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レアルマドリードのプレシーズンを観て雑感~ジダンの憂鬱~ クラシコ

レアルマドリード
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親善試合3試合目で今シーズン初クラシコが実現

 

26年ぶりに開催された親善試合でのクラシコ。

ネイマールにとって最後の試合となった。

バルセロナはMSN先発。サイドバックとGK以外はベストメンバー。

マドリーはクロースの代役にコバチッチ、CR7のポジションにアセンシオ。

 

クラシコという事で今までとは違った気合の入ったプレーが観れると思いきや、蓋を開けてみればグッダグダの親善試合モードだった。

案の定バルセロナがその隙をついて2失点。

ラモスとヴァランのプレーはプレシーズンという事を差っ引いても酷かった。

まぁ長年観てきたファンとしてはこの二人の舐めプは伝統芸能なので、驚きはしないのだがまさかこの伝統の一戦で飛び出すとは……。

その後「やっべー、ちゃんとやるか」と言わんばかりにギアを上げ始めたマドリー。

コバチッチの見事な個人技で1-2

アセンシオ&コバチッチのカウンターで2-2

スコアをタイに戻した。

 

この二人に共通するのはどんな試合でも手を抜かないプロフェッショナリズムがあるということ(モドリッチも)。スタメンを確保してないということで危機感があるというのも、彼らが活躍した一つの要因なのかもしれないが、こういう若手選手がいるのは未来につながるので素晴らしいと思った。

 

個人的にコバチッチのプレーを観ていて思ったのは、彼は今シーズンのスタメンを本気で奪取しに来ているのではないか。それはとてもいい事でもあるが、ジダンにとってはとても難しくなったとも言える。

 

なぜなら今シーズン、スタメンを勝ち取れなかった場合コバチッチはマドリーを退団する方向に傾いても不思議ではないのだ。

という事でジダンの手綱捌きがコバチッチの人生を左右するかもしれない。

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状態が上がらないベンゼマとベイル

それに対してベンゼマ&ベイルのコンビは酷かったコバチッチと同じ時期に合流したにも関わらず、運動量の少なさはメンタル面にあるとしか思えない。

 

おそらくこの二人はよっぽどの事がない限りスタメンは外されないだろうと、高を括っているのではないか。

 

BBCで4年で3回CLを制覇するという偉業を成し遂げたのは事実だが、その功績の半分以上はCR7によるもので、去年のベンゼマのゴール数は物足りないものだったし、ベイルは一年の半分はケガをしていた。

 

なのにまるでスタメンは当然という振る舞いは全く納得できない。

ジダンの考えは尊重するが、アセンシオがベイルを上回っているというのが世界中のマドリディスタの総意であり、ベンゼマのムラの多さはワンシーズンを通して見た時に致命的な影響を及ぼす可能性があると思う。

 

ベイルは競争相手としてアセンシオがいるのでまだいいとして、ベンゼマに対する競争相手がマジョラルというのはやはり力不足感が否めない。やはり前線に誰か一人補強すべきだと私は考える。(2TOPにシステムを変更するとしても私の考えは変わらない)

 

現状で噂になってるのはムバッペ(モナコ)・ドルベリ(アヤックス)辺りか。
ムバッペはどちらかと言うとCR7タイプ(アンリが一番近いか?)であり、ドルベリはベンゼマタイプと言えるだろう。どちらでもいいので前線に刺激をもたらしてくれる補強を期待したい。

 

個人的にはドルベリを推したい。彼は元々ウイングでプレーしていたプレーヤーで、ただの電柱タイプのFWではないし、カウンターの時にボールを運ぶパワーも持ち合わせている。知性もあるし、ルックスも良い(ペレス会長好み)非常に将来性のあるプレーヤーだ。

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バルベルデと今季のバルセロナ

 

後半はセットプレー時にオフサイドトラップのミスで失点。スコアは2-3に。

74分に大量交代でフィジカル面での調整は順調のようだ。

その後、主力を引っ込めたバルセロナ相手に若手達がゴールに迫ったが、ゴールは奪えず。そのまま試合終了。

バルセロナはバルベルデになって非常にモチベーションが高まっているように感じた。

戦術面ではそこまで変化は見れなかった。プレスの強度が若干上がったぐらいか。
ネイマールというクラックが退団するのは痛いが、前輪駆動のサッカーから中盤に主導権を戻す事も簡単になったのでは?

 

しかし誰を連れてこようとMSN時代の破壊力は上回る事はないので(ネイマール以上のウイングは存在しない)、バルベルデがどうするかは非常に興味深い。