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リーガエスパニョーラ19-20第7節アトレティコ対レアルマドリード~塩漬け完了

レアルマドリード
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大一番

 

関連記事:ラウールのカスティージャ2試合連続引分け…&マドリードダービー招集メンバーリーガエスパニョーラ19-20第6節レアルマドリード対オサスナ~首位でダービーへ

 

マドリーが首位でアトレティコとの勝ち点差が1で迎えたダービー。プレシーズンでの7失点敗北の雪辱を晴らせるか。

 

 

マドリーのスタメン。ハメスじゃなくてまさかのバルベルデが先発。このジダンのチョイスの意図は「ボクちん負けたら解任されそうだから、お前ら全員走って死んで来い」という事だと思われる。まあカゼミーロの脇を使われるのが嫌だったんでしょうな。

 

 

エルモソはベンチ外…。

GK  13 ヤン・オブラク

DF  2 ホセ・ヒメネス  12 レナン・ロディ 15 ステファン・サヴィッチ
23 キーラン・トリッピアー

MF  5 トーマス  6 コケ  8 サウール・ニゲス  20 ヴィトロ

FW  19 ジエゴ・コスタ  7 ジョアン・フェリックス

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無事塩漬け完了

 

wowowで録画して観たけど解説が北澤でワロタ。しかもハーフタイムにクラシコ特集でエトーがマドリー相手にゴール決めまくってる映像ブチ込んできやがるし。マドリディスタがたくさん観てるんだから配慮しろよ。ほんまwowowは酷いな。

 

試合に話を戻すと、ジダン&シメオネの塩漬け戦法がガップリ四つで組み合う超絶塩試合でしたな。今夏に合わせて5億ユーロ以上補強した2チームの試合とは思えん内容だった。

「ジダンの後任にモウリーニョは嫌」とか言ってたが、モウリーニョと対して変わらん試合内容で草。リアルタイムで観た方はお疲れ様でした。

まあチャンスもほとんど無かったし、引分けという結果は妥当だろう。

 

以前に今季のチームについて「ダービーまで静観」的な事を書いたが、正直何も変わってないというか、何も変わってない事が問題というか…。

セビージャ戦以降、「ジダンがチームを建て直した」的な風潮があるが、正直マイナスを0に戻しただけで、「やっとスタート地点に戻った」という表現が正しいのではないだろうか?

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エリア内に人が足りない問題の無限ループ地獄

 

プレシーズンの時に「エリア内に人が足りない問題の無限ループ地獄」について書いた。

 

①(昨季)ロナウドがいなくなったからエリア内に人を増やさなアカン!4-3-3は辞めや!

②アザールを左に置いた4-4-2にする。

③アカン…アザールが守備しないから左サイドの守備が壊滅状態や。しかも今まで中盤3枚でやってたからダブルボランチじゃバイタルをケアしきれん…。

④アザール中央起用の4-4-2に変更。

⑤守備は若干マシにはなるが、中央だとアザールが攻撃時にイマイチ。そしてバイタルの守備がやはり緩い。

⑥じゃあ3バックや!これならアザールを高い位置でプレーさせられるし、守備もマシになるはずや。

⑦ビルドアップが機能せず、アタッカーまでボールが届かず、ひたすら相手に殴られる始末。

⑧やっぱ4-3-3以外は無理や。アザール左の4-3-3や。(今ココ)

①に戻る。以下無限ループ。

まあこんな感じ。

プレシーズンからダブルボランチの4-4-2を試したり、3バックを試したりしてたが、どれも組織が崩壊して機能せず、結局ジダンはお馴染みの4-3-3に戻した。

つまり上の図で言う①の段階に戻って、エリア内に人がいなくて点が入らない塩試合を世界中に披露しているのが今のマドリーである。

これが私が「やっとスタート地点に戻った」と言ってる理由である。

 

結局突き詰めていくと、「誰かが二人分の仕事をするしかない」という事だろう。以前はクリスティアーノがストライカー兼ウインガーの一人二役だった。だが現状のアザールはウインガーとしての役割だけでも微妙な状況。

