安定の舐めプ試合が発動
はい、またしても世界に恥をさらすクソ試合。2年連続、醜態を晒してこの大会出る意味ある?
「どうせ舐めプして、グダグダ試合になるだろうなー」と思ってはいたが、まさかここまで酷いとは…。
どうせ出場するなら、世間のまだマドリーの事を良く知らない人達にも「マドリーって強くてカッコイイ」と思ってもらえるような試合をしてもらいたいものだ。
かつてジダンが現役だった頃のトヨタカップのオリンピア戦のマドリーは震えるぐらい、強くて、華麗で、かっこよかったのを今でも覚えている。
次の日の学校では、「マドリー上手過ぎじゃね?」みたいな会話で持ちきりだった。
それが今じゃおそらく「マドリーってしょぼくね?」みたいに言われているのは容易に想像がつく。ペレスもマーケティングを重視するなら、選手にもっと厳しくした方が良いのではないだろうか?
この試合で求められているレベルでプレー出来ていたのは、モドリッチとクリスティアーノ・ロナウドぐらいだろう。
その他の選手はハッキリ言って、酷すぎて論外であった。
ジダンよこれで本当にいいのか?
たしかにアルジャジーラのGKのアリ・ハシーフは頑張っていたが、チームとしての実力はリーガの3部以下である。
ここまで苦しんだのは原因がある。
何度も言っているが私はアンチジダンでもないし、アンチイスコでもない。
だがジダンとイスコの相性はハッキリ言って最悪である。
何故かと言うと、
言うまでも無くジダンは無能&放任主義。 ↓ チームに戦術というシールド(保険)が存在しない。 ↓ 自ずと選手頼りのサッカーになる。 ↓ そうなるとサッカーIQの低い選手がピッチ上で迷子に。 ↓ イスコ、ルーカス・バスケスといったサッカーIQの低い選手が、ダークサイドに落ちてチームが全く機能しなくなる。 ↓ 結果的に個人技ゴリ押しサッカーになる。 ↓ 個人技頼りのため、選手のコンディション、モチベージョンなどによって浮き沈みの激しいチームに。 ↓ 舐めプして苦戦。世間に醜態を晒す。←今ココ |
ということになる。
アンチェロッティの頃は戦術と選手の才能が程よくミックスされていて安定したパフォーマンスが出来たが、ジダンは選手の才能が占める割合が高過ぎて、浮き沈みの激しいチームになっている。
この試合でモドリッチが中央をブチ抜く見事なスルーパスを何本も出したが(内1本がロナウドのゴールになった)、イスコがああいうパスを出した記憶が私には無い。
今日もイスコは左サイドでコネコネしていたが、左サイドからチャンスが生まれたわけではない。3列目のモドリッチからしかチャンスが出来ていないという歪な状況は早急に解決する必要がある。
ちなみに今日も出番が訪れなかった不遇の新星MFセバージョスだが、出場した時は彼は相手の守備ブロックの中で受けようとしている。おそらくそれが現在のチームに不足しているという事を見抜いていると思われる。(ジダンが全くそれを感じてないのが残念でならない)
そういう意味ではセバージョスはイスコよりは期待できるかもしれない。ピッチ内でクロース、モドリッチ、といったインフルエンサー達と同じ時間を共にする事によって大化けするかもしれない。コバチッチがそうであったように…。
今季同じ事を何度言っているかわからないが、もうすでに実験結果は出ているので、もういい加減見切りをつけて、新しいスタメンを組んで連携を深めていかないと、取り返しのつかないことになり(もうなっているが)、最終的にジダンが自分の首を差し出して代償を償う事になるだろう。
ジダンのスタメン選考からグレミオ戦、クラシコを占う
セビージャ戦であれだけ、明確に良い結果が出たにも関わらず、今日の試合でイスコトップ下システムをチョイスしたジダン。
頑なにイスコに拘っているとしたら、ハッキリ言って呆れるしかない。だが、この試合をローテーションするために敢えてイスコをスタメンにした可能性もある。
つまりジダンの本命はグレミオ戦とバルセロナ戦で、この試合はそこまで重要視していなかったとしたらどうだろう?
