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CLグループリーグ第1節 レアルマドリード対アポエル

レアルマドリード
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機能性に乏しい3トップ。イスコにベンゼマの役割は荷が重い

 

CLがいよいよ開幕。マドリーは前人未到の3連覇を狙う。

それに加えてグループリーグの組み合わせを考えても、アポエル相手のホーム戦はなるべく得点を重ねて勝利したいところ。

マドリーはベンゼマ負傷、アセンシオのお笑い離脱を受けてイスコ、ベイル、ロナウドの3トップで望んだ。

 

この試合の注目ポイントはやはり絶不調のベイルの状態だろう。

結論を言うと、この日のベイルはそんなに悪くなかった。

 

まずマドリー伝統の舐めプ&ユルユル守備によって勘違いしたアポエルが調子に乗ってマドリーゴール前に進出、前がかりになったところで3トップのカウンターが発動して、ベイルのパターゴルフクロスをCR7があっさり決めて先制。相手は6人で守っていたが3人で崩すというマドリーらしい理不尽なゴールだった。

ベイルのクロスは世界的に見ても数人しか蹴れないであろうスピードと精度で、やはり左サイドからのクロスはマドリーにとって大きな武器になるという印象になった。

 

今まではベンゼマとかいう猫FWがターゲットでまったく得点の匂いがしなかったが、CR7がターゲットだとまったく話が変わってくる。

CR7は常に、ボール~相手DF~自分という位置関係をとることができる。簡単に言うとDFの背後をとる動きが抜群に上手い。(地味にマジョラルも上手い)その精度とスピードが並外れているので彼は点を獲り続ける事ができるのだ。

 

コバチッチの怪我、アセンシオとベンゼマの不在、アポエルの攻撃恐怖症によるドン引き守備もあって前半は追加点を奪えなかった。だが、アセンシオとベンゼマがいなければ遅行のクオリティが落ちるのは今に始まったことではないので、特に気にすることではない。(できれば改善して欲しいが)

 

後半もベイルのクロスからPK、マルセロのクロスからベイルが折り返してラモスがゴール、と左サイドからゴールを奪う。

ゴールラインテクノロジーによってゴールにならなかったが、カルバハルからのクロスからも決定機が生まれていることから、今年もサイドバックの二人が攻撃のキープレイヤーになりそうだ。
最後のマジョラルのゴールが認められていれば、マドリーとしては最高だったのだが、残念ながらオフサイドの判定で取り消しとなった。ドンマイマジョラル。得点をとるための予備動作はベンゼマよりストライカーっぽさを感じるのでこの調子でアピールし続けてほしい。

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マドリーの課題

 

勝つには勝ったが、やはり3TOPの組み合わせは再考の余地があると感じた。特にイスコは効果的なプレーが少なく、相手に引かれると闇雲にボールをコネコネするだけで、ボール回しのスピードが淀むシーンが目に付いた。彼にはもっとシンプルにプレーして欲しい。ベンゼマが普段こなしている「ゲームメイク&CR7のためにマークを引き付ける役割」は彼には荷が重い。マジョラルの方がエリア内でマークを引き付けられるだけまだマシなのではないだろうか?

2節はドルトムントとのアウェイゲーム。ドルトムントは開幕節で負けているため激戦が予想される。

トットナムとの試合観る限り、去年のドルトムントの方が強いとは思う….。
だがそのせいで選手が舐めプしそうで怖い。

 

まぁ昨年はBBC+ハメス、モドリ、クロース、左サイドバックダニーロとかいうふざけた布陣で臨んでの引き分けだったので、ジダンが先発選びを間違えずに、いつも通り普通にやれば大丈夫だとは思う….。

 

ただ油断は禁物だ。去年のグループリーグ終了時点で、レギア・ワルシャワとかいう思い出作りチームにギリギリ引き分けたチームが初のCL連覇達成するとは誰も思っていなかったはずで、何が起こるかわからないのがチャンピオンズリーグというコンペティションなのだ。