スポンサーリンク
スポンサーリンク

18-19CLグループリーグ第6節レアルマドリード対CSKAモスクワ~ソラーリ先生…組織的なサッカーが観たいです

レアルマドリード
スポンサーリンク

若手達にアピールのチャンスが到来

 

関連記事:リーガエスパニョーラ18-19第15節ウエスカ対レアルマドリード~最下位との死闘(笑)18-19CLグループリーグ第5節ASローマ対レアルマドリード~諦めて勝ったソラーリ

 

ウエスカ戦は最下位チームを相手に目を覆いたくなるような試合内容だったが、なんとか勝ちを拾ったマドリー。このCSKA戦は勝ち抜けは決まっているが、ウエスカ戦に出場しなかった若手にはアピールする絶好の機会。

 

 

基本的には国王杯のメリージャ戦のメンバーが基本。なぜかクルトワがGK。ナバスの運命は如何に?マルセロは怪我から復帰。

 

 

GK 35 イゴル・アキンフェイフ

DF 2 マリオ・フェルナンデス  14 キリル・ナバブキン  23 ヒョルドゥル・ビョルグヴィン・マグヌッソン  42 ゲオルギ・シェニコフ  50 ロドリゴ・ナシメント・フランカ

MF 8 ニコラ・ブラシッチ   25 クリスティアン・ビストロビッチ
98 イバン・オブリャコフ

FW 9 フェドル・チャロフ  17 アルノール・シグルズソン

スポンサーリンク

全員坊主にしろ

 

もうさ…何を書けばいいのか(笑)

 

この試合は酷すぎた…。若手がアピールのために、ピッチを所狭しと躍動する姿が観れると思ってたのに。

いざ蓋を開けてみたら、本拠地ベルナベウで格下相手にクソゲロゴミ試合で0-3の敗戦。

 

ロペテギ時代のCSKA相手の敗戦は、軽率なパスミスからの0-1での敗戦で、まだ番狂わせ感があったのだが、今回は全部の失点が完全に守備組織が破綻しており、文字通りの完敗であった。

 

加えて選手達のモチベーションも低く、「本当に自分達の立ち位置を理解しているのか?」と思いたくなるような選手もいた。

 

正直「このままソラーリが監督のままでいいのか?」と思わされる内容であった。今まで格下相手に舐めプで苦戦する事はあったが、ここまで守備が崩壊した試合は記憶にない。

 

ソラーリマドリーの守備は基本的に「根性守備&個人能力頼り」なので、この試合のように、経験の浅い若手がモチーベションが上がらないシチュエーションでプレーすればこうなるという事だろう。

スポンサーリンク

普段何をトレーニングしているのか?

 

守備だけじゃなくて、無得点での敗戦だったわけだから、当然攻撃面でも酷かった。

 

 

例えば前半3分のシーン。ヴィニシウスが4人を引き付けていて、スペースが出来てるのに誰もそこを使おうという意識が無い。前半3分なので疲れてるという可能性もない。

 

この状態だとヴィニシウスが単独で全員抜いてゴールするしかない(笑)

 

ていうかソラーリマドリーになって、チームで崩した得点ってあったっけ?カウンターと放り込みでしか得点してない気がする。

今日のアセンシオ・ベンゼマ・ヴィニシウスの連携からのゴールが決まっていれば、それに当たるかもしれないが、ソラーリが仕込んだというより、選手が即興で生み出した感が強い。

 

ソラーリが就任してから大体一ヶ月以上経っているが、いまだにどのエリアを攻略しようとしているのか見えてこない。1ヶ月以上経って兆しが見えてこないという事は、ソラーリにはその能力が備わってないと考えるのが普通だろう。

 

私は今日の敗戦は選手のクオリティに問題があったとは思ってない。まだ経験の浅い未熟な選手達だが、CSKAの選手よりは間違いなく優れている。勝つには十分なスタメンだった。

ジダン時代にも書いた事の繰り返しになるが、偉大な監督とそうでない監督との差はBチームに表れる。Aチームが機能してるのはアンチェロッティの遺産であって、ソラーリの功績ではない。

 

若手にチャンスを与えてチームに刺激を与えたソラーリは、戦略家としてはジダンやロペテギより優れている。だが彼には若手にチャンスを与える事は出来ても、若手の才能を伸ばす事は出来ないと私は見ている。

実際カスティージャ時代でもソラーリが若手の才能を伸ばした印象はない。そしてそれはジダンが「私が監督ではこのチームは来シーズン勝てない」と告白した理由と重なっている。

 

私はずっと「監督はグティかラウドルップにすべき」と言ってきたが、それは彼らがスター軍団を掌握できるカリスマ性と、アンチェロッティの遺産とは違う新たなメカニズムを植えつけられる手腕を持っていると思っていたからだ。

