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リーガエスパニョーラ17-18第7節レアルマドリード対エスパニョール~笑顔なき初勝利

レアルマドリード
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ジダン采配の生贄になったCR7

 

冗談抜きに今シーズンで最悪の試合を更新した。しかも勝ったにも係わらずだ。
それは試合後のロナウドの表情を見ればわかってもらえるのではないだろうか。

ベティス戦も酷かったが、決定機は作っていたし、決定力不足とバイアス掛かりまくりアンチマドリー無能審判とジダンの無能采配のせいで負けたわけだが(しかもエスパニョールよりベティスは強い)、今日の試合は決定機は無いわ、相手のミスに助けられるわ、采配は酷いわで、目も当てられない試合だった。

 

先発に関してはまぁわかる。

今シーズン未勝利のホームで保守的になっていたのだろう。

ただ何度も言ってるが、イスコを外してマジョラルは使って欲しかった。

「イスコは2得点獲ったじゃないか!」と言われそうだが、彼のプレーは今シーズン何度も言ってるが酷かった。イスコが2得点獲ったのは、ロナウドが気を利かせてベンゼマの役割をしてくれたからだ。

イスコが普段のロナウドの役割をして、ロナウドがベンゼマの役割をやって犠牲になるというのは本末転倒ではないだろうか?ロナウドは世界一のストライカーであり、彼の能力を最大限に活かすことでマドリーは勝利を重ねてきた。何故ここ数試合イスコが王様のように振る舞っているのか、私には皆目検討もつかない。いったいジダンは何を考えているのか?

 

「ベンゼマがいないから仕方がない」という人もいるかもしれないが、ビッグマッチでまったく実績のないイスコに王様プレーをさせて、本当にタイトルを獲れるのだろうか?ベンゼマがビッグマッチの時に欠場する可能性も考慮して、マジョラルにベンゼマの役割を習得させておくべきだと、私は考えている。

試合中もロナウドが明らかにフラストレーションを溜めているのが見て取れた。フラストレーションを通り越して呆れているようにさえ見える。

 

このままではロナウドはジダンの采配のせいで、最悪バロンドールを逃してしまう可能性もある。そうなればロッカールームで何が起こっても不思議ではない。ロナウドはこのチームのバンディエラ(象徴)でありイスコとは格が違うのだ。

かつて名将・アレックス・ファーガソンはチェルシーのモウリーニョにロナウド対策を敷かれて、試合開始直後に「ロナウドを代えなければこの試合に負ける」と気付いた。だがファーガソンはロナウドのプライドを尊重して、ロナウドを交代させずにチェルシーに負ける事を選んだ。

ジダンがイスコに想い入れがあるのかもしれないが、ロナウドのピッチ上での扱いにもっと気を配るべきだろう

 

昨シーズンより明らかにコンディションがいいにも係わらず、ロナウドのゴール数が伸びないのはジダンの酷い采配のせいである。ロナウドを中央に閉じ込める事でベンゼマの不在をカバーしようとしているなら、ジダンは無能と言わざるえをえない。

 

まとめるとイスコにベンゼマの役割は無理であり、イスコを使えばロナウドが割を食うハメになるという事をジダンには理解して欲しい。そしてイスコは先発を保障される程のプレーはしていない。結果を出しているように見えるかもしれないが、それはアセンシオとロナウドが気を利かせているからだ。一番の問題はイスコがアセンシオとロナウドを活かすシーンがほぼ見られない事である。お互いに活かしあえないユニットではタイトル獲得は不可能なのだ。

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ジダンは交代策もミス

 

それ以外の采配も酷かった。まずジダンはお決まりのようにルーカス・バスケスを投入したが、まったく役に立っていなかった。しかもアクラフが使うはずの大外のスペースを先輩であるはずのルーカスが使ってしまって、オーバーラップに蓋をするという無能っぷりは噴飯ものだった。こういう時でもベンゼマがいれば、右サイドによってプレーし、問題を解決しようと試みるだろうが、CFWのロナウドはゴール数が伸びない事に焦っており、中央でボールを待っている。

 

こういう時にイスコが気を利かせて右サイドで起点を作ってあげるべきなのだが、彼のサッカーIQの低さではそれは難しい。結果、アクラフが気を利かせて、中に入ってプレーしようとしたが、技術不足でボールを奪われてしまった。

初先発のアクラフにインサイドでプレーするだけの器用さも経験もないのに、この采配は愚策と言わざるをえない。

 

采配の問題はまだある。後半失点をしたエスパニョールが前プレを仕掛けてきたが、これに対して有効な手を何も打たなかった事にも疑問を呈したい。

カゼミーロとヴァランの信じられないミスで何度もショートカウンターを受けるハメになったが、何故ベンチにジョレンテやセバージョスがいるのに交代に動かなかったのだろうか?

