スペイン紙アスが報道
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ジダンからの手紙?みたいなもんをアスが報じてる。
かなりの長文だった。まとめると、自分を取り巻く環境が快適じゃなかったことに対する不満などが書いてあった。
まあそれに関しては「マドリー&ペレスの極悪コンビだからそりゃそうだわな。」としか言えんな。
カペッロが優勝してもクビになったのは有名な話(この時の会長はサンスとカルデロンだが)だし、モウリーニョはストレスでデブってたし、ペジェグリーニはシーズンが進むにつれて白髪だらけになってたし、アンチェロッティも解任前は頬が痩せこけてた。監督の苦労話には枚挙にいとまがない。昔からそういうクラブよ。マドリーは。
解任報道に苦しんだとも書いてあったが、インテルが珍テルじゃなかったらCLグループリーグ敗退してただろうし、3部に負けたりしたんだから、それは仕方ないと思うが…。
ジダンは不快だったみたいだが、歴代の監督の中でジダンが一番ペレスの寵愛を受けた監督だと思うよ。今季だって、ジダンじゃなかったら途中で解任されてたと思うわ。
補強に関しても、あのペレスがメンディみたいな地味な選手に5000万ユーロ出したなんて未だに信じられないよ。カマーチョの時なんて、「守備的MFが欲しい」って言ってたらオーウェンが来たからな(笑)
ジダンが再びマドリーの監督になる事はおそらくないだろう。まあでもOB戦とかには顔出して欲しいな。
変化してたか?
ジダンのメッセージを読んで、個人的に気になったのは
2018年5月に私が去ったのは、それまでの2年半で多くの勝利と多くのタイトルを獲得した後、チームが一番高い場所に立ち続けるためには新しい考え方が必要と感じたからだった。そして、今はまた理由が異なる。私が出て行くのは、クラブが自分が必要としている信頼を与えてくれていないから、中長期プランで何かを構築するためのサポートをしてくれていないからだ。goal.comより引用 |
の部分かな。
俺はてっきり「変化が必要。このままじゃこのチームは勝てなくなる」っていう理由で辞めたんだと思ってたけど、ジダン的にはそうじゃなかったんだな。
一次政権の時と比べても、全く変化してる感じしなかったけどな。一体ジダンはどんな強化プランを持ってたんだ?ジダン政権の試合は全試合観たけど、最初から最後までよくわからん監督だったわ。
新たなサイクルへ
よく「ジダンがCL3連覇に導いた」みたいな言われ方するけど、一試合、一試合を振り返ると結構失策でやらかしてて、むしろ足引っ張ったりしてたんだけど、なんか選手の能力とか強運で勝ってて、ホンマ不思議な監督だった(笑)
個人的にはジダンは名将とかじゃなくて生まれながらの勝者だったと思うよ。そこに選手のクオリティとモウリーニョ、アンチェロッティ、ベニテスの戦術的な基盤が合わさっての3連覇だった。
あの時のマドリーは確かに強かった。世界最高のストライカー、世界最高の司令塔、世界最高のDFライン。そして勝者ジダン。全て揃ってた。
たから俺はCL3連覇を奇跡だとは思ってない。でも、あのタイミングであのメンバーが揃ったのは奇跡としか言いようがない。
本当にポール・マッカートニー、ジョン・レノン、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターがバンドを組んだのと同じくらいの奇跡だったと思うよ。
だから、それをジダンの力だけで再現しろって言ったってできるわけないんだよね。それをフロントもファンもジダン自身も理解した2年間だったんじゃないかな。
ジダンが去ったマドリーは来季から新たなサイクルを構築するために産みの苦しみを味わう事になるだろう。数年は欧州サッカー界の覇権争いで後れを取るかもしれない。
でも宿敵のシャビ曰く「マドリーには千の命がある」らしいから大丈夫だろう。マドリーはそんなヤワなクラブじゃないよ。