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19-20プレシーズンレアルマドリード対ザルツブルグ~手遅れになる前に…

レアルマドリード
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お得意の依怙贔屓采配が発動

 

関連記事:2019アウディカップレアルマドリード対フェネルバフチェ~久方ぶりの勝利

 

フェネルバフチェ戦で何とか初勝利を飾ったジダンマドリー。だが相変わらず守備は崩壊しており、攻撃のアイデアも乏しい試合内容だった。ザルツブルグは既にリーグが開幕しており、フェネルバフチェよりは骨のある相手。

 

 

報道されていた通り、3バックをテスト。前線と中盤の陣形は1トップ+2シャドーかもしれないが、アザールとベンゼマが守備免除っぽくて、イスコが守備をするシーンが多かったので敢えてこう書いた。

しかしジダンのやる事は謎が多い。3バックをするなら左CBの適正があるエルモソを何で試しもしないで放出したのだろうか?ていうか何でザルツブルグのような格下相手に守備的なオプションをテストするのだろうか?本来ならアンカーがいなかったアメリカツアーでやるべきだったのでは?ジダンのやっている事は非論理的過ぎて理解不能である。

モドリッチが招集外でそこにイスコが入った。(招集外の理由は怪我とも言われているし、移籍が関係しているとも言われている。)いや、このポジションならベイルとかハメスの方が…なんなら久保でも良かったと思うのだが。前も言ったが、このポジションには左利きを置くのが望ましい。

 

 

ほんで後半はこんな感じになった。ヨビッチが怪我から復帰。

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1-0で勝利するも…

 

Real Madridsalzburg
3Corners2
4Shots on target3
4Shots wide8
15Fouls21
2Offsides3
58%Possession42%

 

勝ったけど、格下とスタッツでそんなに差がなくてワロタ。クリーンシートを評価する声もあるけど、このレベルの相手に守備的布陣で臨んで無失点なんて当たり前だし、チャンスはほとんどカウンターからだし、個人的にはこのシステムが機能したとは思えない。おそらくリーガでは通用しないだろう。

 

前も言ったが、根本的な問題は布陣を変えても以前と同じ。前からプレスを掛けられると、ビルドアップが上手く行かない。今日もカゼミーロが相手のFWとMFに挟み込まれてパニックに陥る場面が多く見られた。そしてジダンにはそれを修正する力がない。

故に後ろに人数を掛ける必要があって、前に人が足りなくなる。以前のチームならBBCという大砲が前にいたからそれでもなんとかなったが、ジダンは得点力のあるハメスとベイルを干して、凡庸なイスコを使うという謎采配をかましているので、チャンスになるのはアザールのカウンターのみというのが現状。

 

しかも3CBの中で縦パスを出せるのがラモスだけなんで、実質ボールの出どころが4-3-3で「インサイドハーフを落とし」をしていた時より減っている。試合終盤で守り切る場合に使うならアリかもしれないが、今のままだとメインオプションにはならないだろう。

どうしてもこのシステムでやりたいなら、カゼミーロの所にモドリッチを入れてボールを前に届くようにした上で、イスコの所に圧倒的な個の力が必要。だがどちらもジダンがそれをやるとは思えない。

 

そもそもジダンはどれくらい本気でこのシステムをやろうとしているのだろうか?ずっと言ってる事だが、ジダンには「自分の理想とするフットボールを追求しようとする志し」が存在しない。

 

もしグアルディオラが監督だったら、ボールを繋ぐために縦パスを出せるCBとGKを掻き集めて、プレシーズンから一貫した準備をしている事だろう。

 

ジダンの采配はそれとは真逆で基本的に消去法なのだ。

仮に今日モドリッチが起用出来ていれば、おそらくお馴染みの4-3-3withバスケスだっただろう。

つまり「全員が起用可能ならお馴染みのスタメン。○○がいないならこうしよう」という発想なのだ。そこに拘りなど1ミリも存在しない。選手を好きな順に並べているだけであり、こういう発想では何時まで経っても世代交代が進まないのは至極当然。

 

これも前言った事の重複になるのだが、やはり1番最初に「変化」が必要なのは監督・ジダンではないだろうか?

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選手評

 

クルトワ 無失点なので文句なし。

 

ミリタオ 初先発。あまり効果的なボールは供給出来なかったが、ボールの扱いは下手ではなかったので、これから良くなっていく事を期待。

 

ヴァラン ぶっちゃけ、あまりこのやり方にはハマってない。パスはあまり上手くないし、カバー範囲の広さが売りなので、4バックの方が合ってると思った。

 

ラモス パスは出せるし、衰えてくる年齢である事を加味すると負担が軽減されるこのシステムは彼にとっては悪くないだろう。でも南野へのタックル酷すぎワロタ。

 

カゼミーロ 守備での貢献は流石だが、やはり配球がネック。このシステムだったら3バックの真ん中の方が良いと思うが。(それだと実質4-3-3になるが)

 

クロース このシステムだと守備のガバさが軽減されるのだが、Box To Boxとして馬力不足なのが痛い。そしてジダンが気付いてなさそうなのがもっと痛い。

 

マルセロ 守備の負担は減っているのだが、位置取りが高い分ビルドアップでの貢献度が減っているのが何とも。

 

カルバハル 孤立無援で苦しむ。モドリッチがいないと右が機能しなくなるし、ジダンが無能でそれに気付いてないのでしゃあない。

 

イスコ 酷すぎ(笑)パスはずれるわ、抜けないわ、コネるわ、ロストするわで、もはや凡庸を通り越してただの下手でワロタ。なんでベイルやハメスが干されて彼が未だに出れているのだろうか?

 

アザール カウンター時の陣地回復と得点力は流石。問題は中央を固められた時の打開策。それが出来ないなら守備免除までして起用するのは収支が合わない。

 

ベンゼマ アザールとの関係は徐々に出来上がってきたように思える。ベンゼマに関しては心配してない。

 

ヨビッチ カウンターから決定機を迎えるが決めきれず。やはりシュートの当て感はセンスを感じる。個人的にはイスコを外して2トップで見たいが。

 

ヴィニシウス 大外レーンで輝くのでこのシステムは相性悪し。得点力があるタイプでもないので、このシステム変更は彼にとってマイナスでしかない。

 

バスケス ヴィニシウスと同じ。どちらかと言うとWBの方が適正。だが馬力はオドリオソラの方が上なので、このシステムだと使い所が無い。

 

バルベルデ プレス耐性はカゼミーロよりはある。守備に関しては長い目で見る必要がある。それが出来ないだろうから、本来はレンタルで鍛えてもらうのがベストなのだが…。

 

ジダン イスコを何とかしてくれ(笑)このシステムならハメスやベイル使った方がマシ。戦術がないクセに選り好みしてる場合じゃない。戦術はもう期待してないが、マドリーでプレーしたいと思っている選手達の事を公平に扱ってやってくれ。