最適解発見?
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ジローナとナポリを倒して、リーガでもCLでも首位に。層の薄さ・怪我人の多さを考えればこの成績は上出来だろう。
どうやらアンチェロッティは4-3-1-2は守備が不安定になるから諦めたようで、守備時はベリンガムを左サイドに置く可変式の4-4-2に変更。攻撃時は基本的にヴィニシウスが外に開いて、ベリンガムが中に入る。そしてその二人の動きに合わせられるカマヴィンガを左サイドバックに置いた。
こうする事で、サイドの守備問題が解決し(ジローナ戦では4-4ブロックの横スライドの精度が低くてクロスボールからピンチになっていたが、ナポリ戦では改善されていた。)、左サイドのボール保持が安定、結果ヴィニシウスも活きるように。
ベリンガムの運動量の多さに頼ったシステムではあるが、現状ではこれがベストかな。
でもこれでリーガ・CLを狙えるようになるかと言われれば微妙。
やはり9番を獲らなかったのが痛い。ここまでの采配を観る限りアンチェロッティはブラヒムをそこまで評価してないようで、そうなると前線の駒は実質ヴィニシウス、ロドリゴ、ホセルの3枚である。
しかも3人ともできる事とできない事がハッキリしていて、ベンゼマのようなオールラウンダーがいない。監督目線で見ると、いくらなんでも駒が少なすぎる。
流石にグループリーグ突破は問題ないだろうが、このままだと対戦相手次第では16で消えてもおかしくない。取り敢えず1位で突破して強豪と対戦する確率を下げたい所だ。