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リーガエスパニョーラ17-18第13節レアルマドリード対マラガ~これは暗黒の始まりなのか終わりなのか

レアルマドリード
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見事に予想的中

 

はい、前回の記事で予想した通りのクソ試合でした。

 

しかも私が危惧していた、イスコ、ルーカス・バスケスの暗黒コンビが先発というオマケ付き。

先発を見た時は開いた口が塞がらなかった。まず現状を整理すると、バルセロナとは10ポイント差で、もうリーガはノーチャンスである。

 

つまりリーガでは下位相手には上手く若手達を使いながら、主力選手達を休ませる事が求められる。リーガはCLのストレートインでOKという状況だ。特にカルバハル、マルセロ、クロース、モドリッチ、ベンゼマは休ませたいところなのだが….。

 

蓋を開けてみるとモドリッチ以外全員先発であった。

 

ジダンは一体何を期待して、このメンバーを送り出したのだろうか?リーガの逆転優勝?それはとっくの昔に終わった話だ。リーガ連覇はジダンと無能審判の手によって潰えた。

 

結局ジダンは己の保身に走ったのだろう。

ベルナベウでこれ以上勝ち点を落としたら、自分の立場が危ないという事だろう。

百歩譲ってそれはそれでもいいが、相手のマラガは降格圏のチームである。主力を使うならチームの雰囲気が明るくなるような、爽快感のある快勝を期待したいとこだが、降格圏のチーム相手にホームで辛勝という目も当てられない試合であった。

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ジダンに裏切られたセバージョス、マジョラル、ジョレンテ

 

前述した通り、今日のチームのパフォーマンスは最低の部類に入るモノだった。

ジダンが信用している主力達の個々のパフォーマンスも芳しくなかった。
良かったと言えるのは、カゼミーロとカルバハルぐらいか。

それ以外は「何故これで試合に出れるんだ?」と言いたくなるパフォーマンスであった。

 

今日もジダンはセバージョス、マジョラル、ジョレンテといった優秀な若手達をベンチに置いた。

ポジション別で考えると、マジョラルはベンゼマ、セバージョスはクロースもしくはイスコ、ジョレンテはカゼミーロのポジションでプレーできる。

この試合で良いプレーをしたと言えるのは、カゼミーロとカルバハルぐらいである。そう考えるとこの試合では、マジョラル、セバージョス辺りにチャンスを与えても良かったのではないだろうか?(勿論ジョレンテが出場しても、カゼミーロを上回るパフォーマンスを見せた可能性はあるが。)

 

こういうジダンの主力選手達への厚遇が裏目裏目に出て、チームのパフォーマンスが降下していっているのは火を見るよりも明らかである。

今日のクロース、ヴァラン、マルセロ、イスコらの緊張感の無さは異常であった。彼らはジダンが自分達を外さないと高を括っており、疲労も相俟ってパフォーマンスが上がらない状態である。

それに加えて、主力達がたいしたパフォーマンスをしていないのに、チャンスを与えられない若手達のモチベーションが低下していくのも目に見えている。

 

私がマジョラルやセバージョスの立場なら、ジダンに対して不信感を抱いているだろう。

シーズン前は「全試合とまではいかないが、昨シーズン終盤のようにターンオーバーで下位相手の試合では使ってもらえる」と考えていたから彼らはCL2連覇のチームに移籍してきたのだ。それなのに蓋を開けてみれば、ジダンは主力を優遇したあげく勝ち点を落とし、最終的には己の保身のために自分の最大の持ち味であるターンオーバーを止めてしまったのだから。

考えてみると皮肉な話である。「ロッカールームの雰囲気が良好である事が重要」と考えている監督のチームが、その監督の采配ミスの連続によって、雰囲気が悪くなっていっているのだから。

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さぁペレスどうする?

 

私は最近、試合で勝とうが負けようが、ジダンの無能っぷりは変わらないのではないかと思い始めた。

普通に考えれば、これだけ問題が浮き彫りになっているチームに、何もメスを入れないというのは考えられない。新しいシステムを試していて、種を蒔いているわけでもない。これから上澄みがあるようには思えない。

いつからレアルマドリードはホームでマラガと接戦になるような低レベルなチームに成り下がったのか?


アセンシオが怪我をしたのは不運だったかもしれないが、なぜ今シーズンチームの癌であり続けたイスコとバスケスがこの試合でも先発なのか?


何故まったく機能しなかったテオとマルセロの同時起用を続けるのか?


クロースに代えるなら普通に考えてセバージョスではないのか?


マジョラル、セバーショス、ジョレンテが一度も悪いパフォーマンスをしたことはないのに、序列が低いのはなぜなのか?

