追い込まれたジダン
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まだ調整段階のトッテナムに負けちゃったジダン…。流石にここは勝たないと。
これがスタメン。選手壊す気か…もうちょい代えろよ（笑）プレシーズンとはいえジダンが「早く勝って楽になりたかった」のがよくわかる。久保を先発にしなかったのには失望しかない。
そして最後にはこんな感じになった。
5-3で初勝利を挙げる
勝つには勝ったけど、途中までほぼ互角でワロタ。前日のバイエルン戦の大敗が関係しているのかはわからないが、今日のフェネルバフチェはリーガだと降格争いレベルの相手だった。というわけで「勝ったけど喜べない」というのが偽らざる本音である。
特に酷かったのは2失点目（33分ぐらい）のシーン。ヴァランとナチョの両CBが左サイドに引き摺り出されて右に展開されて失点したわけだが、一体何がどうなったらこんな酷い守備になるのか？酷すぎてもう何がなんだかサッパリわからん（笑）このシーンでオドリオソラ責めてる奴は頭おかしいだろ（笑）
このザル守備失点シーンを見る限り、やはりクロースのダブルボランチ起用とアザール左サイド起用の4-4-2を導入するのは難しいだろう。
おそらくアザールの左サイド起用に関しては、「相手のレベルが低いから攻撃で押し込める」とジダンは踏んだのだろうが、このレベルの相手でもしっかりチャンスを作られているし、タイトルが賭かった試合で使える代物ではない。
なのでトッテナム戦で書いた通り、カゼミーロが戻ってきたらお馴染みの3センターに戻す確率が更に高まったと見た。（個人的にはモドリッチ＆バルベルデのダブルボランチを推すが、ジダンがクロースとカゼミーロをベンチに置くとは思えない。）
この布陣だと守備は確実に今よりマシにはなるだろう。
だが前から言ってる通り、前線の枚数が足りないので何らかの「変化」を加えないと攻撃面では厳しい。
8月8日にプレミアの移籍市場が閉まるが、この日までに何かが起こらない限り、ジダンは現スカッドで解決策を見出さないといけない。そういう意味では12日のローマ戦のピッチに「誰が立っているか？」が重要な意味を持ちそうだ。（ちなみに次の試合は8日のザルツブルグ戦）
選手評
ナバス 一点目はオドリオソラがブラインドになって難しかった。
オドリオソラ 絶賛叩かれ中。前述した通り、個人的なエラーというより組織の欠陥の方が大きいと思うが。
ナチョ １ゴールを決める。昨シーズンの悪い時期よりはマシになった気がする。でも個人的には4番手かなぁ～。（ジダンがミリタオをどう扱うかによるが）
ヴァラン 最初の失点の守備は酷い。おそらく4-3-3だとカゼミーロがカバーしてくれるからその癖が抜けないのだろう。
マルセロ 全然アザールとの絡みが上手く行かない。ここが上がってこないと苦労しそうだ。
バルベルデ 普通に使える。ジダンにスタメンに抜擢する度胸があれば面白いのだが。
クロース もうちょい守備頑張ってくれ。なんでこんな使い辛い選手になっちまったんだ（笑）
アザール コンディションも連携も全然上がって来ない。ジダンの現役時代の初年度のようにフィットするのに時間が掛かりそう。正直アザールはスタイル的にすんなりフィットすると踏んでいたのでこれは痛い。
イスコ 毎回同じことを言ってるが、プレーする位置が低すぎる。久保の方が可能性を感じた。
ヴィニシウス 先制点をアシスト。悪くはなかったが、やはりここには左利きを置きたい。そうすれば左サイドへサイドチェンジ→アザールの1対1という攻撃が作れる。シュート精度は相変わらず酷い。
ベンゼマ ハットトリックでチームを救う。このレベルの相手だとエリア内にベンゼマしかいなくても何とかなるが、上のレベルになると通用しないのは自明の理。ジダンが今日のベンゼマのハットトリックで「うむ、ベンゼマ１トップで行けるな」と思ってるようだと危ない。
マリアーノ ベンゼマ程の器用さは無いが普通に使えると思う。ヨビッチとそんなに差があるとは思えない。ぶっちゃけアザール２トップ起用より、マリアーノ使ったほうが効果的だと思う。
バスケス 延命アシストワロタ。
久保 モドリッチにシュートを撃たせたパスは良かった。贔屓目抜きでトップ下としてはアザール、イスコより上。4-3-3の右でもウイングが内に絞るやり方なら対応出来ると思う。
ルニン スーパーミドルをブチ込まれる。厳しいようだが、オブラクとかならあれは弾いてるかも。足元には自信がありそうなので、もうちょい見たい。
ジダン 勝つには勝ったが、攻撃も守備も酷い。カゼミーロが帰ってきたら守備はマシになるだろうが、攻撃面で何らかの策を講じなければタイトル獲得は程遠いだろう。
