1st Legは3-1で先勝
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2-0で敗戦…。トータルスコア3-3で、アウェーゴール差で敗退。今年も2部昇格は出来なかった。
さっと試合を振り返らせてもらうと、試合序盤からテンションMAXの本気プレスにパニクって2分で失点(笑)その後CKから合わせられ、ルカ・ジダンが一度弾くが跳ね返りを押し込まれて2-0に。
やはりルカ・ジダンのハイボール処理の危うさはこのチームの弱点。2点目のゴールは一流のキーパーならキャッチできたと私は思っている。
ここから1点でも取れりゃ良かったのだが、チャンスらいしチャンスもほとんど無くそのまま試合終了。
この日はクリストとダニゴメスを2トップに置いた4-4-2だったのだが、両サイドーハーフ(デ・フルートスとフィダルゴ)がもうちょいドリブルで打開できないと上のカテゴリーに行くのは厳しいかなという印象。あまりにもチャンスが少なかった。
ホセ・マヌエル・ディアスがソラーリからチームを引き継いでから、サイドの崩しは確実に向上していたのだが、基盤となる個の力が通用しないとね…。
まあホセ・マヌエル・ディアスは良くやったと思うよ。ソラーリは2年間フルで指揮してプレーオフにすら行けなかったんだから。
来季の監督はラウールが濃厚
おそらく次の監督はラウールなんだろうが、ジダンやソラーリの時のように「取り敢えず、トップチームが上手く行かなくなったらカスティージャの監督昇格させとけ」的なやり方はやめてもらいたい。もうこれ以上レジェンドが責任を押し付けられて、監督としての未来が潰えるのは見たくない。
それでもラウールをトップチームの監督に昇格させたいのであれば、「カスティージャを2部に昇格させたら合格」みたいな感じで、監督にも合格基準を設けるべきだろう。(昇格は難易度が高すぎるかもしれないので、プレーオフ圏内でも良い。その場合は試合内容も査定の対象にすべき)
ジダンの3連覇以降、マドリーのフロントはレジェンド監督路線に味を占めているが、はっきり言って、今シーズンのソラーリとジダンの試合内容を観る限りそれが正解だとは思えない。
おそらく「ジダンはCLを3連覇したじゃないか!」と思う方もいるだろう。たしかにアンチェロティの遺産があったあの時点ではロッカルームをまとめられるジダンは最適解だったのかもしれない。
だが最近のマドリーの試合を観ていると、度重なる監督交代の弊害でアンチェロッティの遺産が完全に消えうせて、あまりにも無秩序で組織が崩壊しているように思える。
つまり今のマドリーはチームに新たな基盤・メソッドをもたらしてくれる監督を必要としてくれてるわけで、「レジェンドを昇格させておいてモチベーションだけ上げてもらえばOK」という状況では無くなっているのだ。
とは言ってみたものの、フロントがそれに気付くにはまだ時間が掛かりそうだ…。ファンとしては、それが手遅れにならない事を祈るほかない。