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17-18CLベスト4レアルマドリード対バイエルンミュンヘン2nd Leg~【悲報】ジダンさん選手配置と試合プランを間違えるの巻

レアルマドリード
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キエフへ!

 

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2-2でトータルスコア4-3でマドリーが3年連続で決勝進出を決めた。ていうか審判バイエルン寄り過ぎて吹いた(笑)モドリッチがイエローでキミッヒに一枚もイエロー出んとか意味わからん。試合が終わって、バイエルン陣営はもはや恒例となった「審判ガー」モードに入っている。マルセロのPK疑惑は手に当たっているけど肘ついてるし、そもそもエリア内か微妙なのにあんなんで文句言うかね?マドリーのバルサ戦のペペ退場、イグアインのゴール取り消しレベルならわからんでもないが。私的にはこの2戦は審判は終始バイエルン寄りだった印象。それなのにメディアは「マドリーは優遇されている!キリッ」とか偏向報道し始めるんだから、ほんまやってられんわ。(すでに無能アンチマドリー共が大暴れしててワロタ)

 

まぁまずスタメンを。

 

cap442.jpg

 

私の予想通りバイエルン戦の後半のスタメンで来た。

 

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これがバイエルンの布陣。かなりファイヤーなフォーメーション。負けているので当然と言えば当然。殴ればボロが出る布陣なので、殴り合うのが最適解なのは一目瞭然。

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一貫性皆無のジダン采配

 

 

私の試合を観た感想「ジダンは采配に一貫性無さ過ぎww」まさにコレに尽きる。
言うまでもなく今日のスタメンは現状もっとも攻撃的なスタメンである。このチョイス自体は間違いではない。

今日の問題は選手配置と試合プランである。この布陣はポゼッションで相手を上回る事を前提にして成立する布陣となっている。なのにフタを開けてみれば、長距離のパスが多いカウンター気味のサッカー(たまにパスでプレスを剥がす時もあったが)であった。プレスを剥がせる布陣なのに、ポンポン長いボール蹴るんだから意味がわからん(笑)あんなに蹴るならカゼミーロ先発でええやん。

 

加えて配置についてだが、ビルバオ戦の記事で言った通り、今シーズンのバイエルンの4-3-3は「4-4-2殺し」の布陣なので、相手MFに間受けされまくるのは目に見えている。というわけで人選は正解だが選手配置と試合プランは不正解。マドリーはまたもやジダンの自作自演で苦戦を強いられる事になった。

一番の疑問は、シーズン終盤の大一番に「ほぼ試したことが無い布陣」で臨むジダンの一貫性の無い采配である。

 

これまであれだけ凡庸なプレーを披露しても代えなかったカゼミーロを大一番で外すという決断。そしてカゼミーロを外すプランがあるなら、なぜ後半ほぼ消化試合だったリーガの中で試運転しなかったのか?

アセンシオ、バスケスの4-4-2は試していたが、今回の形はほぼ初めてのはずだ。右がモドリッチだとバスケスの守備のフォローもしつつ、攻撃の時チョロチョロ動き回るバスケス役もしなければいけないので過労死不可避(笑)「バスケスを右SBにせざるをえなかったんだから仕方ないじゃん」という声が聞こえそうだが、この意見には異を唱えたい。

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シーズンを通したプランが無いジダン

 

今シーズンのマドリーの布陣は大まかに言うと2種類ある。

①カゼミーロをアンカーに置いた布陣。システムは4-3-1-2か4-3-3。
長所:ある程度の守備力は約束されている
短所:ハイプレスで来られるとカゼミーロがお荷物に
②カゼミーロを外した4-4-2。ダブルボランチの組み合わせはクロース&モドリッチorコバチッチ
長所:プレスを剥がせる。ビルドアップがスムーズ
短所:バイタルがスッカスカ

どちらも一長一短の布陣なのがおわかりいただけると思う。

 

そして監督であれば、守備力とハイプレス耐性を備えた布陣(①と②の両方の長所を兼ね備えた布陣)を考案しようとするのが普通である。ジダンはこれをしようとしなかった。リーガが半分以上消化試合だったにも関わらずである。

例えばジョレンテを4-3-3のアンカーに据えて育てるとか、クロースより守備意識が高いセバージョスを試すとか、コバチッチの守備力を魔改造するとか、色々やり方はあったはずなのにジダンは何もアクションを起こさなかった。こういうシーズンを通しての戦略の欠如がここに来て試合内容にモロに表れている。それはハメスをインサイドハーフにして守備もさせているハインケスとの差とも言える。

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キエフまでに最適解を見つけ出せるか?

