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音楽コラム第9回~チケットノルマのあるオーディションライブには要注意

音楽・DTM
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これって詐欺にならないの?

 

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これは私の音楽友達に実際起こった話。

 

友人「音楽事務所にデモを送ったら連絡来たんだ!」

 

私「おー良かったな。何て言われた?」

 

友人「なんかライブを観たいから、ウチの主催するオーディションライブに出て欲しいって言われたんだ」

 

私「凄いじゃん。頑張ってくれ。」

 

友人「でもチケットノルマが1500×20枚で3万円なんだ。お願いだから観に来てよ。」

 

私「ファッ?!オーディションなのに金取るのかよ!大丈夫かよ?」

 

友人「ん~まぁ大丈夫じゃね。一応有名アーティストがいる事務所Kだし。ホラ?(事務所のHPを私に見せる友人)」

 

私「(ホームページを見ると、たしかに女4人組バンドのSが所属している事務所だった)う~ん。まぁそうなのかな…。でもこの事務所、コイツらしか有名な奴いなくね?」

 

友人「逆に層が薄いからチャンスかもしれないじゃん?」

 

私「オッ、オゥ。そうだな。」

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そしてライブ当日

 

(ライブ終了後)

私「いやぁ~お疲れ。何か事務所の奴に言われた?」

 

友人「聞いてくれよ!来月に改めて会おうって言われたんだ!俺の事気に入ってくれたのかもしれないよ!」

 

私「ウォ~スゲェー。良かったな!」

 

しかし、それ以降音楽事務所から友人に連絡が届く事は無かった。私の悪い予感通り、友人は音楽事務所に騙されて、ライブ代をふんだくられただけだった。

あの時の友人のガッカリした表情は忘れられない。百歩譲って、私の友人に光る物が無かったとしたなら、その場でキッパリと「NO」と言うべきなのではないだろうか?なぜ彼に期待を持たすような事を言ったのだろうか?

 

その友人が出演したオーディションライブは約8組ぐらい出演していた。だからおそらくホールレンタル料が15万ぐらいだとしても、

 

30000×8組-150000=90000円の儲けとなる。

 

まぁ簡単に言うと、オーディションライブというのは真っ赤な嘘で、かろうじて一組だけ世間に認知されているアーティストを抱えているだけの零細音楽事務所が、「4人組バンドS」の名前をダシに使って行った小遣い稼ぎライブだったというわけだ。

ちなみにその友人は中々の才能の持ち主で、今では裏方ではあるが無事音楽で生計を立てる事が出来ている。

 

皆さんはプロデビューを夢見る若者から、デビューさせる気もないくせに3万円をふんだくるクソ音楽事務所に騙されないように気をつけてもらいたい。クソ無能音楽事務所ライブに3万払うぐらいなら、自分の音楽機材費や音源制作費に回した方がよっぽど有意義である。

 

ちなみに私の経験では、マトモな音楽事務所やレコード会社は「ライブを観てみたいのでライブの日程を教えてください」という風に言ってくる事が多いように感じる。有名アーティストを抱えていない経営がヤバそうな会社に限って、オーディションライブという名目で出演料をふんだくろうとしてくる。

あとソニーのようにレコード会社のオフィスで実技審査をする会社もある。これも勿論お金は取られない。(今はやってないかもしれないが)

 

あなたが本当にプロデビューに見合うレベルの魅力・才能の持ち主なら、契約するためにお金など払う必要は無いハズだ。マトモなレコード会社や音楽事務所は、自分でお金を払ってでも新しい才能に出会いたいと思っているのだから。

それに今はネットで自分の音楽を自由に発信する事ができる。自分の才能を信じているなら、自分の才能を安売りしないでもらいたい。