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リーガエスパニョーラ17-18第21節バレンシア対レアルマドリード~束の間の浄罪

レアルマドリード
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3位との直接対決を制す

 

3位と4位との直接対決。

私の率直な感想…

 

「上位対決なのに試合のレベル低すぎ(笑)」

 

バレンシアは日程の影響もあったのかもしれないが、4-4-2で守ってカウンターだけの普通のチーム。カウンターのパンチ力も至って普通。「このチームが3位ってリーガやばくね?」と思ったが、マドリーはそのチームより下の4位だったわwwこれだけ優秀な選手を揃えていて、バレンシア相手にベルナベウで引き分けて、年間順位も負けてるってジダンどんだけ無能なんだよ(笑)

 

まぁ内容はクソでも勝つのが従来のマドリーなので、そう考えると以前のレベルに戻りつつあるという事なのかもしれない。だがこのレベルの相手にこの試合内容では喜べないというのが本音である。前半のロドリゴのQBKが決まっていたら、どうなっていたかわからない試合であった。

 

今日のマドリーの先発メンバーはベンゼマ、ナチョ以外(カルバハル、モドリッチは途中から出場)はミッドウィークに休みをもらっており、バレンシアは約半数の選手が国王杯に出場している。そう考えると楽観的になっているマドリディスタに同調する気には私はなれない。

 

ジダン的には「うむ、これでCL3連覇やな(真顔)」なのかもしれないが、そんな甘い話ではないww今のマドリーは無茶苦茶酷い状況から、通常の「何か知らんけど気がついたら勝ってるクソサッカー」に戻ったに過ぎないのだ。

 

「マルセロとクロースのゴールはスペクタクルだったじゃないか!あれがクソサッカーだと言うのかね君は!」的な事を思うかもしれないが、あのプレイをジダンが選手達に仕込んだとは思えない。(ていうか絶対に有り得ないww)それだけマドリーの選手が優秀だという事で、その「優秀な部分」を単発的に出せる状態には戻ったというだけである。

 

なので怪我人などが出てスカッドの質が落ちる事によって、レガネスにホームで負けた試合のように全く機能しなくなる可能性も有り得る。というわけで油断は禁物である。

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バレンシア戦の良かった点

 

①ピッチの幅を使った攻撃

まず2点目のPKをゲットしたシーンを

 

 

まず変態クロース(褒め言葉)が逆足で変態サイドチェンジ。(これが地味に凄い)この時点ですでにマルセロとクロースにモントーヤが引っ張られてスペースが出来ている。(青で囲っている部分)なぜこうなるかと言えばそれはベイル、ロナウドという大砲二人が逆サイドで相手DFをピン止めをしているため、バレンシアは横スラでスペースを消したくても出来ないのだ。

 

 

そしてボールはカルバハルへ。この時点でカルバハルとベンゼマは同じスペースを見つけている。

 

 

そしてベンゼマを急いでマークしに行ったモントーヤが倒してPK。

 

このようにこのシーンのマドリーはピッチの幅を使いつつ、「外ー外ー中」のパスルートで相手の視野をリセットして、急所を突く攻撃が出来ていた。これがジダンの指示とは思えないが、選手のクオリティと4-3-3の配置で、こういうシーンが創り出せるようになったのはプラス要素と言える。

 

あと良かった点を挙げるとすれば、

②4-3-3回帰により選手のパフォーマンスがアップ。
③守備のタスクが明確に(それでもユルユルだったが)
④カゼミーロが上がる回数が減った。

まぁこんなとこかな。

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バレンシア戦の悪かった点

 

①相変わらずバスケス重用
②まーたアセンシオを左で起用
③ジダンが延命
④カゼミーロのビルドアップ問題が再燃
⑤後半試合の主導権失い過ぎ。
⑥冬補強市場でDF補強せず。

 



ざっと思いつくのはこれぐらいかな。①にはマジでウンザリ。ベイルが怪我したらバスケスが代わりに右サイドで出ると考えただけで今からウンザリである。何でジダンは頑なにアセンシオの右を試さないのか?バイエルン戦の1st Legの後半にアセンシオを投入して、流れを引き寄せたあの采配は何だったのか?ジダンの頓珍漢な采配にはウンザリである。

 

あと特に⑥はヤバイ。おそらくPSG戦の右サイドバックはナチョだと思うのだが、一人でも怪我人が出たらどうするつもりなのか?この状況で補強をいらないと言えるジダンの楽観主義は異常である。「信頼ガー」とか言ってる場合じゃないと思うのだが…。他のチームは冬でも着々と補強しているのに、ジダンが監督でいる限りチームの新陳代謝が進まない。これも大問題である。

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選手評

 

ナバス 今日の失点はノーチャンス。他は総じて良かった。

カルバハル いつも通り良かった。ベイルとの連携をもっと深めたい。

ナチョ CKでミナに決められる。だがこれだけ酷使されていたら、何も彼に文句は言えない。

ヴァラン まぁ怪我しないだけマシ。相手のレベルが低いので何とも言えない。

マルセロ 4-3-3でイキイキ。怪我しないでくれ。この戦術だとテオはキツイ。

カゼミーロ この戦術だと足元の問題がどうしても付き纏う。たぶんジダンの事だからこのまま行くのだろうが、彼が穴にならない事を祈るしかない。あと時々飛び出すパルプンテゴールも(笑)

モドリッチ いつも通り安定。それが当たり前だから凄い。

クロース 今日は今シーズン最高のパフォーマンスだったのでは。これが続くなら期待できる。

ベイル 能力の高さを見せる事はあるのだが、それが単発的。もっと連携面で向上して欲しい。

ベンゼマ 相変わらず10番としては最高。9番としてはイマイチ。そろそろ決めないと。

ロナウド ハットトリック未遂。だがシステム変更の恩恵を受けて、上昇気流に。

バスケス 何で使われるかマジで謎。いったい誰が彼を支持しているのか?と思ったら、MARCAの「マドリーの救世主は?」みたいなアンケートで5位に入っててワロタ。現地のマドリディスタ無能過ぎww

アセンシオ 左で使われるが、一応マルセロにアシスト。これでジダンが「うむ、やっぱアセンシオは左やな。右の控えはバスケスで決定!」ていう風にならん事を願う。

コバチッチ クロースに変態ポストプレーでアシスト。ビルドアップ時にモドリッチがアンカーのポジションまで下がっていた事を加味すると、コバチッチをインサイドハーフにし、モドリッチをアンカーにするのが最適解のような気がするのだが。

ジダン 冬市場でバスケス放出してDF獲得したら神。だがしないだろうから無能と言わざるをえない。あと現地メディアでは「BBCスゲー!」みたいになってるみたいだが、凄いのはアンチェロッテイの4-3-3である。そして、それに気付かなかったジダンの罪はこの一勝で許される程軽くは無い。ベイルがいなくてもアセンシオ右ウイングで十分代用できだわけだし。