ジョレンテかセバージョスをカゼミーロの所に置くだけで、ビルドアップが大幅に改善されるのを目に見えているのに、酷い出来だったカゼミーロを最後まで出場させたのは私には理解できない。

 

「まぁとりあえず勝ったからいいじゃないか」という声が聞こえてきそうだが、この試合に勝てたのは相手が弱すぎたからで、普通に負けてもおかしくない内容だったのだ。ジダンには今シーズン全試合で自分の采配が外れているという事をいい加減気付いてもらいたい。

 

なんだかんだで、両サイドバック不在という難局を乗り越えた。これから代表ウィークに突入し、代表ウィーク明けには何人か怪我人が戻ってくるだろう。そうすれば今日より選択肢は増えるはずで、どんな選択をしようとも今日より酷くなることは無いはずなのだが、ジダンの采配ミスを毎試合見ていると、とても不安になる。

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選手評

 

ナバス セービングは良かった。お笑いキック精度はご愛嬌。

ラモス 軽率で酷いミスがあった。いい加減休ませたい。

ヴァラン 対人は良いのだが、ビルドアップのミスはいただけない。ここらでバジェホが良いプレーをしてくれれば、チーム内の競争力が上がるのだが。

ナチョ 良かった。クロス精度が高ければ完璧だが、それができれば超人だろう(笑)

アクラフ 初先発ということを考えれば及第点では。3500万ユーロのダニーロが毎試合決定機を相手にプレゼントしていたことを考えれば、全然我慢できる出来だった。下位相手なら十分やれるのではと感じた。フィジカル面でもう少し成長できれば面白い。後半はバスケスが前に蓋をしたせいで、何もすることがなかった。

カゼミーロ 酷かった。イスコと並んでワーストプレーヤー。守備が売りなのに、守備放棄で攻撃に出るシーンが多すぎる。しかも攻撃で何の役にも立ってない。なぜこの出来でジョレンテが使われないのか。ジョレンテが不憫でならない。

クロース 左サイドバックがナチョなので、若干マークが厳しかったためやりにくそうだった。それでも及第点のプレーは見せた。

モドリッチ やはり神。頼むから代表で怪我しないで。

ロナウド イスコのせいで本来のプレーが出来ず。それでもアシストを記録したし、それ以外の決定機を作ってくれた。ジダンが正しい彼の活かし方に気付くことを願っている。

アセンシオ ロナウドとイスコがいつもと違うプレーをしているので、自分の役割がわかりづらかったようだ。シュートシーンでも焦りが見られた。もうちょっと気楽にプレーしてもらいたい。

イスコ 2得点を記録。点を取ったのはいいが、ボールを持ちすぎる。簡単に言うと彼のプレーは燃費が悪いのだ。もっと周りと自分が活きるプレーというものを意識してもらいたい。それができなければベンチでいい。

バスケス 交代で投入。マジで何も役に立っていなかった。アクラフのスペースを奪うわ、味方の決定機邪魔するわで酷い出来だった。来シーズンは他のチームで頑張ってくれ。

セバージョス 交代で投入された。気合が空回りしてボールロストが多かった。ただベルナベウでは相手は基本ドン引きなので、この状況に適応してもらいたい。

マジョラル あんな時間に投入されて、何をしろというのか?ジダンは彼への評価いい加減改めるべきだ。難所であるアウェーのソシエダ戦で結果を出したのに、この扱いはあんまりだ。ベンゼマが怪我でいなくなってから、内容が一番良かったのはマジョラルが先発したソシエダ戦だということをジダンは気付くべきだろう。