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リーガエスパニョーラ18-19第36節レアルマドリード対ビジャレアル~カシージャスに勝利を

レアルマドリード
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最下位に衝撃の敗戦から一週間

 

関連記事:リーガエスパニョーラ18-19第35節ラージョバジェカーノ対レアルマドリード~足りないのはモチベーションじゃなく…

 

ラージョ戦は組織崩壊の被害を選手が被って最下位に敗戦という、最悪の敗戦だった。流石にジダンやフロントも、この試合で危機感を感じたと思いたい。ていうかそうでなきゃヤバイ。加えて、この試合は心筋梗塞で倒れたカシージャスのためにも恥ずかしい試合はできない。

 

 

まずモドリッチ、ベイル、セバージョスがベンチ外。たしかにこの3人はラージョ戦でイマイチだった。だが前述した通り、組織崩壊の煽りを喰らった3人でもあるので、招集メンバーを見た時、ジダンがラージョ戦の敗因を正確に整理出来てないのでは?という懸念が生まれた。ついでにスタメンのチョイスも微妙。バスケスよりアセンシオだろ…。

 

 

GK 13 アンドレス・フェルナンデス

DF 2 マリオ・ガスパール  3 アルバロ・ゴンサレス  4 ラミロ・フネス・モリ
39 シャビエル・キンティージャ・グアシュ

MF 8 パブロ・フォルナルス  10 ビセンテ・イボラ  19 サンティ・カソルラ
30 サミュエル・チャックエズ 16 アルフォンソ・ペドラザ

FW 7 ジェラール・モレーノ

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観客数46924人…

 

試合は開始早々、ブラヒムのボール奪取からマリアーノが幸先よく先制。今日こそはフィエスタになると思われたが、その後カゼミーロのロストから失点で1-1に。

バジェホとマリアーノのゴールが決まり3-1とリードしたが、終了間際にカゼミーロの軽率な守備から失点して3-2に。そして会場が微妙な空気に包まれたまま試合終了。爽快感皆無で観客が少ない理由が良くわかるグッダグダの試合内容であった。

 

酷い試合だった。何が酷いのかわからんぐらい酷かった(笑)まあ残り2試合もどうせこんな感じでしょうな。流石に復帰してアウェー未勝利でシーズン終了だとジダンがダサ過ぎるんで、アノエタのソシエダ戦は絶対勝ってもらいたいが。

 

まあ特に新しい発見も無かった。ジダンの先発のチョイスは相変わらず微妙だし、新しい種を蒔いているようにも見えない。しいて言うなら、ベンゼマとモドリッチがいなくなって右サイドのビルドアップが完全に死んでたという事ぐらいか。

基本的に今日の試合は右サイドで起点は作れず、マルセロとクロースのいる左サイドで起点を作って、右サイドにサイドチェンジするパターンが多かった。

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右サイドの機能不全問題

 

実はこれは以前からあった問題なんで、そんなに真新しいものでもない。17-18のCL決勝ではクロップにマルセロ&クロースのサイドを潰されて、右SBとして途中出場したナチョを狙い撃ちにされてるし、アヤックス戦の1st Legではバスケスのロストから失点してる。

相手が前に出てくるなら、ベイルかアセンシオに裏を狙わせればいいのだが、なぜかソラーリとジダンは足元で受けたがるバスケスを先発にする。故に押し込まれて、DFを背負った状態のバスケスがロストするシーンを今シーズン何度も観た。

 

今日はビジャレアルのレベルが低くて助かったが、前プレ系のチームが「マドリーの左サイドを潰して、右サイドに誘導する」というのはマドリー対策としてテンプレ化しつつあるので、これは来季に向けた課題だろう。

 

実際、今日の試合でも左に攻撃が偏っているせいで、アセンシオが空気化した。なので偏り無く両サイドから攻撃できるようにして、相手に的を絞らせないサッカーをする必要がある。

それが出来なければ、来季は「アザール(獲得出来れば)&ヴィニシウスの力づくの突破に賭けるお祈りサッカー」になるだろう。

バルセロナにヴィニシウスのアイソレーション対策をされたら1点も取れなかったように、このやり方では限界が見えている。おそらくジダンは気付いてないんだろうが(笑)

