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アコギの録音にリフレクションフィルターは必要か?効果を検証(音源あり)

音楽・DTM
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sE ElectronicsのREFLEXION FILTER PROで検証

 

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ボーカル録音時にリフレクションフィルターを使用すると部屋の反響を抑えたデッドな音で録れる事は有名な話で、リフレクションフィルターを導入しているDTMerも多いのではないだろうか?

 

今回はボーカルの次にマイクで録音する事が多いと思われるアコースティックギターで、リフレクションフィルターを使用した場合の効果を検証してみた。

 

使用したリフレクションフィルターは

コチラのsE ElectronicsのReflexion Filter PROになる。

 

その他に使用した機材は

コンデンサーマイクRODE NTK
プリアンプSUMMIT AUDIO 2ba-221
オーディオインターフェイスRME UFX+
マイクケーブルklotz Titanium
アコースティツクギターMartin HD-28V

となっている。

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リフレクションフィルター無しの音源

 

まずリフレクションフィルター無しの状態で、指弾きのアルペジオのフレーズと、それに単音のソロを重ねたバージョン、2種類を録音した。

 

サンプルレートは24bit/96khzで、バウンス後にPro ToolsでMP3の128kbpsに変換している。

コンデンサーマイクはアコースティックギターの12F辺りを狙うイメージでセッティングした。私の部屋は全く普通の部屋で吸音処理などはしていない。

 

 

ちなみにRODE NTKとSUMMIT AUDIO 2BA-221はどちらも真空管を変更しているので、従来の音とは違うかもしれない。あとアコギの弦は切れるまで変えない面倒くさがり人間なので全く変えてない。

 

真空管のマイクとプリアンプを使用しているのでizotopeのプラグインでハムノイズの除去だけ行っている。コンプレッサーやEQでの処理は全く行っていない。

一発録りなのでメチャクチャ下手…。どうせならもっと凝ったフレーズにすれば良かった(笑)あと単純に音が小さいかもしれません、スイマセン…。

 

良いヘッドフォンで聴く事を推奨。まずアルペジオのみのバージョン。

 

 

次にソロを被せたバージョン

 

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リフレクションフィルター有りの音源

 

次にリフレクションフィルターを立てた状態で、同じ指弾きのフレーズを録音した。マイクのセッティングは勿論同じ。

 

 

私のフィルターは限定版でカラーリングが赤になっているが、性能はReflexion Filter PROと全く同じである。(だと思う)

 

リフレクションフィルター自体が重いので、途中でスタンドが倒れたりして、セッティングが非常に難しかった。

ちなみにリフレクションフィルターとマイクは、違うスタンドを2本用意してセッティングしている。こうした方がフィルターの振動がマイクに伝わらなくていいらしい。

 

まずアルペジオのみのバージョン。

 

 

そして次にソロ有りバージョン

 

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結論:全然違ったが…

 

よく聴いてもらえばわかるが、かなり違う音色になった。「全く違いがわからん!」という人は、ソロ有りバージョン音源の、8秒以降のハイポジションでの単音フレーズを聴き比べてもらえば判り易いかもしれない。明らかに音の厚みが違う。

 

リフレクションフィルター無しの音源は部屋の反響も含んでおり、これはこれで使える音だと思う。実際そうやって録音しているアーティストもたくさんいる。

だが音が散らかっているというか、音が逃げてしまっていて、全ての響きを録音出来ていないようにも聴こえる。特に高音弦の響きが貧弱に聴こえる。

 

対してリフレクションフィルター有りの音源は、アコギのボディの鳴りを余すことなく録音できており、低音の鳴りが非常にふくよかで、高音弦も楽器の鳴りを余すことなく収録できているように聴こえる。だが今回使用したアコギがHD-28Vという非常に低音が強いギターだったので、低音が出過ぎているようにも聴こえる。EQで低音を処理する事は必須だろう。

 

結論を言うと、「フィルター有り・無し」どちらが優れているとかではなく、狙っている音によって使い分ける事が重要かなと思った。個人的には高音弦で単音のフレーズを弾く場合はフィルター有りの方が良いかなと感じた。

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