ライン録音でギターを良い音で録るコツ
AmpliTubeは3まで所持しているのだが、4にはまだアップグレードしていない。だが先日無償版の「AmpliTube Custom Shopのバージョン4.4でCab Room機能が使用可能になった」という情報がアナウンスがされた。というわけでアップデートしてCab Room機能を使用してみた。
まず私が普段どのようにギターを録音しているか説明すると、
ギター→色々な歪みエフェクター→strymon Big Sky(リバーブ)→Palmer PDI03JB(キャビネットシミュレーター)→RME UFX+(オーディオインターフェイス)
で録音している。
それだけでもまずまずの音なのだが、やはり「リアルな空気感」が足りない。そんなときに役立つのが、アンビエンス系プラグインであるUniversal Audio Ocean Way Studiosなのだが、UADを導入するのは敷居が高い。
なのでAmpliTube Custom ShopのCab Room機能で代わりを果たせないか?と思ってやってみた。
結構使える
まずラインでいつも通り録音。そしてそのオーディオファイルを別トラックにコピペ。そのトラックにAmpliTube4 Freeをインサートする。
まずCab Room機能だけを使用したいので、アンプの機能はOFFにする。
あとはお好みでキャビネットとマイクをチョイス。リバーブをAUXトラックを使ってかける。
ここで注意しなければいけないのは位相である。おそらくギタートラックとアンビエント用トラックを同時に再生すると、音が小さくなるはず。これは位相の関係でお互いに打ち消しあっているため。なのでアンビエント用トラックの位相を反転させる事が重要。AmpliTubeには位相反転の機能は備わっているのだが、これがイマイチだったので、私はPro Toolsのチャンネルストリップの位相反転機能を使っている。
あとは2つのトラックのボリュームを調整して終わり。ラインでレコーディングしたトラックだけの時よりも空気感が足されて、よりリアルなギタートラックに仕上がった。
ちなみにリバーブプラグインを使用する時のようにAUXトラックを立ち上げて使っても良い。