だが以前と違うのはプレシーズンの時と違って、アザールが守備をソコソコするようになっているという事。

 

そうなってくるとアザールを左に置いた4-4-2を再び採用する事も視野に入ってくるが、そうなるとお馴染みの3センターを解体して、「中盤3枚でやってた仕事を2枚でやる」ように作り替える必要がある。

つまり「カゼミーロ(潰し)とクロース(配球)のタスクを一人で遂行できる選手」が必要になるわけだが、現状難しいように思える。(可能性があるとしたらバルベルデとモドリッチのダブルボランチぐらいか)

 

ジダンがチームの現状にどれだけ満足しているかは私にはわからない。スター選手に守備をさせるのは流石だが、攻撃のテコ入れが出来なければ強豪との試合では今日のようにゴール欠乏症に悩ませられる事になるだろう。

 

というわけで、ジダンには早急にこの問題の解決に取り組んでもらいたいのだが、日程がね…

10/2 ブルージュ(H)

10/5 グラナダ (H)

代表ウィーク

10/20 マジョルカ(A)

10/23 ガラタサライ(A)

10/26 バルセロナ(A)

バルセロナ戦まで今のやり方で勝てそうな割と温いカードなんだよな。忘れん坊のジダンの事だから、代表ウィークぐらいでこの問題について忘れてそうだ(笑)バルセロナ戦で「あっ、忘れてた。エリア内に人が足りないんやった」なんてならないでもらいたい。

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選手評

 

クルトワ 仕事ほぼ無し。ジダンの塩漬け戦法の恩恵を受けている選手の一人。キック精度は酷い。

 

カルバハル 守備で利いていた。ベイル&バルベルデと連携して深い位置に侵入出来れば良かったが、まだそこまで連携が出来ていなかった。

 

ナチョ 守備では安定してたし、攻撃でもベイルとベンゼマの決定機を演出。本職じゃない選手にこれ以上は求められないだろう。

 

ラモス 暴言吐いてシメオネにキレられててワロタ。ジョアン・フェリックスを倒した奴はイエローっぽかったが…。

 

ヴァラン フェリックスを倒したやつは危険なプレー。(アキレス腱踏みつけは一発退場)

 

カゼミーロ FKはもう蹴るな。守備は前線が守備するようになって狙い所が絞り易くなってやりやすそう。

 

クロース アトレティコの2トップ脇で黙々と配球に勤しむ。安定感をもたらしているとも言えるし、停滞を招いているとも言える。ジダン的には前者なのだろう。おしいミドルシュートが2本あったが、年1のミドルを開幕戦で決めてるので入るわけがない(笑)

 

バルベルデ アザールにアウトで出したパスは良かった。意外に足速いから右サイドとかで起用してもバスケスよりマシなんでは?しょうもないパスミスは勘弁してくれ。

 

アザール 微妙。コンディションなのか、守備のし過ぎでエネルギーが残ってないのか、ジダンの戦術のせいなのか、まだ何とも言えない。クラシコまではファンは大目に見るだろうが、それ以降は…。

 

ベイル まあまあ。決定機はボールが足元に深く入り過ぎたか。ハメスが入ってからは左に移動。だが右でモドリッチの近くでプレーしている時の方が良かった。

 

ベンゼマ バイタルに誰も入って来ないので孤立気味。ヘディングはオブラクに弾かれる。

 

モドリッチ バルベルデと交代で出場。やはり次元が違う。彼の復帰は大きい。だが10月も代表戦で疲れて帰ってくる模様。

 

ハメス アザールと交代。なぜか右ウイングで使われる。大外の適正は無いので、これはジダンの采配が謎だった。

 

ヨビッチ ベンゼマと試合終了間際に交代。時間短すぎ。

 

ジダン 最低限の結果は残した。だが今の塩漬け戦法は伸びしろを感じない。バルセロナ戦までに攻撃のオプションを増やしたい。

 

次の試合:19-20CLグループリーグ第2節レアルマドリード対ブルージュ~崖っぷち