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リーガエスパニョーラ17-18第18節セルタ対レアルマドリード~無能死すべし

レアルマドリード
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予想通りのクソ試合

 

ハイ、前回の記事で言った通りクソ布陣によるクソ試合発動。

まぁ国王杯でイスコを温存しアセンシオを先発させ、この試合でジョレンテ&セバージョスを召集外にした時点でわかりきっていた事だが…。

 

前回の記事で

私としてはジダンがクラシコの敗戦を受けて、何らかの変化をチームに施す事を期待していたのだが、残念ながらこの試合ではその片鱗を感じる事はできなかった。
まぁジダン的にはこの試合では「普段使ってないヤツ使っておけばOK」的な解釈なのだろう。そう考えるとイスコを休ませて、アセンシオがこの試合で先発だったという事は、セルタ戦で無能采配が繰り出されそうな予感がする…。(もういい加減にしてほしいのだが)
ただ前述した通り、この試合はジダン的には「普段使ってないヤツ使っておけばOK」的な試合だった可能性が高い。なので次のセルタ戦でなんらかの変化が見れる可能性が僅かながら残されている。
年明けのバレンシア戦で敗戦してベニテスはクビを切られたが、ジダンにとっても次のセルタ戦はとても重要な試合になる。セルタ戦はジダンが残された6ヶ月をどう使うかピッチで示す所信表明になるだろう。

 

と書いたが、結局ジダンはクラシコの敗戦から何も学んでおらず、何の変更も加えなかった。変わったのは役立たずのお気に入りベンゼマの所にお気に入りのベイルを入れて、ただベイルが高いポテンシャルを証明したというだけの試合である。明らかにジダンの責任で勝ち点を落としているにも関わらず、その張本人は試合後にこうコメントしている。

 

 

「後半の戦いぶりが不十分だった。前半のようにできなかった。90分のプレーができなかった。我々は前半とても良いプレーをし、後半は少し悪くなった。責任者なのだから私としては問題が何なのか発見しなければならない。チームは90分を通して良いプレーをするときもあるが、最近は安定してやれていない。すべきプレーをしていない。我々は自分たちの可能性を信じなければならない。もしかすると90分良いプレーをするだけの自信がないのかもしれない。」

 

 

「ちょっww明らかに戦術的に破綻しているのにメンタルのせいにするとか無能過ぎワロタ。前半は良かったとか言ってるけど、前半の失点なんかどうみても組織崩壊してるやん(笑)」

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ピンチシーンからみるマドリーの問題点その①

 

この試合マドリーはベイル、ロナウドが2トップ、その後ろのイスコがフリーマンみたいな布陣で臨んだ。まぁ4-3-1-2と言って差し支えないだろう。

前から言っている事だが、この布陣は「サイドの守備のタスクを誰が受け持つか」が曖昧になりやすい布陣である。それが顕著に現れたのが下のシーン。

 

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イスコが右サイドの守備のタスクを受け持っているシーン。ならば普通に考えれば4-4-2のフラットでクロースが左サイドの守備をするのが普通なのだが、なぜか3センターの逆三角形で守っているマドリー。ちなみにベイルも含めればフィールドプレイヤーは9人いるので人数的には十分足りている。

 

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相手は当然逆サイドにサイドチェンジ。マルセロの前はスッカスカ。

 

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ピンポイントクロスであわや失点というシーンだったが、ポストさんのおかげで難を逃れた。

この試合のマルセロは確かに酷かったが、これだけ彼に負担が掛かっているという事も頭に入れておく必要があるだろう。守備がこの状態なのに加え、90M近くを駆け上がり、サイドをドリブルで切り裂いて、ピンポイントクロスも上げろとか…。ブラック企業にも程がある。

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失点シーンからみるマドリーの問題点その②

 

続いて失点シーンも。

 

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本来ならカゼミーロは矢印のスペースを埋めるのが仕事なのだが、この時はなぜかクロース、モドリッチと同列にポジショニングしている。

 

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カゼミーロのポジショニングミスに加えて、マルセロとアクラフも前に上がっていたため当然の如く失点。原則的に、両SBを上げるならカゼミーロは後ろに残るべきである。百歩譲って攻撃で何の役にも立たないカゼミーロを上げたいのであれば、どちらかのSBを後ろに残すべきである。こんなの小学生でもわかっている事なのに、それを修正できないジダンって….。

これ以外にも似たようなシーンが散見された。

 

次にPKを獲られる直前のシーン。

 

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また赤のスペースを埋める仕事を放棄して、前に上がったままのカゼミーロ。

