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Studio Oneの64Bit浮動小数点演算オーディオエンジンの音質をPro Toolsとの比較で検証

音楽・DTM
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Studio One VS Pro Tools

 

一般的にStudio Oneは音質が良いと言われていて、その根拠の一つとして64Bit浮動小数点演算を搭載したオーディオエンジンが挙げられる。Pro Tools 2018(無印)と比較してみようと思う。

 

cap301.jpg

 

ちなみに64Bitオーディオエンジンに切り替えるのはStudio Oneを開いて、「オーディオデバイスを設定」から写真のウィンドを表示。ここから切り替えられる。

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ステムミックスで比較

 

比較方法としては、Pro Tools 2018で制作した自作曲のステムミックスを作成。

 

cap344.jpg

 

そのステムミックスをStudio One3.5.4にインポートして比較した。

 

cap345.jpg

 

勿論panやボリュームの数値は合わせてある。ほんで両方のマスタートラックにはT-RackS 5の「Bus Compressor」、「Linear Phase Equalizer」、「Master EQ 432」、「Slate Digital FG-X 」を同じ設定でインサートした。

 

cap380.jpg

 

そしてそれぞれのDAW内でバウンスして2MIXを作成。条件は同じで、差があるのはStudio OneのオーディオエンジンとPro Toolsのオーディオエンジンのみとなる。さてどうなるか….。

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比較試聴

 

2MIXのオーディオファイル(wave形式)をPro Toolsの「オーディオをインポート」の所で再生。

 

cap381.jpg

 

聴き比べてみた結果….

正直まったくわからん(笑)

 

cap347.jpg

 

波形を見比べてみても明確な差は無い。

よーく見たら波形の山の先っちょが違うような気がしないでもない(笑)

ちなみに写真の上がStudio Oneで下がPro Tools。位相を逆にしても完全には消えなかったので何らかの違いはあるのだろうが、私の耳では聴き分けられなかった。

 

ちなみにPreSonus SoftwareのCTOのMatthias Juwan氏はインタビューで、

64 bit浮動小数点演算を採用しています。例を挙げるとすれば、オーディオ・エンジンにはSSE2命令セットを使用しています。これはいくつかの事柄を簡略化します。CPU負荷を上昇させパフォーマンス低下の原因となるCPUの非正規化を防ぎ、そしてノイズの付加を防ぎます。これは、サウンド・クオリティを保持する沢山ある理由のひとつだと思います。技術的にできるだけの策を講じてはいますが、モダン・コード以外に特別な秘密の策があるというわけではありません。同一の構造を持つ同一のメカニズムに取り組んでいる開発者は皆、同じ可能性を有しているわけですからね。

と言っている。

 

正直よくわからんのだが、音質が良くなるというより、CPUのパフォーマンスが安定して音質の劣化が無くなるみたいな事なのかな?

ちなみにCPUの消費率は自分の環境ではStudio Oneの方が良かったです。