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リーガエスパニョーラ18-19第30節バレンシア対レアルマドリード~勝ちに行って負けたジダン

レアルマドリード
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無能スタメン選考

 

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最下位と死闘を繰り広げたウエスカ戦からはや数日。CL圏獲得を狙うバレンシアのホームに乗り込んだ。タイトルはかかってないが、来期に向けて良いイメージを持ってシーズンを終えるためには是が非でも勝ちたい試合と言える。

 

 

これがジダンが選んだスタメン。ウエスカ戦でローテーションをしているため、ジダンにとってのベストメンバーと見て間違いないだろう。ハッキリ言って、このスタメンにはガッガリを通り越して呆れた。

セルタ戦、右サイドで出色の出来だったアセンシオをわざわざ左に置き、もはや何の役にも立たない事が明白なバスケスを右に置くという無能采配。まるで無得点記録を更新したロペテギのようなスタメンで、「ジダンは本当に今シーズンの試合を観てたのか?」と言いたくなるスタメン。

 

 

GK 13 ノルベルト・ネト

DF 12 ムクタル・ディアカビ  14 ホセ・ルイス・ガヤ  24 エセキエル・ガライ 18 ダニエル・ヴァス

MF 6 ジェフリー・コンドグビア  8 カルロス・ソレル  10 ダニエル・パレホ  7 ゴンサロ・グエデス

FW  9 ケヴィン・ガメイロ  19 ロドリゴ

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【悲報】チャンスほぼ0で敗戦…

 

スタメンを見た時に私はこう思った、「先制点を決められたら100%負ける」と…。そして実際先制点を決められて、ベンゼマがCKから1点返したものの、能動的に生み出したチャンスはほぼ0で負けた。しいて言うなら、試合終盤のマリアーノのヘディングぐらいか。

 

一体ジダンはこの試合で何をしたかったのか?ハッキリ言って、今日の負け方は一番やってはいけない負け方だった。

今日のスタメンはオドリオソラ以外はジダンが良く知っている選手で、テストの意味合いは薄い。前線と中盤の組み合わせも既視感満載の組み合わせで、来期に向けて種を蒔いているようにも見えない。

結局「何のチャレンジもせずに、今シーズンの失敗パターンを繰り返しただけ」の試合であった。

 

例えば、「2トップシステムを試す」、「アセンシオの右ウイング起用継続」、「中盤の3センターの新たな組み合わせを試す」などのチャレンジをして負けたのなら、ジダンに文句を言うつもりは無かった。

だが今日のジダンの采配は「ガチで勝ちに行って負けた感」が強すぎて、何の擁護も出来ない。それぐらい今日のスタメン選考と選手交代は理解不能なものだった。

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補強すれば何とかなる問題なのか?

 

しきりにメディアでは「マドリーは来期に大型補強を行う」と言われているが、選手のクオリティだけが問題なのだろうか?正直、個人的には疑問である。

 

例えば、今日の布陣に獲得報道が過熱しているアザールが左WGにいたとしよう。アザールがいくら良い選手だとしても、ドリブルでのカットインからのゴールを毎試合決めれるわけではないし、仮にアザールが深い位置から左足でクロスを上げても今日の前線では得点の望みは薄い。

というわけで、エリア内に人を増やす方向に持っていくしかないわけだが、私が言いたいのは「それは補強しないと出来ない事なのか?」という事である。ベンチにはマリアーノもベイルもいたわけで、もっとやり様はあったように思える。

 

来期ジダンがどういうスタメンとフォーメーションを想定しているのか全くわからないが、アザールを左WGに置いた4-3-3(ベンゼマ1トップ)を想定しているなら非常に危険だ。

今日、ジダンは4-3-3のスタメンで試合に臨み、チャンスをほとんど創る事が出来ずに負けた。「チームとしてどこのエリアを攻略しようとしているか?」も見えてこなかった。つまりジダンにはその手腕は無いと考えるのが妥当である。

それはジダンが監督である限り来期以降も変わらないはず。

仮にアザールが獲得出来ても、今のジダンのやり方だとエリア内に人が足りない問題はそのまんまで、「アザールさんお願いしますサッカー」に陥る可能があるのだ。もし逆に来期は2トップシステムを導入する構想があるなら「今からやれよ」って話である(笑)

 

ぶっちゃけジダンの脳筋サッカーだとベンゼマ、ベイル、マリアーノ同時先発ぐらいやらないと点入らんよ。だって崩せないんだったら、エリア内で相手のCBにデュエルで勝つしかないんだから。前線に枚数を増やした試合終盤にマリアーノに決定機が生まれたのは偶然ではない。

今日の試合でジダンがそれに気付いて、次節のエイバル戦でその問題を解決してくれればいいんだが。

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選手評

 

ナバス 最初の失点時のCKをキャッチ出来ずにパンチングしたシーンには吹いた。あれ捕れないんか(笑)

 

マルセロ この試合に関しては悪くなかったし、4-4-2の2トップ脇で時間を創れるので、起用する意味も理解できた。

 

オドリオソラ 悪くなかったが、前がバスケスだから機能不全で不完全燃焼。

 

ラモス 可もなく不可もなく。

 

ヴァラン 出て行きたくなるのもわからんでもないぐらい、カウンターを喰らいまくっていたが、何とか上手く対処。

 

カゼミーロ CK時にマークを外してしまった。捌きもイマイチだし、前に突撃してカウンターのピンチを招く。

 

クロース 1点目のグエデスへの対応は酷すぎる。このままだと放出も有り得る。私もエリクセンが獲れるなら放出もアリと思うようになって来た。

 

モドリッチ 前にいるのがバスケスだから、何も生み出せず。

 

バスケス 酷い。何で一番難しいと思われるこの試合で先発だったのか?ロナウドみたいな攻撃にステ全振りキャラがいる時は彼の献身性が守備力を補填していて意味があったが、今のチームだと完全にお荷物。今夏に放出が妥当。CKの時にコンドグビアをマークしてたのにはワロタ。

 

アセンシオ ま~た左サイド起用。ジダンのせいで成長が遅れていて気の毒。

 

ベンゼマ 普通に有能。ベンゼマを外してFWを獲得すればどうにかなると思っているヤツは無能。

 

ベイル 悪くなかった。少なくともバスケスよりも脅威になっていた。左からのクロスが多かったが、ジダンがそうさせているんだから彼に非は無い。

 

イスコ 何も出来なかった。ていうかごっつぁんゴール決めてただけなのに、評価が上がってたのが謎。

 

マリアーノ 毎度の事だが時間が短すぎる。先発からみたい。

 

ジダン スタメンは酷いし、交代策も酷い。今日の采配を見ていると、補強がドハマリしなければ暗黒期突入も有り得る。