 

前述した通り、今日は人選は正解で、選手配置と試合プランが間違っていた。「じゃあどうすれば良かったのか」という話であるが、私的には今日は4-3-3で中盤3枚でやった方が良かったと思っている。

 

cap444.jpg

 

守る時は4-1-4-1で。突っ込み所があるのは十分理解している。たしかにロナウドにサイドの守備をさせるのは不安だ。だが今日のロナウドを観れば解る通り、彼はビッグマッチでは献身的に守備をする。加えて今日のバイエルンはリベリサイドの攻撃が多かった。サイドの守備が不安だが、今日のように間で受けられて中央を割られるよりはマシだ。

それにこの布陣は攻撃面でメリットがある。ロナウドとキミッヒのマッチアップになるので、ユーベ戦のカルバハル対マンジュキッチのように空中戦ではミスマッチになる。(ちなみにロナウドは昨シーズン、ラームのマークを外してヘディングを決めている。)

 

私がこの試合でもっとも不満だったのが、ハインケスのバイエルンは選手の良い所を出せているのに、マドリーは悪い部分(特に中盤の守備の軽さ)ばかりで全くと言っていいほど選手の良い所が出せていなかった事である。今日のバイエルンの中盤はファイアーな構成で、マドリーが攻撃的に振舞って選手の良い部分を出せていれば、逆にバイエルンはファイアーな中盤の悪い部分が出て、守備が崩壊していただろう。

キエフでのCL決勝は5月26日に開催。それまでにリーガでバルセロナ、セビージャ、セルタ、ビジャレアルと戦う。どれも一筋縄で行かない難敵である。ジダンにはリーグ戦を実験に使って、CL決勝で勝てる「最適解」を見つける事が求められる。

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選手評

 

ナバス 後半、完全にゾーンに入って人外のセーブを連発。これがシーズン通して続くなら文句ないんだが。

マルセロ 1点目をアシスト。試合がカウンターよりだったので彼の良さはあまり出なかった。

バスケス 案の定カルバハルとの差を露呈。だが本職ではない事を鑑みればこれ以上は求められないだろう。アクラフで行けると判断して控えを獲得しなかったジダンの責任。

ラモス 人間辞めているレベルのパフォーマンスでワロタ。一人で二人分はカバーしていたのでは。

ヴァラン 守備に不満は無いが、ビルドアップで不安定。キーパーに簡単に戻しすぎ。その選択をしてしまうと今日の布陣の意味が無い。

コバチッチ 1点目の崩しはカゼミーロと彼との差が明確に表れていた。だが守備面ではオーバータスクで疲弊した。

クロース 正直今日はイマイチ。ファイアー布陣でカウンターというチグハグな試合プランのせいで守備の軽さばかりが目立った。

モドリッチ 右サイドで攻守に奮闘。クラシコは休んでいいよ。

アセンシオ 攻撃でも守備でもまずまず。後半のロナウドへの決定的クロスとかを見る限り、やっぱり左サイドよりも右サイドの方がいいと思うが。

ベンゼマ 最高の10番、そして9番としても最高。だが目覚めるのが遅すぎる(笑)

ロナウド 後半の2回のチャンスは決めてもらいたかった。それでも献身的なプレスバックには助けられた。まぁ決勝はゴール頼む。

ベイル 決定的なシーンもあったが、オフサイドに。今日の試合プランなら彼が活きるのは明白なので、もうちょい早くても良かったかなと思うが。

カゼミーロ 守備を期待されて投入されてるのに、普通にやられまくっててワロタ。

ナチョ 復帰おめ。ウォームアップ長すぎてワロタ。

ジダン 3年連続決勝進出は見事だが、ジダンの手腕とは思えない。今日は選手が頑張った。ていうかCLだけ勝てるの「選手がCLだと異常に頑張るから説」(笑)あと前述した通りコロコロ布陣代えすぎ。最適解を見つけて、それを熟成させるという事を覚えてくれ。残りのリーガの試合を無駄にしない事を願いたい。