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17-18uefaユースリーグベスト8レアルマドリード対チェルシー~THE 自滅

レアルマドリード
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去年のベンフィカ戦の再放送?

 

ハァー負けた。軽率なミスから失点という、去年のベンフィカ戦と同じパターン。
今年も悲願の初優勝はお預けか。

 

 

これがマドリーのスタメン。エースFWのダニ・ゴメスが不在。怪我かな?召集はされていたみたいだけど。

 

 

これがチェルシーのスタメン。チャロバーの弟がいるみたい。

 

 

これが両チームのサブ。

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幸先よく先制点

 

試合開始早々スコアが動く。

 

 

この日CFWに入ったセサルがペナルティエリア右でファウルを貰う。

 

 

蹴るのは勿論、名手オスカル・ロドリゲス。右利きに難しい角度で、チョイと遠い気もするが…。

 

 

決めやがった(笑)コイツのFKはヤバ過ぎる。まさにベッカム級。トップチーム昇格不可避。

 

幸先良く先制したマドリーだが、ここからチェルシーのフィジカルに圧倒され押し込まれる。不慣れなシステムに混乱したのか、ボールを前に進める事も出来ない。

 

 

こうなると自陣での軽率なミスが命取りに。クリアボールが選手に当たって跳ね返る。

 

 

ボールがチェルシーの選手に渡る。

 

 

あっさり同点。チーン。去年のベンフィカ戦を彷彿とさせるお笑い失点。

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コンテ式の3-4-3に苦戦

 

同点になって切り替えて、攻撃に転じれれば良かったのだが、中々前半のマドリーはボールを持てなかった。チェルシーはコンテ式の3-4-3で臨んで来たのだが、これにマドリーは大苦戦。

 

 

前プレの掛け方がわからずに、チームは混乱。逆に押し込まれてプレスから抜け出せない事態に。あと大外のWBを誰が見るかで混乱。そこからチャンスを創られる。

 

 

クロスボールを入れられて…。

 

 

押し込まれて失点。どう見てもハンドでワロタ。まさに神の手ゴール。

 

 

必死の抗議も実らず。まさに無能審判。

 

 

この後も再三、同じような形で失点。

 

 

スコアは1-3になり、グティがブチ切れて前半は終わった。「どっかでこういう試合観たな」と思ってたら、euro2016のスペイン対イタリアだわ。デルボスケがコンテの3-5-2相手に無策で臨み、相手の変則4トップにチンチンにされたあの試合。まさか弟子のグティも同じ道を歩むとは…。

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ハーフタイムで修正

 

後半はグティがどう修正して来るかに注目して観ていた。

 

 

しっかり3バックに対してプレスが掛かるようにはなっていた。プレスが掛かればチェルシーは凡庸なチームなので、ボールを回収できるようになり、試合はマドリーペースに。

 

 

ミゲル・バエサの弾丸シュートの跳ね返りを交代で入ったイスマが押し込んで2-3に。

 

 

この後、足を踏んづけたチェルシーの選手が一発レッド。11対10に。完全にマドリーペースになり、4-4-1の撤退守備で守るチェルシーを崩せるか?という展開に。

 

 

 

イスマに2回決定機が訪れたのだが、決めきれず….。どっちか決めてれば。

 

 

 

試合終盤、モハ・ラモスがボール処理誤りボールを後逸。失点し終了。チャンスを決めなければこうなるという典型例。マドリーはベスト8での敗退が決まった。

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総括

 

試合を振り返ると、前半の45分が非常にもったいなかったなという印象。誤審はクソだったが、チェルシーの3-4-3に混乱していたのは事実。事前にそれは準備しておくべきだった。

グティが準備しなかったのは「何で天下のレアルマドリーがチェルシー如きのために対策しなきゃいけねぇんだよ!」というグティ的なメンタリティが原因なのか、選手を信頼して敢えて対策しなかったのかは私にはわからない。結果論になるがグティの決断は高い代償を払う事になったと言える。

あとバイエルン、ドルトムントとの試合でも思ったが、フィジカルの差はかなりあった。これに関しては育成の段階でどの分野を重視するかによるので、一概に悪いとも言えない。

 

「チェルシーのアカデミーは優秀」という噂は聞いていて、今日始めて観たのだが、なぜ「チェルシーはアカデミーの選手をトップチームの人材として有効活用できていないのか?」がわかった気がする。

チェルシーの下部組織はフィジカルを重視した育成で、このカテゴリーだとフィジカルだけで「違い」を創り出せる。だがトップチームのレベルだと、そのフィジカルの優位性が失われて通用しないのでは?と思った。例えばチャロバーの弟はこの世代だとフィジカルモンスターとして「違い」を創り出せる。だが一番大事なボールを持ったときのプレーは凡庸そのもので、彼がチェルシーのトップチームで主力としてプレーする事は難しいように思える。

マドリーに話を戻すと、ナチョ、カルバハルのように経験を積めばフィジカル面での不利は解消されていくので、短期的な結果に惑わされずに日々精進してもらいたい。

 

良かった選手

オスカル・ロドリゲス コイツは既にプリメーラでやれるレベル。チェルシーの選手も含めて一人だけレベルが違った。他の選手がプレスに慌てふためく中、体の向きのフェイントを巧みに使ってプレスを剥がしていた。
ハーヴェイ セント クレア チェルシーの10番。脳筋だらけのチェルシーの中で彼は緩急を使ったプレーが出来ていた印象。プレミアより他のリーグに移籍した方がいいかも。何となくチェルシーで花開く事は無いような気がした。デブライネコースを狙うべし。

 

イマイチだった選手

モハ・ラモス 最後の最後でやらかす。飛び出しとかはまだまだ。
モハ MFの方。マルティン・カルデロンと交代で途中から出場。パスミス多すぎ。正直グティのこの交代は意味不明だった。
チャロバー フィジカル頼りのプレーが多く、極めて凡庸なプレーを披露。おそらくこれからチェルシー名物であるレンタル地獄(通称:フットボールお遍路)に出されるだろう。そこで一皮剥けられれば面白いのだが。