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音楽コラム第8回~JASRACのいではく会長無能過ぎてワロタ

音楽・DTM
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他に会長に相応しい奴おらんかったんかい(笑)

 

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 日本音楽著作権協会(JASRAC)と音楽教室が著作権料の徴収で対立している問題で、6月末までに、音楽教室を運営する21事業者(36教室)が支払いに応じる契約を申し込んだ。JASRACが10日、記者会見で明らかにした。作詞家でもあるJASRACのいではく会長は、支払いを拒む音楽教室を会見で批判。「会長というより作家、権利者の一人として言うと、世の中に、仕入れが全くない商売ってあるんだろうか」「たたき売りは、がまの油やバナナが仕入れ商品で、口上を述べて売るのは技術。同じことで、教えることは技術、仕入れは音楽や歌と考えれば、仕入れ代を払うのは当たり前だ」などと述べた。

バナナの例えが何回読んでも意味不明で草。この会長無能過ぎるわ。そらこんな支離滅裂な会見してたら、カスラックって揶揄されるわ。

 

JASRACに多くのヒット曲を委託している宇多田ヒカル(実際は海外の著作権団体のASCAPがJASRACに委託している形)が「もし学校の授業で私の曲を使いたいっていう先生や生徒がいたら、著作権料なんか気にしないで無料で使って欲しいな。」と言っているわけだが、このように作曲者自身が「必要ない」って言ったケースはどうなるんだ?

あっ、ちなみに宇多田ヒカルは「学校」という言葉を使っているが小学校などは非営利事業なので、著作権料を払う義務はないハズ。たぶん(笑)客から金取って演奏する場合は払わなきゃいけないと思う。

 

話しを戻すと、いではく会長のバナナ理論で言うなら、宇多田ヒカルはバナナの生産者である。そのバナナの生産者である宇多田ヒカルが無料でプレゼントしようとしているバナナに対して、ジャスラックがいきなり現れて「ほんじゃあ手数料イタダキマース。イェーイ」と言いながら金を徴収して去っていっている…ということになる。

 

いや、どういう事なんだよ。まったく例えが成立してないんだが(笑)

 

しかも有名な話ではあるが、JASRACは作者自身がライブで演奏する場合も作者自身から使用料を取っているのである。バナナ理論で言うと、バナナ生産者が自分の作ったバナナに対してお金を払っているのが現状なのだが、これについてはどう説明するつもりなのか?まぁ無能だからそんな事まで考えてないやろうけど..。

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JASRACが音楽教室に目をつけた理由

 

いではく会長の迷言は以前にもこんなものがあった

「音楽文化の根っこを弱らせると批判されている」と質問に対して「音楽文化の振興を、JASRACの徴収が阻害するみたいな考え方はおかしいでしょうって! 逆に言えばね、教室の方が積極的にそういうこと(著作権)を教えてクリエイターを増やし、日本のいい楽曲をたくさん生んでいくことが、やっぱり音楽文化の振興に必要なんじゃないかと思いますけどね」

 

いや、未来のクリエイター候補に著作権の事教えても、スキルアップには繋がらんし、クリエイターが増えるわけないのだが(笑)

 

 

「私どもは、決して子どもさんからお金をいただこうと思っているわけじゃなくて、あくまでも営利目的の事業にペイメントをお願いしているんです。現に楽器教室なんかも全部子どもさんで成り立っているわけじゃなくて、子どもさんはほんの一部。大半は大人であったりしているわけです」

 

いや、大人だったら金取ってもいいとか、そういう問題じゃないんだが(笑)あと厳密に言うと子供の授業料は親が払ってるんだが。

 

これが我が国最大の著作権管理団体の長なのかと思うと悲しくなってくるぜ(笑)
視点を変えて、何でJASRACが音楽教室を徴収の対象にしたかと言うと、悲しいかな音楽産業自体が斜陽産業なので、ちょっとでも著作権収入を増やしたいって事なんだろう。

 

JASRACは徴収した著作権料から管理手数料を引いた額を著作権者に還元しているのだが、その管理手数料「演奏権」等の場合は25%に設定されている。これはインタラクティブ通信やカラオケの管理手数料が10%である事を考えると、割と高く設定されている。つまり今回の音楽教室の一件で「演奏権」という名目で徴収できれば、それなりの著作権収入が上がるという事である。

 

それが今回の音楽教室の著作権問題の原因と個人的には予想している。

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私の意見

 

いではく会長の事を無能呼ばわりした私だが、今回の音楽教室の著作権問題に関しては「音楽教室からの徴収は絶対反対」という立場では無い。

「どないやねん」と言われそうだが(笑)宇多田ヒカルのような成功を収めている大金持ちは「いいよ、無料で」と言う余裕があるが、私の周りには食っていくのに苦労しているクリエイターがたくさんいる。中には音楽教室で教えながら作曲家を続けている者、諦めて音楽を辞めてしまった者もたくさんいる。

そういう姿をたくさん見ている分、クリエイターに一円でも多く還元してあげて欲しい気持ちもある。ただ前述した通り、クリエイター自身が「徴収するか」「徴収しないか」を自由に選べないのはおかしいと思う。そこは自由であるべきだ。

 

GLAYが「結婚式で自分達の楽曲を使う場合は無料で使っていい」みたいな事を言って話題になった。あれは誤解している方も多いが、「著作隣接権の申告が必要ない」という意味で、「著作権」の中の演奏権と複製権の使用料を各管理団体(「JASRAC」or「NexTone」)に支払う必要があるのだ。

スゲー簡単に言うと、GLAYは自身の楽曲の原盤権を管理しており、「それに関しては許可しますよ。でもそれ以外の著作権はJASRACかNexToneに申告してね」って話である。普通のミュージシャンが原盤権を管理している事はほとんど無いので、このケースは非常にレアである。

 

だがこの一件でアーティスト自身が自身の楽曲の著作権を自由に扱えない、歪なシステムが存在する事が浮き彫りになった。なので私の意見としては、今回の音楽教室の一件に関しては、著作権料徴収を望むクリエイターの楽曲は徴収すべきだが、望んでいないクリエイターの楽曲はノータッチでいいのではないか。

クリエイターの権利を守るために著作権料を徴収するのも大事だが、クリエイターのリクエストに応えるのもJASRACの仕事ではないだろうか。

それを実現するためには、いではく会長のような支離滅裂な理論を堂々と語る迷言製造機(笑)は組織の長として相応しくないと私は思う。

 

JASRACはリスナーからカスラックと呼ばれないためには、全リスナーに「コイツが言うなら信用できる」と思わせる求心力と、改革を推進する実行力があって「名を捨てて実を取る精神を持った人間」を会長に据える事が先決ではないだろうか?

書いてて思ったが、そんな有能な奴いるわけなくて草。