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リーガエスパニョーラ17-18第22節レバンテ対レアルマドリード~ペレスまだ間に合うぞ(笑)

レアルマドリード
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言い訳出来ない引き分け

 

関連記事:リーガエスパニョーラ第20節バレンシア対レアルマドリード~束の間の浄罪

 

うーむ、酷い、酷すぎる。何を書けばいいのかわからないぐらい酷い(笑)レバンテは現在降格争いをしている17位のクラブで、ファンには悪いがハッキリ言ってメチャクチャ低レベルなチームであった。

この試合の大きなトピックは「ジダンのお気に入り選手」は全員起用可能な状態であったという事だろう。つまりよく言われている補強の失敗とかいう言い訳は通用しない。日程的にも国王杯で敗退したため、前節から一週間空いているというユルユル日程。

そんな状態で17位レバンテに引き分けという結果は、ジダンにとってもチームにとっても非常にネガティブなものと言える。前節内容は酷かったとはいえバレンシアをメスタージャで攻略して、精神的に上向きになる予兆があっただけにこの引き分けは痛すぎる。

 

失点シーンも別にレバンテが優れているわけではなく、単純にマドリーの組織が崩壊していたという事。

 

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レバンテの1点目。DFラインの前にスペースぽっかり。

 

cap105.jpg

 

レバンテの2点目、酷すぎワロタ。セルタ戦の記事でも言ったけど、両SBを上げたいならカゼミーロはCBの間に下がって3枚で守るべきであった。逆にカゼミーロを上げたいならSBのどちらかは下がっているべきだ。つまりアンチェロッティ時代の両SB上げ、モウリーニョのメッシ対策であるラモスの迎撃守備、ジダンの指示かどうかは知らんが最近やってるカゼミーロ上げが合わさるとこうなるという事(笑)

 

どちらの失点シーンも選手のポジショニングがムチャクチャで、誰が悪いとも言えない。(原因が特定できないのが重病の証拠)あとどちらのシーンも人数は足りているのに失点しているというのが非常にマズい。カゼミーロが批判されているようだが、ジダンが修正しないのが問題なので、個人的には選手は責められないと思う。カゼミーロは以前はあんなポジショニングはしていなかった。なので監督の指導次第である。

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これは再放送ですか?(笑)

 

個人的にはバレンシア戦の記事で書いた通り、「最悪の状態から昔のクソサッカーに戻っただけ」だと思っていたので驚きはない。ただジダンのこの試合中の交代策には正直驚いた。

基本的にジダンは学習能力が無い。だからずっと同じ過ちを繰り返し続けている。
簡単に言うと、

就任当初:戦術BBC&クロース、モドリッチ、イスコの布陣

15-16後半:守備がヤバイのでアンカーカゼミーロでギリギリのバランスを保つ

16-17前半:相手に引かれると攻撃面で手詰まりに

16-17後半:ベイルが怪我で離脱。そこにイスコを入れて中盤を増やす

17-18前半:対策採られて、攻撃が機能不全になり、カゼミーロが無意味な攻撃参加をして守備も不安定に

17-18後半:どうしようもなくなって怪我人復帰のタイミングでBBCに戻す

今日:またレバンテに引かれて苦しむ

とりあえずベイルに代えてイスコを投入

降格争いしているチームに勝てずに引き分け

この流れをひたすら無限ループさせるつもり?

 

BBCを「プランA」、イスコシステムを「プランB」とするなら、デフェンシブな相手にはも通用しないのが現状である。(オフェンシブな相手にはプランAは有効)つまりジダンに求められるのは「プランC」の発明であり、「信頼ガー」とか言っている場合ではない。マドリーのスカッドが本当に貧相で手の打ちようもないと言うなら同情の余地があるが、今日のベンチにはアセンシオとコバチッチという有望な若手がいたのでその言い訳も通用しない。

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ジダンの脳内にはプランCは存在しない

 

レバンテの監督のフアン・ムニス は一応バレンシア戦を研究したようで、4-5-1でサイドに蓋をしてきた。それでもマドリーの選手のクオリティを鑑みればたいした問題ではない。問題は相手の出方を見て選手の配置、構成などを変えようとしないジダンにある。

