Pro toolsを久しぶりに更新した
関連記事:Pro Tools2018をWindows7のPCにインストールしてみた
私が普段メインで使っている音楽制作ソフト(DAW)はPro toolsなのだが、サブスクリプション制とかいうお布施方式(年間¥11,880)になってからは更新を見送っていた。私が以前使っていたのはPro toolsの11.3.1で、正直何の不満も無かったのだが、2017年の年末にAvidがキャンペーンをやっていたので、甘い誘惑に誘われ更新することにした。
そのキャンペーンの内容というのが、
|
この3製品をプレゼントというもの。
ワイ「おっ、これなかなかいいやん。そろそろ更新しとくかな。」
ということで期限切れユーザー用の再加入プラン(Upgrade Plan Reinstatement for Pro Tools )を購入した。(約3万円)
いざ再加入してみると
シリアルコードを自分のアカウントにログインして入力するだけなので、登録自体は簡単である。
ただ登録してからキャンペーンの商品がプレゼントされるまでは、時間が掛かった。シリアルを入力した日には音沙汰無しだったので、次の日にアカウントにログインしてみたら、しっかり下の写真のように「まだダウンロードしていない製品」の所にAvid コンプリート・プラグイン・バンドルが自動で登録されていた。
よく見ると「ANNUAL(年間)」と書いてあるのだが、どうやらプラグインコンプリートバンドルは永久使用じゃなくて、1年間だけ使える期間限定のプレゼントのようだ。
「どこのメーカーも無料でプラグインをプレゼントしてる時代に1年限定とかwwAvidケチくさすぎてワロタ。」
まぁよく調べなかった私が悪いのだが、まさかここまでケチくさい事をしてくるとは…。この商品がプレゼントされるから、「買おうかな」と思ったのだが….。
ちなみにPro Sound Effects First Library、Tracktion BioTekの2つは永久に使用できる。まぁそんなに使わんだろうけど(笑)
「プ、プレゼントなんかどうでもいいんや!11.3.1から12.8.2になって、新機能が増えて使い易くなっているハズや!3万円の価値はあったハズや!」と思って、Pro toolsを開いてみると、「正直何も変わってなくね?(笑)」というのが私の第一印象である。
pro tools11と12の違い
しばらく使ってみたが、マジであまり変わってない。
何となく音質が良くなったような気がするぐらいか(笑)プラシーボの可能性が高いが..。
今まで通りしっかり動作も重い(笑)(ちなみにPCのスペックはCore i7の4790で、メモリが16GB)
正直今Pro tools11を使っている人にオススメする気にはならなかったかな。しいて言うなら「コミット機能」ぐらいかな。これは激重シンセソフトなんかを1クリックでオーディオファイル化してくれるというもの。これはまぁ使える。だがこの機能に3万円の価値があるかと言われると非常に微妙である。
「こ、これからアップデートで機能が増えていくもんね!そ、損なんかしてないんだからね!」と思っていた矢先、新バージョン12.8.3が発表された。「おっ、早速新機能追加か?」と思ってAvidのホームページを見てみると….。
「Pro Tools 12.8.3はWindows 7をサポートする最後のバージョンとなります。12.8.3より後のバージョンではWindows 7上での検証は行われず、Windows 7固有の問題は修正されません」 |
「ちょっww、Windows7サポート打ち切りとかワロタ。未だに使用者数最多のOSやのに。しかもキャンペーン後に発表とか悪徳商法過ぎる(笑)」
アップデートしても全然動作安定しないし、不必要な機能しか追加されん。それに加えてAvid自体が超無能で悪徳ときている。老舗のCubaseは64bit浮動小数点ミキシングエンジンを導入したり、ARAに対応したりして、着実に進化しているというのに…。
この出来事が、私が本格的にPro toolsを離れてStudio Oneに移行するきっかけとなったのは言うまでもない。Studio Oneはあの値段(フルバージョンで3万円ぐらい)で64bit浮動小数点ミキシングエンジンをCubaseより早く導入していて、ARAにも対応していて、動作も安定していて軽い。アップデートも頻繁に行われる。pro toolsはもうデータのやり取りぐらいでしか使わないだろう。
音楽スタジオに置かれなくなったら、マジでPro toolsは開発中止になったSONARみたいになる可能性が高いのではと思った。