それならアセンシオとクロースとカルバハルを温存するために、イスコ、コバチッチ、アクラフを使ったとも考えられる。
それに加えて、試合展開が膠着している時にイスコが最初に途中交代させられる頻度も上がっている。
「ひょっとしたらグレミオ戦でアセンシオのスタメンが観れるかも」という淡い期待を抱かずにはいられない。ちなみに今日のスタメン選考からジダンの選考の基準を推測してみると、
CR7 必要不可欠な選手。キャラ的にも必要。 ベンゼマ ここはマジョラルでも良かったがフランス人優遇なので。 イスコ セビージャ戦ベンチスタートだった事を考えると、スタメンはそんなにおかしい事ではない。だが次のグレミオ戦でも出場するようなら非常に危険なサインだと言える。 モドリッチ 彼がいなければ負けてもおかしくないから必要。セビージャ戦早めに代えたので疲労も問題ないという判断か? コバチッチ クロースを休ませたかった? カゼミーロ ジョレンテでも良かったと個人的には思う。南米の選手にとってこの大会は特別な大会なのでそれを考慮した? アクラフ おそらくカルバハルをグレミオ戦、クラシコに向けて温存したかったと思われる。 マルセロ カゼミーロと同じく、南米出身選手なので気を使った? ナチョ ラモスを休ませたかった? ヴァラン バジェホだとジダン的にはちょっと心配だった?あとフランス人優遇。 ナバス まぁ一応正ゴールキーパーなので…。 |
という事になる。
カルバハルとクロースを休ませた事からジダンの頭の片隅にはローテーションがあったのは間違いない。だがその中に絶対的中心選手モドリッチが含まれなかったという事は、「ある程度のクオリティを維持しつつのローテーション」という考えがジダンにはあったと思われる。
その「ある程度のクオリティ」の中にイスコが含まれているのかが重要である。つまりイスコという存在がジダンにとって「クオリティを保証してくれる選手」なのか「格下相手ならまぁ信用できる選手」なのかという問題になってくる。
その答えはグレミオ戦とクラシコでわかるだろう。
そしてこの2戦での決断が今シーズンのマドリーの運命を占う上で試金石になるだろう。
選手評
ナバス ポジショニング悪すぎてワロタ。失点シーンはニアよりに立ち過ぎた。ケパが来るまでのグレミオ戦、クラシコで致命的なエラーが無い事を祈るしかない。
ヴァラン 二度と観たくないレベルで酷い。今日のパフォーマンスなら冗談抜きにCBの4番手が妥当。
ナチョ ヴァランに比べればマシだが、このレベルで失点している時点でドイヒー。プレーだけじゃなく精神面でチームを引き締められるような選手になってもらいたい。今日のヴァランのパフォーマンスだったらブチ切れても良かったのでは(笑)
マルセロ キャプテンだったのに舐めプ。でもセビージャ戦からクラシコまでの4連戦でフル出場させられそうなので、情状酌量の余地はある。ベイルの得点の起点となったアウトサイドの浮き球パスは見事だった。
アクラフ 致命的なエラーであわや大惨事という場面を創り出す。あの場面はカード覚悟で止めるか、コースを切りながら遅らせるかの2択だったはず。それに加え攻撃でも良さが出せなかった。彼の致命的な欠点は止まった状態でボールを貰ったら何も出来ないという事。セビージャ戦のゴールはトップスピードで走りながらボールを貰えたので良かったが、今日のようなドン引き相手だと打開力の低さがモロに出る。彼を活かすのならスピードを減速させないようなパスを周りが出してあげるべき。オドリオソラ獲得してレンタルに出した方が良いかも。
カゼミーロ ちょっとバランスを崩すような振舞いが目に付いた。後半ジダンに言われたのかどうか知らんが若干マシになった。モドリッチが前に行った方が断然怖いので、そこらへんは考えてもらいたい。
モドリッチ 間違いなくMVP。プレーも手を抜かないプロフェッショナリズムも素晴らしい。実質彼からしかチャンスが生まれなかった。クラシコまでの連戦で彼が怪我しない事を願うばかりだ。(怪我したら詰む)
コバチッチ イスコが左に流れてからはやり辛そうだった。こんな状態でもチャンスを量産したモドリッチ先輩を見習って精進すべし。
イスコ 最初は右サイドにいたが、気がついたら左でコネコネ。このレベルで決定的なチャンスを生み出せないという事が彼のレベルを物語っている。
ベンゼマ ポスト当てチャレンジ乙。マジョラルならどれかは間違いなく決めていただろう。シュート決められないなら全部ロナウドにパスしてくれ。
ロナウド あのシチュエーションで決めれるのはさすがエース。クラシコまで日程はキツイが頑張ってくれ。
アセンシオ やっぱり先発の方が良いプレーしてるような気がする。まぁでもイスコよりは大分マシだった。
ルーカス・バスケス 一応アシスト。だが目立ったプレーは無かった。UAEのチーム相手に幅取り要因としてすら機能しないのが彼の実力。単純に能力がマドリーのレベルに無い。モウリーニョやペップが彼を使うとは思えない。
ベイル ファーストタッチでゴール。正直まだコンディション的に先発は無理な気がするのだが、ジダンの判断は如何に。
ジダン 前述したようにこの試合に関しては、意図的にメンバーを落とした可能性もあるので、評価しづらい。ただ選手達の気の抜けたプレーを観ていると、もっと何かできたのではと思ってしまう。例えば出場機会に飢えている血気盛んなマジョラル、テオ、セバージョスといった若手達を使ってチーム内の士気を高めるとか、色々とやり方があったと思うのだが…。ヴァラン、ベンゼマへの同国優遇も酷い。戦術的には期待してないので、モチベーション面で準備が出来ている選手を使ってもらいたい。