 

ちょっwwアンカーが画面内にいないとかワロタ」

 

前述した通り、せめてSBのどちらかが残っていればPKを獲られる事はなかったのだろう。このままだとモドリッチが過労死で死んでしまう。まさにブラック企業。

 

そして2失点目のシーン。

 

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まずマルセロがロスト。

 

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まだこの時点ではそんなにピンチではないのだが、何故かカゼミーロはいなくてもいいのにDFラインに吸収されている。あとクロースとマルセロが画面から消えていて(簡単に言うとただの舐めプ)、何故かベイルが左サイドにいる。だがベイルにはそんなに守備での貢献は期待できないし、するべきではない。

 

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バスケスとコバチッチが間を通されて一転してピンチに。セルタの右ウイングへのパスコースはコバチッチが切っていたので、ここは思い切ってバスケスが絞ってアスパスをマークするのも一つの手だったのかもしれない。ここが気の利くモドリッチとの差と言えばそれまでなのだが、本来はカゼミーロがここにいるべきである。つまりジダンの守備は個人の裁量に委ねる部分が大きいので、選手が変わると途端に機能しなくなるのである。

 

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後はされるがまま(笑)「バスケスが最後の所マキシ・ゴメスをマークしていれば…。」と言われるのはわからないでもないが、その前の時点で戦術的に破綻していた事がよくわかる。そしてその原因はジダンの指導力に問題があると言わざるを得ない。

「こういう場合はこうする」と選手に指示するのは監督の仕事であり、そういう戦術的ディテールをジダンが指導しているようには見えない。

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マドリーを崩壊させたジダン。不調のトリガーになっているイスコ

 

失点シーンを見ると全てほぼ同じパターンで失点している。

 

簡単に言うと、

イスコが攻撃で全く役に立ってない。前線のリソース不足が発生。

カゼミーロ、マルセロ、アクラフ「前線に人が足りないみたいやからワイらも上がるで」

残っているのはCB2人だけ。モドリッチ過労死&クロースは舐めプ。相手のカウンターを受け余裕で失点。チーン。

となる。

 

「今日イスコはアシストしたじゃないか!」と言われそうだが、今シーズン彼が司令塔として仕事したのは誇張抜きにして、この試合のベイルにアシストしたシーンが始めてである。

 

イスコのパフォーマンスが今日の試合で敗因と言われる事はないだろう。しかし、問題の発端はイスコを使うがために4-3-1-2というジダンの指導力には手に負えない難解な布陣を選択する事になり、そしてそのイスコが攻撃でもたらす利益を守備での損失が大きく上回っている事に辿り着く。イスコ自身には罪は無い。彼は自由を与えられて自由にやっているだけだ。そして今日のベイルへのアシストのようにたまに輝きを放つ時もある。しかし結果見れば解る通り、赤字を出し続けるイスコ中心のサッカーを続けていいわけがない。彼が「不調のトリガー(引き金)」になってしまっているのは一目瞭然である。そしてそのトリガーを引いたのはジダンである。

 

何度でも言おう、イスコが良いプレーをしたと言えるのは「シーズン半分が過ぎて一回だけ」である。イスコが現時点でチームで最多アシストなのは重々承知の上である。「記録」と「良いプレー」はまったく違うものである。私が言っている「良いプレー」というのは、今日のベイルへのアシストのようにゾーンの間で受けて決定的な仕事をする事であって、サイドからひたすらクロスを放り込む事ではない。そしてそのイスコの「記録」は他のチームメイトの犠牲の上に成り立っているという事を忘れてはいけない。

 

アセンシオはスーペルコパの2試合だけでバルセロナ相手に決定的な仕事をやってのけている。なのにイスコや舐めプしまくるクロース、カゼミーロにチャンスを与え続け、セバージョス、アセンシオ、ジョレンテ、マジョラルを干しているジダンは無能であり、その依怙贔屓がチームのムードを悪化させているのは容易に想像できる。一番腹立たしいのは今シーズンの失敗は「若手中心の補強策」とする事で、ジダンが自分の無能さを棚に上げて、若手達をスケープゴートにしている事である。

 

記者会見でジダンが「私が無能なので負けました。なので冬に鬼補強します」ぐらい開き直って言ってくれるならまだ可愛げもあるが、「私はCL2連覇した名将、運が無いだけ。」感がコメントから滲み出ているのがまたまた腹立たしい。
暴論かもしれないが、アンチェロッティやグアルディオラが監督であったら、今のマドリーは破壊的な強さでリーガで首位にいるだろう。今シーズンのスカッドは選手層が薄いという声をよく耳にするが、アンチェロッティ2年目の14-15シーズンに比べれば、間違いなく今シーズンの方が選手層は厚い。問題は「若手は経験が足りん!」と勝手に決め付けて、選手起用の選択肢を勝手に狭めているジダンの采配である。

