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CLグループリーグ第2節 ドルトムント対レアルマドリード~サンキューボッス

レアルマドリード
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ジグナル・イドゥナ・パルクでの初勝利。だが内容は…

 

勝つには勝ったけど…..ウーンって感じ。

レアルマドリー相手にハイライン戦術で挑むというピーター・ボスの無謀っぷりに助けられただけで、リーガみたいにドン引きしてくる相手に対して苦戦する根本的な問題は解決したわけではない。

この日ベイルを左でプレーさせた。確かに右でプレーしてる時よりは良かったが、彼は基本的にクロスを放り込むだけなので、若干攻撃が単調になっていた。

クロス→跳ね返される→相手ボール→ゴール前まで持っていかれる

という悪循環に陥るシーンが見られた。

カウンターならシュートまで完結させられる可能性が高いため問題ないのだが、遅攻の時に左サイドのベイルをどう使うかがこれからの課題になりそうだ。(そもそもベンゼマが戻ってきたらベイルをどこに置くかという問題があるが….)

守備面でも問題があった。中盤はダイヤモンドの陣形だったが、この布陣だとどうしてもカルバハルの前のスペースがケアできない。モドリッチの驚異的な献身性でごまかしてはいるが、このままだとモドリッチとカルバハルへの負担が大きすぎる。早いうちにこの問題を解決しないと、2人が怪我で欠場したりしたら、間違いなくマドリーは崩壊してしまう。

私はアセンシオを右に置くのがベストだと考えている。彼はベイルよりも上手く右サイドでプレーできるし、守備意識も低くないし、カルバハル、モドリッチとの連携も面白そうだ。遅攻のクオリティアップも期待できる。

以上の理由から現時点ではCR7、ベンゼマ(マジョラル)、アセンシオの3トップが現時点でのベストチョイスだと思う。

 

(勿論カウンター狙いならベイル起用も有りだと思う。しかしマドリー相手に今日のドルトムントのようにハイライン戦術で挑んでくる相手はほとんどいない)

まぁそういうことで例年通り監督がベイルを外すという決断を下せるかどうかが、マドリーの鍵を握っているのかもしれない。アンチェロッティは不調のベイルを外せずに、無冠に終わり、クビを切られた。(政治的な理由で外せなかったのかどうかは定かではないが….)

アンチェロッティの頃と比べるとベイルのチーム内の立ち位置も変わってきている。今年の夏は売られるという噂もあったぐらいだ。アンチェロッティよりもジダンの方がペレスに対して意見を言えるということもあり、ベイルがベンチに座るという可能性も無くは無い。

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選手評

 

ナバス 可もなく不可もなく。キック精度の低さは今に始まった事ではないし、どうせ改善することはないのであきらめている。

ヴァラン 対人無敗。やはりオーバメヤンのようなスピード自慢には強い。

ラモス 疑惑のハンドもあったし、そのピンチ自体彼の判断ミスからだ。ちょっと軽率なミスが目立つ。だがDF陣が怪我人だらけで出ずっぱりなので、多くは求められない。対人の強さと、攻撃的なパーソナリティはさすがキャプテン。ていうかバジェホがスペすぎる。

カルバハル 怪我しなかったのでホッとしている。前述した通り、ジダンの采配のせいで右サイドはオーバタスク気味なのでこれ以上は求められない。リーガ優勝はもう難しいので思い切ってアクラフにもチャンスを与えたい。

ナチョ 一度だけヤルモレンコに裏を取られたが、それ以外は完璧だった。本職ではないのでこれ以上は求められない。

カゼミロ 守備面ではさすがの働き。ちょっと危険なパスミスが最近多い。クロース、モドリッチ、ジョレンテの中盤をフィットさせるという事も有りなのでは。ただ前半カルバハルに出したロングフィードは良かった。

モドリッチ 控えめに言っても神。守備の穴を埋めながら、アシストも記録。右インサイドハーフが出来る選手が彼とコバチッチぐらいしかいない現状で、コバチッチがいない今、彼が離脱したらチームは崩壊する。彼が試合中に脚を気にする仕草を見せただけでドキッとする。FIFAウィルスが怖すぎる。

クロース 怪我明けでコンディションが心配されたが、やはり別格だった。クロース、モドリッチがいるとチームのクオリティが格段に上がる。特にドルトムントのように前プレを仕掛けてくるチームにとっては悪魔のような選手なのでは。

ベイル 1ゴール1アシストで上々の結果。だがパス回しに絡む事が少なすぎる。スペースを消してくる相手に対しても破壊神になれるかが、彼がスタメンになれるかどうかの評価基準だ。つまりリーガでも同じような結果を残せるかが重要。しかも最後に怪我をするというおなじみの光景。

イスコ この試合も含めてここずっと最悪のプレー。何でスタメンなのかまったくわからない。しかも契約更新以降まるで王様のように傲慢なプレーをしている。言うまでも無くこのチームの王様はCR7であり、彼はマドリーで王様になれるレベルではない。あげくの果てには守備放棄で失点の原因になるという有様。ダイヤモンドの中盤はイスコが献身的に守備をして初めて機能するシステムだ。やはり彼には1.5軍扱いで危機感を持たせた方がいいようだ。ジダンまずスタメンから外そう。

ロナウド MVP。2ゴールを決め。それ以外のシーンでも相手DFの脅威となり続けた。ベイルに左サイドを譲るという気遣いも見せた。リーグ戦もこの調子で頼む。

アセンシオ おしいシーンがあったが決めきれず。ただ伸び代とサッカーIQの高さを考えればイスコよりもスタメンに相応しいと思う。

バスケス なぜか最初左サイドでプレーしていた。特になにもしなかった。

セバージョス プレー時間が短すぎる。クロースとモドリッチのコンディションを考えればもっと早くても良かった。

ジダン 交代が遅すぎる。最低のプレーを披露しているイスコを長く引っ張りすぎた。もっと早くアセンシオを右サイドに入れてれば、失点も無かったし、追加点も簡単に奪えていただろう。追加点を奪えていれば、セバージョスなど若手にチャンスを与えられ、主力選手達に休養を与えられたのだから、それは失策だろう。
何でモドリッチとカルバハルが疲れて、右サイドの守備がヤバイのにルーカスを左に置いたのかも謎。この試合に関しては結果以外は評価できない。