CLがついに開幕
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CL4連覇を狙うマドリーの最初の相手は、昨シーズンバルセロナを葬ってCLベスト4に進出したローマ。
これがマドリーのスタメン。変更点はビルバオ戦からアセンシオ→イスコ、クルトワ→ナバスのみ。やはり「大事な初戦&ローテーション童貞のロペテギ」という事で、予想の範囲内の保守的なスタメン。
GK 1 ロビン・オルセン
DF 11 アレクサンダル・コラロフ 20 フェデリコ・ファシオ 44 コスタス・マノラス 24 アレッサンドロ・フロレンツィ
MF 16 ダニエレ・デ・ロッシ 22 ニコロ・ツァニオロ 42 スティーヴン・エンゾンジ
FW 17 ジェンギズ・ウンデル 9 エディン・ジェコ 92 ステファン・エル・シャーラウィ
これがローマのスタメン。モンチのご乱心でナインゴランとストロートマンを放出して、大幅にパワーダウン。
ローマ酷すぎワロタ
リバプール対PSG戦の記事で「正直レベル的にはそこまで高くなかった。キリッ」とか言ってた私だが、ハッキリ言ってリバプール対PSGよりも低レベルな酷い試合であった(笑)
ローマファンの方には申し訳ないが、強い・弱いの問題以前に今日のローマからはやる気が感じられなかった。なんなら先日のビルバオの方が数倍強かったぐらいだ。
そしてジダンの退団以降忘れていたが、マドリーはどんな相手とも死闘を繰り広げる「漫画の主人公キャラ」なので、ローマに引っ張られるようにマドリーもフワフワしたパフォーマンスであった。
先制点であるイスコのFKのファウル(デ・ロッシがイスコを倒したヤツ)につながったシーンはこんな感じだった。相手のサイドの選手がマルセロとカルバハルに引っ張られて、デロッシ、エンゾンジの2人だけではバイタルエリアをカバー出来なくなっている。そしてワンツーでCBが釣り出されて、デロッシが後ろからイスコを倒してしまって…って感じだった。
マドリーが大外のカルバハルを使う攻撃パターンでジャブを撃ち続けたおかげで、中央のスペースが生まれたとも取れるのだが、決勝トーナメントで強豪と戦う場合はここまでスペースが空くことは無い。もっと連動性とスピードを上げないとチャンスが創れないだろう。
個人的にはイタリアのチームの強固な守備組織を、ロペテギマドリーがどう料理するのか見たかった所だが、今日のローマの守備強度の低さではまったく参考にならない。できれば月末のマドリードダービーでその辺りを確認したい。おそらくかなり難しい試合になるだろう。
【悲報】エスパニョール現在リーガ4位(笑)
他にローマ戦の収穫を言うなら、ロペテギがバスケスを使わなかった事、ラモスがFKを蹴らなかった事、マリアーノが決めて前線のポジション争いが活性化したぐらいかな。
最大のライバルと見られていたローマがこのデキなので、おそらくグループリーグ突破は問題ないと見ている。(さすがにスタディオ・オリンピコでの試合は今日より難しくなるだろうが)
問題は中2日で迎える今週末のエスパニョール戦である。本来なら比較的力の落ちるエスパニョール戦でローテーションする予定だったのだが、エスパニョールが現在好調で4位というタイミングの悪さ(アウェーでセルタに引分けて、バレンシアにホームで勝ってる)
今の所ローテーションの兆しすら見せてないロペテギだが、エスパニョール戦の後がサンチェスピスフアンでのセビージャ戦である事を考慮すれば、ここでローテーションは必須だろう。セビージャはマチンが監督になって3バックへの変更が上手く行ってない事を加味しても、3年連続リーグ戦で敗れている事を鑑みれば油断は禁物である。セビージャ戦はフルメンバーで行くべきだろう。
という事で、エスパニョール戦はこんな感じのスタメンだったらいいなと思っている。マリアーノとベンゼマとの2トップはベイルが怪我した時を見越して、今の内に試しておくべきだ。
今の所ロペテギが2トップにしたのは、スーパーカップでマジョラルを投入した時だけだ。だが今日のイスコ、ベンゼマ、ベイルがそんなに良かったとは私には思えない。元々ロナウドとベンゼマの2トップがメインオプションのチームだったのだから、3トップに拘る必要はないと思う。
後半余裕があれば、レギロン、バルベルデ、ヴィニシウスを投入でクロース、ベンゼマ、マルセロを休ませられれば完璧だ。
さてロペテギがどうするか楽しみだ。
選手評
ナバス 最初は「なんでクルトワ先発じゃねぇーんだよ。このポゼッション薄らハゲが。忖度采配すんなや」と思っていたが、完璧なプレーを披露。ロペテギは2人のGKを併用して行くつもりのようなので、それが上手く行く事を願う。
マルセロ 攻撃は神。守備は紙。だがいないとやるサッカー自体が変わってしまう。
カルバハル 過労死寸前だが、ハイクオリティなプレー。特に守備での貢献が素晴らしい。
ヴァラン 控えめに言っても神だった。ヴァラン依存が強すぎて、いない時が心配になるぐらいだ。
ラモス マジで最近酷い(笑)ウンデルとかいう無名にチンチンにされる有り様。良かったのはFKを蹴らなかった所だけ。エスパニョール戦は休め。
カゼミーロ 普通に世界最高のアンカーに変貌しててワロタ。1点目の起点となった縦パスも彼からだし、冴えのある縦パスを出せるようになって来た。不用意に上がる回数も減った。
クロース 平常運転。ミドルシュート宇宙開発し過ぎ。
モドリッチ ベイルのゴールをアシスト。コンディション的にはそろそろ休ませないとヤバイ。
イスコ FKから貴重な先制点を記録。2試合連続ゴールでロペテギに猛アピール。だが後半になってスペースが増えてくると、またコネコネし始める。それを何とかしないと。
ベンゼマ なんかビルバオ戦からプレーエリアが狭くなって来たというか、より9番的になってきた気がする。まだ試行錯誤中のようだ。
ベイル カウンターから2点目を記録。ビルバオ戦と同様にミドルシュートが尽くホームランでワロタ。アセンシオが入ってから真ん中にいたが、あまり機能してなかった。
アセンシオ 舐めプシュートを披露して外す。もっと遠くからでも積極的に撃っていいぞ。
マリアーノ ゴラッソをブチ込んで、試合を締めくくる。リーグアンに行って、フィジカル的にも一回り大きくなった印象。だが1トップがハマるかはまだわからない。
セバージョス 時間少なくてアピール出来ず。
ロペテギ イスコとナバスの先発は当たったし、クリーンシートだし、交代もバスケスを使わなかったので文句は無い。あとはヴィニシウスの処遇とローテーション問題のみ。