 

つまりタイトル通り「無能死すべし」=解任しかないのだが、今の所そういうニュースは聞こえてこない。次のビジャレアル戦で負ければワンチャンあるかもしれない。ジダン的には「カルバハルが戻ってくれば楽勝や!」ぐらいにしか思ってないのだろうが…。

 

断っておくが、私は引き分けたから解任すべきといっているわけではない。勝負の世界なのだから上手くいかない事もあるのは重々承知している。だが何の改善も見られないし、何か変化が起きる予兆すら感じない。それに加えて試合後の「自信が足りないのかも」発言である。この状況でジダンを擁護するのはさすがに無理があるだろう。

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選手評

 

ナバス 1点目のポジショニングは疑問。PKをストップしたが、そもそも退場でもおかしくないシーンであり、個人的には評価できない。あと今更だが殺意が沸くぐらいキック精度が酷い。この状況で「ケパをいらない」と言えるジダンは頭がイカれているとしか思えない。

マルセロ ここ数年で最悪のパフォーマンスかもしれない。攻撃での貢献が出来なければ、彼はいる意味が無い。ただ守備に関してはジダンの戦術に問題が有り過ぎるので、全てを彼のせいにする事はできない。試合後のコメントと表情を見ると、マルセロ本人は今のチームの問題に気付いていて、「ジダンの戦術のせいで自分は被害を受けている。こんな破綻した状況で良いプレーなど出来っこない。」と感じているように見えた。

アクラフ 頑張っているし、対人の守備は安定している。だが、マドリーでスタメンは現時点で厳しいと言わざるを得ない。ただ18才という事を鑑みれば、彼の事は責められない。個人的にはオドリオソラ獲得を希望。

ナチョ いつも通り安定していたと思う。失点のシーンはDF陣のせいではない。

ヴァラン 正直、あんまよく無かったと思うのだが、他が酷すぎて怒る気にもならない。

カゼミーロ どこまでジダンの指示なのかはわからないが、彼のポジショニングミスが試合を左右したのは事実である。ジョレンテはカゼミーロのように職場放棄をしたりしないので、個人的にはこのポジションにもポジション争いが必要だと思う。

モドリッチ 過労死しそうになりながら、チームの穴を埋めつつ、イスコの尻拭いまでするハメに。可哀想過ぎて観ていて涙が出そうだ。

クロース 攻撃はいいが、守備が酷い。セバージョスと争わせるべき、少なくとも不動のレギュラー扱いは止めるべきだ。

イスコ アシストは見事だったが、彼を起用するデメリットが大きすぎる。独りよがりなプレーが目立つ。彼がシュートを盛大に外した後のロナウドの呆れ顔が全てを物語っている。

ベイル 2点獲って実力を証明。彼に必要なのは継続性なので、まだなんとも言えない。ただロナウドとの2TOPが機能したのは良かった。

ロナウド 最後まで乗り切れず。ミスが多かったが、今日は9番としてプレーしたため、相手を背にするプレーが多かった。それは彼の得意な事ではない。彼の得意なプレーエリアでプレーさせれば彼はもっとやれるだろう。

コバチッチ イスコの代わりに入ったのか、モドリッチの代わりに入ったのかが不明なのでなんとも言えない。本人もイマイチ役割を把握できていないように見えた。ここらへんがジダンの無能さを象徴している。守るのであればジョレンテ辺りを入れてれば、2失点目は無かっただろう。

ルーカス・バスケス 攻撃でも守備でも仕事ができず。これだけチャンスを逃しているのにいつまでも使われつづけるのは何故?セバージョスやジョレンテが不憫でならない。

アセンシオ 時間が短すぎる。本人も困惑しているように見えた。

ジダン 間違いなく不調の元凶。彼がいる限りレアルマドリードの浮上は無いだろう。微かな望みはBBC復活だが、3人の内1人でも怪我をすれば、またイスコ中心のサッカーが始まる。それに加えて「自分は名将でこの状況を何とかできる」と勘違いしているフシがあり、補強しようとすらしない。信頼って何?ロッカールームの良好な雰囲気って何?ベニテスの時より酷いんですけど?そう考えると解任しかないのだが、ペレスの決断は如何に?