 

ジダンは分析能力と学習能力が無さすぎる。(改善が見られないという事はアシスタントのベットーニも無能なのか?)それに加えてパフォーマンスが上がらない選手を切る決断力も無い。

ここまで暗黒臭が漂うレアルマドリーは久しぶりだ。アンチェロッティにも酷い時期はあったが、「攻撃的なプレイヤーを一人でも多くピッチに立たせる」というビジョンが彼にはあった。そしてサポーターもどこかでその超攻撃的布陣をワクワクしながら観ていた。

ジダンはビジョンも夢も無く、つまらない試合と保守的な采配で降格圏のチームと死闘を繰り広げている。はっきり言ってジダンでなかったら間違いなく解任されているだろう。

 

はっきり言って今日の試合はカルバハル、マルセロが出場していなかったら負けていてもおかしくなかった試合だ。相手は降格圏のチームである。レアルマドリードのスカッドのクオリティを考えると、マラガ相手に主力を出して辛勝と言う事実が、ジダンの監督能力の低さを逆説的に証明している。

 

ジダンが変わらないとなると、後はペレスがどう決断するかで、チームの命運が決まるような気がする。

ジダンをクビにして、才気溢れる新人監督のグティを引きあげるのも有りだろう。現在フリーの有力監督にはラウドルップやアンチェロッティもいる。

現実的に考えるなら冬市場に大型補強でテコ入れをして、凝り固まったヒエラルキーを破壊して、ジダンにイスコ、バスケスの暗黒コンビを使えなくさせるのが現実的で合理的な方法か。仮にアレクシス・サンチェスが来れば、今日の試合で言えばバスケスの代わりに右サイドでプレーしていたはずで、それだけで大分改善されると思うのだが….。

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選手評

 

カシージャ この試合までは無難にこなしていたのだが、今日の試合で正ゴールキーパーの座は夢のまた夢である事がハッキリした。残念ながら、来夏の放出リストに載ってしまった

 

バジェホ まだまだ不安定。相方のヴァランが不安定なのもあったし、たまに良いプレーもあるので見切る程ではないが….。最初の失点では目測を見誤る致命的なミス。

 

ヴァラン 今日は何故か左CBでプレー。主力選手としての自覚が足りない。2失点目は彼の酷いパスミスからだ。「将来のキャプテン候補」「イエロの後継者」と言われていたのが嘘のようだ。この出来ではフランス人優遇と言われても仕方ない。ペペのレベルには程遠い。

 

マルセロ 疲れているが休ませてもらえない。加えてポジション争いが無いため、緊張感の欠如が酷い。先制点の起点になったのはさすがだが、もっとできるし、できないとマドリーが上に行く事は無い。

 

カルバハル 復帰してからずっとMVP。まさに超人、カンテラの最高傑作と言って差し支えないだろう。個人的にはバロンドールをあげたいぐらいだ。たぶん彼がいなければ負けていただろう。

 

カゼミーロ 2点目を記録。ここんとこずっと良い。パス捌きも安定してきたような気がする。

 

クロース 今日はマジで酷い。まぁ休ませないジダンが悪いのだが。マルセロと同じで、自分がメンバーから外されるわけないとわかっている感じが守備の怠慢さから感じ取れる。そろそろ正当なポジション争いを。

 

イスコ 派手なプレーを見せることはあるが、結果チームのためになっていない。彼がチームが苦しんでいる時にチームを救うプレーを見せた記憶が無い。前にもコラムで書いたが、彼にはプレービジョンというものが存在しない。ジダンは監督としてはアレだが、現役時代は常に数秒先を見据えてプレーする素晴らしい選手だった。将棋で例えるなら、ジダンやイニエスタは百手先まで読み通す羽生善治だが、イスコは所作の美しさだけは名人級のアマチュア2段で、指す手は悪手である。イスコは現在の貢献度を考えるとスーパーサブが妥当だろう。

 

ルーカス・バスケス 2失点目は彼がポジションを放棄してプレスに行ったのが原因だ。(勿論カシージャも酷いが。)守備力が売りなのに守備で穴になるようでは話にならない。最近のバスケスを悪くないと思っている人がいるなら、見る目が無いと言わざるをえない。そう見えるのはカルバハルが3人分ぐらいのプレーを見せているから、彼の酷さが目立たないようになっているだけだ。なぜセバージョスをここで使ってみないのか不思議でならない。本職ではないだろうが、バスケスよりもマシだろう。

 

ベンゼマ  先制点はほぼCR7の得点で評価に値しない。後半チームが苦しんでいる場面での貢献度が皆無であった。今日彼のやった事ならマジョラルでも出来ると思うのだが…ジダン?

 

クリスティアーノ・ロナウド 先制点は実質彼の得点のようなもの。PKを外しはしたが、リカバリーは難しいボールだったし、見事だった。試合終盤のゴールも無能審判に取り消されたが間違いなく正当なゴールだった。こう考えるとハットトリックしてもおかしくなかったので、ジダン、イスコ、バスケスの暗黒トリオによる負のスパイラルに呑みこまれていると考えるのが普通では。素人解説者中山淳は二度とマドリーの試合担当するな。誰からも支持されてないのに。

 

モドリッチ 有休なのに呼び出される哀愁たっぷりの背中には泣ける。決勝点のPKを奪取。どんな試合でも仕事をこなすプロフェッショナリズムには頭が下がる。

 

テオ 彼には罪は無いのだが、正直フランス人じゃなければ使われていないと思う。なんでクロースの交代相手がセバージョスじゃないのか不思議でならない。プレー自体は相変わらずクロスの精度がワロス。

 

マジョラル アポエル、マラガと最低レベルの相手との連戦でも先発できず。彼が気の毒でならない。仮に彼が冬市場で出て行きたいと言っても、誰も責められない。

 

ジダン 勝つに勝ったが、内容と采配が酷すぎてマドリディスタの溜飲は下がらず。機能してないチームに何の変更も加えずに一体ジダンは何を待っているのか?このまま目的もなくダラダラとシーズン終盤まで行くなら、クビにした方がいい。もしくはペレスが勝手にイスコとバスケスを放出して、エジルとサンチェス獲得でもしない限り変わらないだろう。