年内最後となるベルナベウでの試合
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最下位のウエスカ相手に死闘、CSKA相手にホームで0-3で敗戦、と遂に監督としての手腕を疑問視され始めたソラーリ。年内最後のベルナベウでの試合で爽快感のある勝利を飾って、マドリディスタからの許しを得たい所。
CWC遠征前に19位相手の試合という事で、ローテーションも予想されたが、ガッチガチのガチメンで臨んで来たソラーリ。おそらくCSKA戦の敗戦でチキったと思われる(笑)
GK 13 ストーレ・ディミトリエフスキ
DF 2 ティト 7 アレクサンドレ・モレノ 20 エミリアーノ・ベラスケス 23 アレハンドロ・ガルベス
MF 4 アルバロ・メドラン 12 ギルバート・イムブラ 18 アルバロ・ガルシア 27 サンティ・コメサーニャ 17 ルイス・アドビンクラ
FW 11 アドリアン・エンバルバ
これがラージョのスタメン。マドリーの非合法スレスレの得意技である「マドリーとの直接対決時は出場禁止」条項が発動し、ラウール・デ・トーマスは招集外。
ラージョが弱すぎる(笑)
試合は脆弱なラージョDFの隙を突いて、前半13分にベンゼマが幸先よく決める。遂に本拠地でゴールラッシュが観られるかと思いきや、アセンシオがフィニッシュの場面で決めきれず。
結局、試合展開は「クルトワに助けられて1-0での勝利」という今シーズン恒例の塩試合に。勝ったにも関わらず、マドリーの選手はマドリディスタのブーイングを聞きながらスタジアムを去る事になった。
正直言って、言われている程酷い試合ではなかったように思う。CSKA戦よりも守備もソリッドだったし、早い段階で2点目を決めていればフィエスタになる可能性もあった。
だがその「CSKA戦に比べると酷い試合ではなかった」という事実が、ソラーリの監督としての手腕を如実に表しているとも言える。
結局、今のマドリーは選手間に「戦術という名の共通理解」が存在しない。なので自ずと選手達が拠り所にする「共通理解」はアンチェロッティ時代の遺産になる。
今日の試合のように、アンチェロッティ政権を経験した選手が多く残っているAチームの試合だと、それなりにマシな試合になる。百歩譲って、それはそれでいいのだが、問題は「共通理解」が存在しない若手中心のBチームである。
ジダン時代にも書いた事だが、オーケストラに例えるなら、マドリーの若手選手達は楽譜を渡されれば、楽譜通り演奏するだけの能力はみんな持っている。だが即興フリージャズをこよなく愛する指揮者・ソラーリは団員に楽譜を渡さない。
Aチームのメンバーは「ソラーリさんが何も言わないから、アンチェロッティ時代のアレ演奏しようぜ」みたいな感じでなんとかなっている。
だがBチームの若手達は「ちょっww何すればいいかわからなすぎてワロタ。コード進行もテンポも決めずに演奏とか無理ゲー過ぎてワロタ(笑)」となり、不協和音だらけの粗悪なフリージャズを奏でたのが先日のCSKA戦である(笑)
そしてここに来て、マドリーのピッチ上の監督と言っても差し支えないベンゼマが負傷退場。ベンゼマがいなければ、戦術のないソラーリマドリーが不協和音を奏でる可能性が高まるのは言うまでもない…。
【悲報】CWC観る限り大岩>ソラーリな件
次の試合はついにCWC準決勝。マドリーは中南米王者・グアダラハラを逆転で下した、アジア王者の鹿島アントラーズと再戦する事になった。
グアダラハラ戦を後半だけ観させてもらったのだが、三竿と鈴木が怪我でいないようだが、侮れないチームだと感じた。
鹿島は突出した選手はいないが、全員が助け合って厳しい時間帯を凌げるタフさがある。
鹿島サポ曰く大岩監督は無能らしいが(笑)、どう考えてもソラーリよりマシだと試合を観て感じた。だってソラーリが鹿島の監督になってACL優勝出来るわけないもんな(笑)
あとレジェンドであるジーコもテクニカルディレクターに復帰。チームはメンタル面では上昇気流に乗っている。
動画の前半でジーコが、前回のCWCでラモスが退場にならなかった事メッチャ怒っててワロタ。
当日、鹿島は凄いモチベーションで来るだろう。マドリーが日本でのCWC決勝の時のような舐めプをかましたら、100%負けるだろう。
ソラーリは今の所難敵と思われた、セルタ戦・ローマ戦・バレンシア戦はなんだかんだで勝っているので(相手が不甲斐なかったのが一番大きいのだが)、メンタル面でしっかり準備して、界王拳発動すれば、選手の能力差で勝てると信じたい…。
でもベンゼマおらんかったらマジで詰む…痛み止め打ってでも出場しろや(笑)
選手評
クルトワ 出番は少なかったが、試合終盤に重要なセーブを見せ、勝ち点3獲得に貢献。
マルセロ まだ本調子ではないのを自覚しているかのように抑え気味のプレー。レギロンの回復度合が不透明なので、CWCをなんとか無傷で乗り切ってもらいたい。
カルバハル 右サイドに戻り、本領発揮。
ラモス 当たり前だがハビ・サンチェスとはレベルが違う。今日は守備面でも集中してたし、ビルドアップも安心できた。
ヴァラン ビルドアップ面が不安定だが、ソラーリが監督だから仕方ない。DFとしての仕事は完璧だった。
ジョレンテ ソラーリの丸投げサッカーの影響もあって、ビルドアップ面ではまだチームに溶け込めてない。だが守備面では存在感をみせ、無失点勝利に貢献。
クロース 上手すぎてワロタ。積極的に前線に走り込むなど、攻撃面でも精力的でセバージョス、ベルベルデとの格の違いを見せつけた。しかも守備面でも勤勉だった。まさに「鬼に金棒=勤勉なクロース」(笑)でもクロースってこれが続かないんだよな(笑)
モドリッチ 休ませたい所だが、止むを得なく出場。華麗なターンで決定機を演出するが、得点に繋がらず。試合終盤にバルベルデと交代。
バスケス 1アシストを記録。攻撃面では凡庸だが、彼の攻守の切り替えの早さは、ソラーリの守備崩壊サッカーでは重要。
アセンシオ 決定機を決めきれず。ちょっと焦りすぎ。あの冷静なエロいチップキックは何処へ?だがチャンスシーンに顔を出せているのはポシティブ。
ベンゼマ 決勝点を決めたし、前線のプレーメイクも協力的で、まさに最高のベンゼマだったのだが、怪我で退場。なんとか復帰してもらいたいが。
セバージョス アセンシオと交代で左ウイングで出場。正直全然良く無かった。ソラーリが監督のままだと伸び悩みそうで心配。
ヴィニシウス 負傷したベンゼマと交代で1トップでプレー(笑)裏抜けを狙うがパスが合わず。
バルベルデ 試合終盤に時間稼ぎで出場。
ソラーリ 勝ったので不満はない。ぶっちゃけ戦術面では腐る程不満はあるのだが、改善できないので言っても無駄。取りあえずCWC優勝だけはお願いします。