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危険はいつも背後にある

 

今日の3点目は久しぶりに崩した形だった。だが、おそらくたまたまだろう(笑)ジダンのチームの問題は「再現性が低い」という事なので、また同じ崩しが見られるとは思えない。(簡単に言うとその場のノリでやるアドリブサッカー)

 

 

ちなみに今日の3点目の何が良かったかと言うと、連続して相手DFの背後を取ってるという事。

後半3分ぐらいから見直してもらえばわかるが、まずカルバハルが相手DFより早く動き出してDFの背後でバルベルデのパスを受けている。そして中で待っているマリアーノも相手CBの背後から動き出して難なくゴールを決めている。

つまり相手の背後を取った選手を使うプレーが連続するとチャンスは生まれるという事。グアルディオラのシティなんかはこのプレーのオンパレードだから、安定してチャンスを生み出せるというわけ。勿論、その動きを選手に仕込むグアルディオラの監督としての力量が凄いのは言うまでも無い。

 

かつて、カルロ・アンチェロッティはセルヒオ・ラモスが相手FWに背後を取られて退場した試合でこう言っている。

「背後に注意するだけでいいんだ。危険は前からではなく、後ろにあるんだよ」

 

もしソシエダ戦で今日と同じ様な形を見れれば、ジダンがオフェンスの練習に力を入れ始めたというサインになるから、それはとてもポシティブな兆候と言える。だが期待しない方が良いだろう。

ていうかこのシーズン、ジダンはアシスタントでベンチにいたんだけどな(笑)

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選手評

 

クルトワ 失点はノーチャンス。守備が崩壊してて気の毒になる。

 

カルバハル 3点目をアシスト。プレーエリア広すぎワロタ。中央で裏抜けしてて草。バスケスが中でプレー出来ないので気を利かせてインサイドでプレーする割合が高かった。

 

マルセロ ビルドアップ面では非常に頼りになる。本当は誰が出ても同じ様に出来てもらえなきゃ困るんだが。

 

バジェホ 初ゴールおめ。資質はある。肉体改造して戻って来い。

 

ヴァラン 1点目は舐めプしてたが、こんな状況で残ってくれるだけありがたい。

 

カゼミーロ 酷すぎワロタ。守備職人として出てるのに2失点の原因になってて草。カゼミーロはこの出来で試合に出れて、ジョレンテは干されるんだから、ジダンは依怙贔屓する無能と言わざるを得ない。

 

クロース モドリッチがいないからか、チームを引っ張ろうという意思が見えた。パスを出した後に、ゴール前に走りこんでシュートを撃ったシーンは良い兆候。

 

バルベルデ 3点目の起点になるスルーパスを出す。前半はトップ下的なポジショニングで、右サイドを助ける意識が希薄だったが、後半はマシになった。

 

バスケス いつもボールを運ぶのを助けてくれるモドリッチとベンゼマがいないので、何も出来なかった。

 

ブラヒム 悪くなかった。が、スタメンで使う程でもない。両サイド出来そうなのでベンチにいてくれると有り難い。だが成長を考えるならローンで放出すべきでは。

 

マリアーノ 2得点。相手に体当たりし過ぎ(笑)ゴリゴリのフィジカルタイプなんでリーガだと面白いタイプなんだがねぇ…。来季どうなるかねぇ。

 

アセンシオ バスケスと交代で出場。前述した通り、右サイドのビルドアップが死んで、チームのパスルートが左サイド偏っているので、右のハーフスペースで仕事をしたいアセンシオが活きるシチュエーションではなかった。だがボール失わないだけバスケスよりはマシ。

 

イスコ バルベルデと交代で右インテリオールとして途中出場。全然アカン。もうワシにはどう使えばいいかわからん(笑)

 

ヴィニシウス 怪我から復帰。スピードはそんなに落ちてないような気がする。相変わらずシュートは宇宙開発。

 

ジダン どういうサッカーをしたいのか全くわからない。だが15-16シーズンの頃からわからないので、ずっとわからないままなのだろう(笑)まあそれは諦めてるからいいけど、選手を見る目も微妙くさいのが心配。今日のイスコとかバスケスのプレーを観ていると、ハメスを戻した方が良いと思うんだが…。