totoオワタ
アカン、ドイツのせいでワイのtoto死んだ(笑)スペイン・アルゼンチンの引き分けは予想出来たんだが…。今回のtoto当てた奴いないんじゃね?まぁ次、次(笑)
直近の親善試合からイマイチだったドイツ。そんな状態でも「ドイツのことだからしっかり1位で突破するはず!」なんて思っていたが、そんなに現実は甘くなかった。
この試合のスタメン。
ブラジルW杯のメンバーと比較すると、クローゼ、ラーム、シュバイニーがoutで、どう見ても弱体化しているのだが、まさかメキシコに負けるとは…。
メキシコはこんな感じ。チチャリート、ロサーノ、ベラの3人は強烈。今思えば「日本は体格的に近いメキシコをお手本にすべき!」みたいな意見はギャグでしかない。能力に差があり過ぎる(笑)
ちなみにメキシコの監督のフアン・カルロス・オソリオはコロンビア人で、チリに7-0でボコられたり、采配がコロコロ変わるので国民から不評だったが、連盟に支持されてクビにはならなかったらしい。田嶋この事についてどう思う?
メキシコ代表のドイツ対策
ドイツの敗因は色んな所で言われているが、メキシコの対策がバッチリハマったという事。そしてメキシコ代表にそれを実現出来るだけのリソースがあったという事。
メキシコのドイツ対策は簡単に言うと
①ボアテング、ケディラはシカト
②フンメルス、クロースは徹底マンマーク
となる。
相手にマークされていてクロースは受けられない。ケディラは下手糞で組み立てに関してはクロースに丸投げ状態なので、この状態では何も起こらない。
なので、ボールサイドに移動するクロース。次第にドイツのバランスが歪な形に変化していく。
で、ボールを失う。
チチャリートに一発でボールが渡り、キミッヒの空けたスペースを使われて、カウンターでゴール前まで運ばれるという形。
つまりメキシコの対策によってドイツは陣形を変化せざるをえず、それによって空いたスペースをメキシコのカウンターに利用されたという形であった。
チームをアップデート出来なかったレーブ
個人的にはメキシコに狙われたケディラが相変わらず下手クソで「まーたこのパターンか」と思ってしまった。「お前はヘスス・スアレスか!」と言われそうだが、私はマドリー時代からケディラを全く評価していない。
ちなみにこの試合のケディラの対人戦勝率はなんと20%である!ケディラ役立たず過ぎてワロタ。クロースですら38%やのに(笑)
思えば13-14シーズンのCL決勝のマドリードダービーもこのパターンであった。この試合はアロンソが出場停止で、ケディラがアンカーで先発。シメオネはケディラだけを無視。当然の如くケディラは凡庸なプレーを披露。アトレティコが有利に試合を進める。後半アンチェロッティはコエントラン→マルセロ、ケディラ→イスコの交代でペースを引き戻し、何とかラモスの同点弾が試合終了間際に決まり、逆転で10度目のCL制覇を達成した。
この試合のドイツ代表をマドリーに置き換えれば、ケディラの所には世界最高のMFであるルカ・モドリッチが入る事になるだろう。そうなればメキシコ代表のクロース対策は全く意味を成さない物になっていたのは間違いない。
クロースの試合後のコメント
前半は(ケディラがボール持っても何も出来ないから)解決策が見つからなかった
さすがのクロースでも全てを一人でやるのには限界があるという事だろう。
実は前回のブラジルW杯の時も、ドイツ代表に対して似たような策を講じてくる相手もいた。(ハリルホジッチのアルジェリア代表である…)だがその時ドイツの中盤ではフィリップ・ラームという天才がタクトを揮っていた(ちなみにこの時のドイツの中盤はラーム、クロース、シュバイニーであった。メキシコ戦の中盤よりも優れているのは顔触れだけで明白)。
彼がアンカーでプレーする事によってドイツ代表は攻守のバランスが保たれていた。だがラーム引退後、レーヴはこのポジションの新しいオプションを見つけ出す事が出来なかった。済し崩し的にクロース、ケディラという補完性皆無の中盤でお茶を濁してきたが、その限界がこのメキシコ戦で表面化してしまった。
フンメルスの試合後のコメント
「7、8人の選手が攻撃的にプレーするなら、攻撃力が守備の安定性よりも大きくなることは明らかだ。それは僕がよくチームに言うことなんだけど他の選手たちに届いていないようだ。僕たちは安定していない。多くの場面でジェローム(ボアテング)と僕だけが後ろにいたから、メキシコは容赦なく襲ってきた」
今回のドイツの敗戦で現代フットボールの要求の高さが明らかになった
①中盤に司令塔は最低でも二人必要
②両SBもMF的な仕事が必須
③ボール保持時はカウンター対策として3人は後ろに残さなければいけない
④そしてその3人は対人無敗・驚異的なスピードが求められる
そう考えると、監督としてはジダンより優秀なアンチェロッティがクロースアンカーで無冠に終わったのに対し、ジダンマドリーがクロース、モドリッチ、カゼミーロという攻守両用の中盤でCL3連覇を達成したものも必然なのかもしれない。