だがペレスはジダンの言葉の意図を汲み取らず、自分がコントロールし易い子飼いの監督を連れてきた。それが今のマドリーが低迷している原因である。

本当ならペレスは今夏にソラーリを解任して、結果と内容を両立させたグティをカスティージャに昇格させるべきだった。そうしていればマドリーは今頃グティの元で再建の道を歩んでいただろう。

スポンサーリンク

二兎を追わずに一兎を追え

 

ソラーリマドリーに話を戻すと、今のソラーリのやり方だと16-17シーズンレベルのスカッドを与えるしかないのだが、シーズン中にそんな事は不可能に近い。

インテルが敗退したので、「イカルディ獲得へ!」みたいになるかもしれないが、まずインテルがシーズン中には出さないだろう。(あとイカルディはベンゼマとの2トップじゃないと機能しないと見ているので、システムを変更する必要があると予想している)なので現有戦力でどうやってリーガ4位以内に入るかを考える必要がある。

 

ソラーリが戦術家としてどれだけ無能でも、おそらくAチームなら今日のような酷い試合にはならないだろう。なのでAチームを「どのコンペティションで」、「どういうスケジュールで」プレーさせるかが非常に重要になる。

 

「二兎を追う者は一兎をも得ず」という言葉があるが、「今のマドリーは複数のコンペティションを戦える状態にない」というのが今日の試合で明らかになった。まず最優先すべきはリーガの4位以内(CL出場権)なので、CLを捨てる覚悟も必要になるかもしれない。

 

だがマドリーの伝統がそれを許さない事を知ってるソラーリにそれが出来るのだろうか?全コンペティションを中途半端に勝ち進んで、CL出場権を逃すなんて事が無い事を願いたい。

スポンサーリンク

選手評

 

クルトワ 彼に責任は無い。むしろあの守備組織では被害者感すらある。

 

マルセロ コンディションの問題なのか知らんが、インテンシティ低すぎ。今のコンディションならレギロンの方がマシかもしれない。

 

オドリオソラ 積極的な攻め上がりを見せるが、チームが全く機能してないので良さを出せず。絶え間なく上下動を繰り返しながら、相手をブチ抜いてクロスを上げろなんて要求が高すぎる。戦術次第ではもっと出来る選手。

 

ハビ・サンチェス 失点に関与してしまった。正直まだまだトップチームのレベルには程遠い。最低でも2年は外で経験を積ませるべき。今の持ち上げられっぷりはラウール・ブラボを思い出す。

 

バジェホ 彼の目標は「怪我しないで欠員が出た時に出れる状態でいる事」なので、これを続けてもらいたい。

 

ジョレンテ 1点目は彼のせいに見えるが、イスコとアセンシオの守備意識が低すぎるので、彼のせいでは無いと思う。

 

バルベルデ 守備はしてたので、イスコとかに比べるとまだマシ。たまに意味不明なパスミスがあるのでそれをなんとかしてくれれば。

 

イスコ マジで酷かった。攻撃で何も生み出せないのに、チンタラ歩いてて守備での貢献度は皆無。まさにセンスの無いリケルメ。唯一良かったのはイスコ贔屓だったベルナベウの観客がブーイングし始めた事。これを期に変わらなければ、マドリーでの未来は無いだろう。だが彼が自分で自分の欠点に気付いて修正出来る選手なら、マドリーは昨シーズンあそこまで低迷してないだろう。つまりプレーを修正出来ないソラーリが監督である限り難しい。監督がグティだったらまた違ったんだけどな…。

 

アセンシオ 前半は攻撃面で良くなりそうな気配はあった。だが失点シーンなどの怠慢守備を観ていると、ルーカス・バスケスが使われるのも仕方ないと思ってしまう。

 

ヴィニシウス 攻撃面ではチーム内で一番マシだった。彼の問題は守備。しかしソラーリでは改善は期待出来そうもない。

 

ベンゼマ 批判されているが、前線のプレーメーカーとしての仕事はしていた。なぜか45分で交代させられた。

 

ベイル なぜかベンゼマと交代で出場。そして怪我。なのに試合終了まで出場。あのポジションじゃ活躍は無理でしょ。ベイルは最高の香車だからサイドに置くべし。

 

クロース ジョレンテと交代で出場。無難に捌いていたが、前線がカス過ぎて何の意味も無かった。

 

カルバハル マルセロと交代で出場。マルセロを休ませるための出場なので、機能するわけない。

 

ソラーリ 先発メンバーは問題ない。だがベンゼマを途中交代させたのは、チームに間違ったメッセージを送る失策だった。結果的にベイルを怪我させたのも痛い。今日はヴィニシウスとアセンシオとベンゼマの連携は悪くなかったので、今後の選考に活かしてもらいたい。守備は修正してもらいたいが、カスティージャの2年間で修正できてなかったので期待してない。