 

今日の試合で言えばサイドに蓋をされて両SBがいつもより自由にプレー出来ない状態であった。ならば中央のパス回しを活性化させられる、アセンシオ、コバチッチ辺りを使えば間違いなくレバンテの守備は崩壊していただろう。

なのにジダンはプランA→プランB→おなじみのバスケスというテンプレ通りの交代で、降格争いのチームを相手に極めて凡庸な試合内容を繰り広げた。

普通なら「プランC」を考案する所だが、イスコの扱いを見てればわかるように、ジダンは選手を切れない。なので私はジダンを解任した方が状況を好転する可能性は高いと思っている。

 

しかもどう考えてもジダンが原因なのに当の本人は「リーガの決着はついていない」とか言っている模様。修正能力も無ければ、バルセロナに勝ち点20近く離されてファンに対して謝罪の言葉すらない。こんな監督の続投を願っている人がまだいる現状に驚いている。

 

冗談抜きでジダン続投でこのままの選手起用だとCL圏すら危うい。自分の自己満足で若手を残し、腐らせ、ケパの獲得も突っぱねた。ジダンの続投のメリットは私には思いつかない。

今すぐ解任して欲しいところだが、残念ながらPSG戦まで解任はないだろう。選手達も「敗者は首を刎ねられる」というマドリーの鉄の掟を十分理解しているハズ。選手達もさすがにPSGに負けたらジダンが解任されても文句は言わないと思われる。

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選手評

 

ナバス うーん、まぁこんなもんじゃない?2点目は止めれたかもしれないが、そもそも組織崩壊しているのだから彼のせいにするのはおかしい。

ラモス まだトップコンディションではないと思われる。だがナチョを休ませないといけないので起用した事に関しては何とも言えない。失点シーンは組織が崩壊しているので何とも言えない。まぁ怪我しなかっただけ良かった。

ヴァラン 2失点目のポジショニングは色々言われるだろうが、彼個人の問題よりもチームの問題がデカ過ぎる。

マルセロ 相手の戦術に消されてたね。でも最低限の仕事はしたと思う。マルセロへのマークを囮にして中を使えなかったジダンの失態だろう。

カルバハル ベイルが機能不全でイマイチだったかな。失点にも絡んでしまった。

カゼミーロ 批判の対象に。確かに攻撃面では効果的では無かったし、守備面でもモドリッチの方が利いていた。だが前述した通り、修正するのは監督の仕事なので…。

モドリッチ あきらかにオーバータスク。このままだと彼が壊れてしまいそうで非常に心配である。おそらくモドリッチ自身はチームの問題を把握していると思うので、ジダンに進言してもいいのでは。

クロース 前節は良かったのに今日は安定の舐めプ。これが「信頼采配」の弊害と言える。

ベイル 引かれた相手に彼が沈黙するのは数年前からわかっていたはず。なのでデフェンシブな相手にはアセンシオを起用すべき。

ベンゼマ 10番としては今日は良かったと思う。サイドに流れてボールを引き出すなど精力的だった。ただここまで得点への意欲を感じない9番は日本代表の柳沢以来だ(笑)

ロナウド 今日はイマイチ。シュートシーンもあったがジャストミート出来ず。ただ交代してもそんなに試合内容が好転しなかったので、個人的には必要な選手だと思うのだが。

イスコ 2点目をゲット。下がって受けるシーンが多すぎ。あまり効果的なプレーは出来なかった。彼は使う側の人間じゃなくて使われる側の選手だと思う。

アセンシオ また左で起用。ほぼ何も出来ず。

バスケス 時間短すぎ。まぁ時間あっても何も期待できないけど。

ジダン ベストメンバーで言い訳できない失態。モドリッチ酷使、ロナウド交代して逃げ切り失敗、カゼミーロのポジショニングも放置。普段一体何を練習させているのか?プランCを見つけられなければ、クビを切られる事になりそうだ。1シーズンでレバンテに2引き分けはさすがにマズイ。