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リーガエスパニョーラ18-19第31節レアルマドリード対エイバル~自作自演の苦戦

レアルマドリード
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試練のランチタイムキックオフ

 

関連記事:リーガエスパニョーラ18-19第30節バレンシア対レアルマドリード~勝ちに行って負けたジダン

 

 

ミッドウィークのバレンシア戦ではほぼノーチャンスで為す術も無く敗れたマドリー。ホームで行われるこの試合はタイトルを失ったのにも関わらず応援してくれるマドリディスタのためにも勝ちたい所。だが最近のマドリーはランチタイムキックオフを苦手としており、ジダンのモチベーターとしての手腕が試される試合。

 

 

まあ悪くないチョイスだと思う。ハッキリ言って、イスコのトップ下は何が良いのか私には分からないが、バレンシア戦で凡庸極まりないプレーを披露した、バスケス、クロース、カゼミーロを外したという事は評価したい。だがアセンシオとベイルの選手配置に関しては大いに疑問。

 

 

GK 1 マルコ・ドミトロビッチ

DF 4 イバン・ラミス  12 パウロ・オリヴェイラ  15 ホセ・アンヘル  20 マーク・ククレラ

MF 5 ゴンザロ・エスカランテ  6 セルヒオ・アルバレス  16 パブロ・デ・ブラシス  24 ホアン・ホルダン

FW 7 マルク・カルドナ  9 セルジ・エンリヒ

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ジダンはいつになったら学習するのか?

 

勝つには勝ったが、前半はゴミ中のゴミ試合だった。DFラインのビルドアップも下手すぎるし、攻撃のアイデアも無い。前半はベイルの裏抜けしか攻撃パターンがなかった。

ジダンがバレンシア戦の敗戦から全く修正を施さなかったのだから、それも当然だろう。

 

バレンシア戦で

  • アセンシオは左だとクロスを上げるだけになるので右で使うべき。
  • ベイルは右より左の方が適している。
  • エリア内に人が足りないので、2トップシステムにすべき。
  • イスコのトップ下は全く機能してない

とわかったのに、ジダンはどれも修正しなかった。

バレンシア戦の修正ポイントと今日のスタメンを照らし合わせると、イスコを左、アセンシオを右に置いて、ベイルとベンゼマを2トップに置いた4-4-2なら、前半にあそこまで苦しむ事は無かっただろう。

 

後半になって、やっとアセンシオを右に置いて起点が出来てマシになったが、気付くのが遅すぎる。

「ジダンが上手く修正した」という意見もあるようだが、ジダンの失策でマイナスだったのを0に戻しただけで、それは修正とは言えない。

 

つ~かさ、左を主戦場にしているアザールを欲しがっているクセに、アセンシオを左で使う意味を教えてもらいたい。未来を見据えて今から右でフィットさせておくべきだろう。昨シーズンからずっと「アセンシオは右で使え」って言ってるけど、いい加減気付いてくれ。

今日のアセンシオのベンゼマへのアシストを見る限り、アセンシオの右足でのクロスもバスケスの右足でのクロスもたいして変わらん(笑)これで残りの試合でアセンシオを左で使ったらジダンマジ無能。

 

ていうか、そもそもエイバル、ウエスカ相手にベルナベウで苦戦している時点でね…。ほんま来シーズンが思いやられますわ(笑)

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「エリア内に人が足りない」問題と非常に危うい攻守のバランス。

 

ずっと言ってるが、今のマドリーはエリア内に人が足りない。今日の試合でベンゼマがクロスから2得点したが、個人的にはまだこの問題は解決してないと思う。

 

まずベンゼマの1点目の時のエリア内には、イスコ、ベンゼマ、ベイル、レギロンがいた。

ポジション的に中央を主戦場とするイスコとベンゼマがエリア内にいるのは普通だが、左サイド担当のベイルとレギロンがエリア内にいるのは0-1で負けているという事も関係した、選手個人の判断と思われる。

間違いなく戦術的なポジショニングではない。このゴールシーンの時マドリーは右SBのオドリオソラも上がっており、2CBしか後ろに残してない。「仮にカウンター喰らったら守備どうすんの?」って話である。

 

たまたま今日の試合は選手個人の判断で賭けに出て、良い方に転んだがわけだが、前節にエイバルよりカウンターが上手いバレンシアにカウンターから何度もチャンスを創られた守備の問題は解決していない。

