセンシオの分岐点
実はアセンシオが右サイドでプレーした試合が無いわけでない。
上の動画は昨シーズンのホームでのラスパルマス戦。サイドの守備がガッバガバの4-3-1-2の布陣でジローナに負けた後の試合で、ジダンには何らかの修正を施す事が期待されていた試合であった。
この試合アセンシオは4-4-2の右サイドで先発して1ゴール1アシストを記録…。
普通の監督なら「アセンシオ右でも全然イケるじゃん。よっし次の試合からこれで行こう」となるのだが、ジダンはこの後のマドリードダービーでなぜか全く機能してないイスコトップ下の4-3-1-2に戻しやがった(笑)
そしてその後も問題点を修正出来ずにホームでビジャレアルに敗れるなど、マドリーはリーガで低迷を続けることになった。
ジダンは現役時代グラスゴーでのレバークーゼン戦で4-3-1-2のトップ下で先発。歴史に残るスーパーボレーを決めてCLを制覇している。
おそらくその時の成功体験がジダンの4-3-1-2への過剰な拘りを生んだのだろう。
結果、思い入れのある布陣に対する拘りを捨てられなかったジダンは監督の座を辞任する事になった。
01-02のCL決勝を観た人はわかると思うが、実際この時もデルボスケが送り出したスタメンは全く機能してなかった。ラウールとジダンの華麗なゴールで美化されているが、この試合のマドリーは内容だけなら負けていてもおかしくなかったのだ。
フィーゴが右インサイドハーフ、現監督のソラーリが左インサイドハーフ、アンカーがマケレレの構成だったが、フィーゴもソラーリも元々ウイングタイプの選手なので全く良さが出せず、レバークーゼンに何度も冷や汗をかかされる試合展開であった。
話しを戻すと、思えばこのラスパルマス戦が分岐点だったな…。ここでジダンがロナウド・ベンゼマ・アセンシオ(ABC)による最強3トップを発見出来ていれば、ジダンもロナウドも残留したかもしれない…。
まあ過ぎた事だから悔やんでも仕方ない…。
アセンシオもロナウドがいなくなって、チーム内での自分の役割が変わって来た事は自覚しているようだし、ここからの巻き返しに期待したい。