2018FIFAワールドカップロシア大会日本代表対コロンビア代表～神風吹きすぎて風邪ひきそう

西野=ジダン説

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勝ったぞ！正直なんで勝てたのかわからん。いやまぁ99％カルロス・サンチェスのご乱心やねんけど（笑）この整合性の欠片も無い勝ち方はまさにジダンマドリー。この調子で頼むからグループリーグは突破してもらいたい。ていうかこの状況で突破出来なかったら正直ダサイぞ。

NEWS ZEROで北澤が「監督が代わって良かった。それが１点目のシーンに表れている」みたいな事を言ってたが、１点目の崩し方がハリルホジッチの「縦に速いサッカー」の崩し方そのものでワロタ。日本が勝って、選手の頑張りが報われたのは嬉しいが、こういうのを聞くとちょっと微妙…。

で、日本のスタメン。

マスコミの予想通りパラグアイ戦で出色のパフォーマンスをみせた柴崎・乾・香川を中心としたスタメン。岡崎はコンディションが悪いようで、CFWに大迫が入り、武藤じゃなくて原口という固い人選。もっとも興味深いのは吉田の相方に槙野じゃなく昌子を選んだ部分だろう。実際、ハリル退任以降、槙野のパフォーマンスは不安定だった。この人選は個人的には西野監督のファインプレーと言えるだろう。

コロンビアのスタメン。コンディション不良で欠場のハメスの所にキンテーロが入った。

喜びすぎると危険。残り２試合で3ポイントを。

勝って勿論嬉しいのだが、正直今日の勝利は前述した通り、日本の実力とコロンビアの実力を比べると、まったく整合性が無いものであった。ハメス負傷、それに伴い歯車が狂ってしまったコロンビア代表、開始３分でのサンチェス退場、ペケルマンの采配ミスなど、正に「神風が吹いた」という表現がピッタリな勝利だった。

敢えて良かった点を挙げるとすると

ぐらいかな。

逆に不安なのが

かな。

マスコミは「初戦に勝ち点を獲得した時は突破確率100％」と煽っているが、正直２連敗で敗退しても不思議ではないと思っている。セネガル戦まで中４日で選手の消耗も激しい。乾、柴崎、長谷部、大迫、酒井、長友、吉田のスペアはいない。特に乾と長谷部は過労死寸前。堂安・中島・三竿・小林 祐希を選外にしたのが痛い。なので前述した通り、セネガル戦を捨てて、ポーランド戦に全てを賭けるというやり方も有りなのではと思っている。日本代表が決勝トーナメントに進出した時のワクワク感は異常なので、何とか実現してもらいたい。

選手評

川島　あれは止めれるでしょ。中村に交代希望。

長友　簡単にクリアし過ぎ。相手10人なのを考えればもっと落ち着いてビルドアップすべきだった。

酒井　対人、オーバーラップ共に利いていた。世界基準のサイドバックと言える。

吉田　ファルカオに対して上手く対応出来ていた。次のセネガルはスピード自慢揃いなので天敵と言える。

昌子　落ち着いたプレーを披露。セカンドボールを回収する判断の良さが光った。

長谷部　衰えたのは間違いないが、必要な選手。果たして３試合持つだろうか…。

柴崎　Ｗ杯初戦とは思えない、落ち着いたプレーでチームを牽引。コロンビアの選手を含めてもピッチ上でベストなプレーヤーだった。怪我が軽傷である事を願いたい。

香川　相手の退場を誘発。PKを落ち着いて決める。だが前半の乾へのパス以外は有効なプレーは少なかった。だが守備での献身性は本田には無いもので、先発は妥当と言える。

原口　動きの「量」は魅力的だが、「質」が伴わない。乾の左は絶対的なので、このポジションは再考の余地あり。

乾　フィニッシュの精度以外は概ね良好だった。彼も長谷部と同じく３試合プレー出来るのだろうか？ただ疲れていたとしても宇佐美よりはマシ。

大迫　２得点に絡み、守備でもハメスのシュートをスライディングで防ぐなど奮闘。このポジションは大迫先発→交代で岡崎で問題ないだろう。

本田　CKで大迫のゴールをアシスト。さすがのキープ力をみせる場面もあったが、噴飯レベルのパスミスも見受けられた。コンディションが悪すぎる。フリーダムなポジショニング癖を考慮すると、使うならCFWの控えしかないと思うが。

山口　柴崎と交代で出場。目を覆いたくなるようなパス精度の酷さ。誰か他に選ぶ奴おったやろ（笑）

岡崎　大迫と交代。守備はしてたが、FWとしての仕事は出来なかった。

西野　昌子・柴崎の先発は当たり。交代策も問題は無かった。ただ10人相手である事を加味すると、今日の攻撃は物足りない。特に右サイドの原口が全く機能していないので、ここは改善してもらいたい。あと気になるのは選手のコンディション管理である。どこかで選手を入れ替える必要があると思うのだが、その時に選手選考ミスが響かなければいいのだが…。