要は攻撃にリソースを割きすぎて、守備が手薄になっているわけだが、この問題をジダンは解決する必要がある。

 

アンチェロッティが「攻めの形が歪になれば、その歪みは守備に影響する」と言っていたが、まさにこのシーンがそれに当てはまる。

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ジダンに突きつけられた課題

 

この問題を解決する方法はジダンが監督である事を考えると、「補強」しかないと私は見る。戦術的な修正は無理だろう。

BBC時代は3人がエリア内にいれば単純な放り込みでも得点の香りがした。マルセロがBBCに向かって放り込んだだけで生まれた、リバプール戦のベイルのオーバーヘッドなどはその最たるものである。

これは簡単に言うと、選手のクオリティの高さ、つまり質的優位で生まれた得点である。

BBC時代は質的優位があったから3人で点が獲れた。だが今はクリスティアーノが退団し、もっと人数を割かなければいけなくなって、結果守備が手薄になっているというわけ。

 

「じゃあ補強するだけの事や!」と思うかもしれないが、仮にジダンが寵愛しているアザールが来れば、おそらく今日のベイルのポジションに入る。そしてアザールはエリア内で仕事をするタイプではない。なので今よりエリア内から人数が減る事になる…。

 

つまりアザールが来る前提で考えるなら、今日のイスコのポジションに2人分の仕事が出来るスペシャルなストライカーを置くしかない。そして「ベンゼマ+アザール+アセンシオ+新たなストライカー」がピッチに立っている状態で最低限の守備強度を維持しなければいけない。

もちろん監督がグアルディオラのような攻撃構築に長けた監督なら、それ以外にも方法はある。だがフリーダムサッカーのジダンが監督である事を鑑みると方法はこれしかない。

 

イスコ大好きのジダンに彼を外す決断が出来るだろうか?ていうか「2人分の仕事が出来るスペシャルなストライカー」なんて本当にいるのだろうか?いたとしてもその選手は獲得可能なのだろうか?ていうかジダンはこの問題に気付いているのだろうか?(笑)

ジダンマドリー第二期の門出は問題が山積みだ。

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選手評

 

ナバス 失点シーンダサ過ぎワロタ。2nd GKならわからんでもないが、正GKはキツイと思うが。

 

レギロン 背後のスペースを使われて失点。でもあれに対処するのは難しいと思うけどね。

 

オドリオソラ 使われるタイプなので、前にいる選手によってデキが激変する。バスケスやベイルが前にいた時は空気だったが、アセンシオが前にいる時は加速した状態でボールを貰えるので、フリーになり易い。彼の課題は最後のクオリティ。

 

ナチョ 相変わらずパッとしない。ビルドアップも不安定。後半は若干マシだった。

 

ヴァラン 酷い。ビルドアップも下手だし、インテンシティも低い。

 

バルベルデ 悪くなかった。モドリッチとのタスクの棲み分けが曖昧だったが、最初だからしゃあない。

 

モドリッチ コンディション悪すぎワロタ。クラブと代表で酷使されたツケが回ってきた模様。

 

イスコ コンディションは上がったような気がするが、有効なプレーは少ない。68分に見せたような、ブロック内に進入するプレーを増やしてくれないとスタメンでは使えない。

 

アセンシオ ま~た左で使われた。だが右で使われた後半は良かった。まあこれぐらいは朝飯前。

 

ベイル 空回りしてた。チームメイトとの連携も希薄だった。負のスパイラルに呑みこまれているように見える。

 

ベンゼマ 2得点。ベンゼマがハットトリックなんてするわけないんだから、2得点した時点で代えるべきだった(笑)

 

クロース モドリッチと交代。ようやく、自分に放出フラグが建っている事に気付いたのか、真面目にやっててワロタ。

 

バスケス ベイルと交代。「左だと良い」みたいになっているが、「粗が目立たなかった」と言うべきだろう。彼の問題はバレンシア戦のようにスペースを消してくるチームを相手にした時の打開力の無さで、今日のようなスペースがある試合だと「走ってるだけでOK」になるから良くみえる。

 

ブラヒム イスコと交代。時間短すぎて、評価出来ず。

 

ジダン 前半の選手配置は完全に自爆采配。もうテストはいらんでしょ?ローテーションは否定しないが、いい加減爽快感のある試合が観たい。